265号:育毛の効果があれば髪の毛が増えるは幻想

頭皮が疲れて血行が悪化のところへの育毛の効果は、さらに頭皮を疲れさせるので薄毛が進行する。育毛の効果優先で失敗している人が多い。

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育毛の効果があれば髪の毛が増えるは幻想

育毛の効果さえあれば毛は増える」と考えて、過去どのくらいの人が失敗してきているでしょう?

それはもう数え切れないくらいの方々が、育毛の効果を求めて失敗してきてるのです。

国産ミノキシジル発毛剤の総発売本数は

「強く・太く・発毛」で有名な国産ミノキシジル発毛剤の発売以来総出荷本数は、10年で4500万本と言われています。

1999年に発売され10年で4500万本です。2021年で6600万本出荷されているようです。https://newswitch.jp/p/29172

日本人男性を6000万人として、そのうちの3割の人が薄毛人口とすると約1800万人です。

さらに、このうちの半分が国産ミノキシジル発毛剤を使ったとすると、薄毛の人一人が国産ミノキシジル発毛剤を12本は使っていることになります。

女性向けの育毛剤

女性向けの国産ミノキシジル発毛剤もありますし、女性の薄毛人口が増えていることもあり、2021年で6600万本とはすごい出荷本数ですよね。

女性向けの育毛剤にも色々あり、新しいものが次から次へと発売されています。

1999年から薄毛人口が減っているか?

アデランス社が目視で調査した結果があります。
1999年より前は男性の薄毛率は15.6%(1986年)、2004年で26%に跳ね上がっているらしいのです。

古い統計なので、それから10年でどうなのかは分かりませんが、2013年にリーブ21社がネットで調査をした結果、男性女性合わせて4500万人が薄毛に関して悩んでいると発表しています。

きっちりしたデーターがないので決めつけるわけにはいきませんが、私自身の目視や過去いろんな方々にお会いした経験からすると上記のデーターはあながち間違っているとは思えません。

と言うことは、「育毛効果がある」「育毛効果がある」と言われるものでは、その育毛効果では毛が増えないだけでなく、薄毛の進行を促進する元にもなっている可能性が高いのです。

育毛効果があると、なぜダメなのか?

理由は簡単です。
この育毛効果があると言われる話の中には、「あなた」のことが入っていないからです。

出てくるのは、成分の効果の話ばかりです。

例えば、国産ミノキシジル発毛剤の有効成分であるミノキシジルです。「血管拡張作用があって血流を良くします」

他の育毛剤だったら、「桐葉エキス」や「桑白皮エキス」や「生薬」と「柑橘エキス」。

こういった成分の話を見ていると、さも全ての人に効果があるように感じてしまいます。が、「あなた」のことは書きたくても書けません。
だって、分からないのだから。

薄毛の人の頭皮は疲れている

ここで薄毛の人の頭皮ってどうなっているのか?を、ちょっと考えてみましょう。

簡単に言ってしまうと、毛は毛細血管に流れる血液から栄養をもらって、毛母細胞で増殖して伸びていきます。

ですから、頭皮の血流が良いことが必要だと分かります。

薄くなるとは、毛が細くなっていき、次に成長しなくなっていき、段々と表面に出ている毛の本数を維持できなくなっていくことを言います。

要は、毛細血管に流れる血流が弱くなって少なくなっていき、毛母細胞の働き(酵素)も悪くなり、本来の毛を作れなくなっているのです。

頭皮に血を巡らす力が弱っていると言えますね。

言い換えると、体が疲れて全身に血を巡らす力が弱っているので、疲れが取れなくなっているのと同じなのです。

体が疲れている時はどうするか?

体が疲れている時は食欲もありません。
なぜ食欲がなくなるかと言うと、全身に血を巡らして疲れを取る為の体の反応です。

食べると消化吸収にエネルギー(血流)を使うので、疲れが取れるのに余分に時間がかかります。

ですから、疲れて食欲のない時は、お風呂に浸かって体を温めて休むのに限るのです。

疲れが取れ始めると、自然と食欲が湧いてきます。そこで食べると、疲れが残らずに元気に回復するのです。

ですから、疲れている時は休むのに限るのです。

頭皮・心身を休ませる

以上のことから、毛の育ちが悪くなってきたら、頭皮・心身の疲れが取れるように休ませることが大事ですね。

下手に育毛剤の効果でなんとかしようとすると、さらに頭皮の疲れを促進させてしまう結果になりやすいです。

疲れが促進すると、効果のある育毛剤を使っても使っても薄毛を治せないだけでなく薄毛の進行を確実なものにしてしまう結果になるのですね。

疲れが溜まっていない場合や毛を作る力のある人の場合には、効果のある育毛剤で治ることはあります。

が、ほとんどの薄毛の人は、その範ちゅうに入らないので、これだけ育毛剤が売れていても薄毛人口が減らないのです。

どんなケア法を採れば頭皮と心身を休ませることが出来るのか?その人により少しずつ違ってくるので、以下よりもご相談下さい。
└ 育毛相談WEBの薄毛対策は頭皮から。実務から得た実践的な育毛相談であなたに必要な育毛方法を提案します。

265号は平成27年(2015年)6月13日に配信したメールマガジンです。

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