毛は全て過去のもの:261号

毛は毛穴の内部に生まれた時の毛根周辺の血行の良し悪しでどこまで育つ決まる。今何とかしようとしても、今生えている毛はすでに過去の物になっているから難しい。

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毛は全て過去のもの

  • 今の見た目の状態を維持して改善したいのです。
  • カラーを止めたのに毛が増えないのです。
  • 今の毛を何とかしたいのです。

こんな要望をどれだけお聞きしたことでしょう。

評判や口コミはあてにならない

私は、常日頃から「評判や口コミはほとんどあてになりませんよ。」と訴えてきました。

こんなことを書くと、口コミこそ本当のことを教えてくれると信じていらっしゃる方々からは、かなりの批判を浴びます。それでも、評判や口コミはあてにならないのが真実なので、何度でも訴えます。その理由を以下に記述します。

抜け毛と発毛で検索すれば

今号のテーマである「毛は全て過去のものある」を理解していらっしゃる人は、どれほどいらっしゃるでしょうか?

抜け毛が減るのは薄毛を改善する効果ではない」のを理解していらっしゃるのは、どれほどいらっしゃるでしょうか?

発毛させるは薄毛を治す効果ではない」のを理解していらっしゃるのは、どれほどいらっしゃるでしょうか?

抜け毛と発毛で検索をかけてみて下さい。

抜け毛が減ることが良いことで、発毛させれば毛が増える、と言うような口コミや評判がたくさん出てきます。毛が増える効果としては、「抜け毛が減ることが良いことで、発毛させれば毛が増える」と言った口コミや評判がほとんどだと言えますね。

抜け毛が増えて毛が増える」とか「発毛させると毛が育たなくなる」なんて評判や口コミを見たこともなければ聞いたこともありません。

これだけ、評判・口コミがあるなら、薄毛人口が激減しても良いと思いませんか?ところが減らずに、反対に薄毛でお悩みの方が増えつつあるような状況です。

評判や口コミがあてにならないが理解できましたでしょうか?

毛は死んだ組織の塊

今生えている毛を何とかできるとかできないとかの話もほとんど見ませんし聞きません。

最初に書いたご相談者の要望の中に、「今生えている毛を何とか出来るのでは?何とかしたい」と言う気持ちが読み取れるだけです。

たぶん、評判や口コミの中には、そんな要望に沿ったものが多いのでは?と思っています。

それでは、今あなたの毛を折ってみて下さい。はさみで切ってみて下さい。
痛いですか?血が流れましたか?

痛くもないし、血が流れてくることもありません。当たり前と言えば当たり前です。

何故痛くもないし、血が出ないのかと言うと、毛は過去に体内で作られてたものが伸びているのに過ぎないからです。

同じようなものに爪があります。
皮膚にくっついている部分を剥がすと痛いですが、爪自体は削ろうが切ろうが痛くもかゆくもありません。

毛が生まれ伸びるとはどういうことか

毛には次に生える為に、毛穴内部に約4か月間熟成する期間があります。

この熟成する期間の間に毛根周りの毛細血管の状態=新鮮な血液が十二分に巡っていること=頭皮に余裕があること=心身に余裕があって全身に血が十二分に流れていること
で「あなた」本来の毛に育って成長します。

あくまでも、毛は毛穴内部に生まれた時の頭皮・心・体の状態が大事だと言うことです。

と言うことは、今あなたの頭に生えている毛は、全て過去の頭皮・心・体の影響で育っているのです。

ついでに言えば、今生えようとしている毛も今毛穴内部に生まれている毛も、過去の頭皮・心・体の影響で育っているのです。

今の状態から改善できないは、過去のものを変えることはできないから。

カラーを止めても改善できないのは、過去の影響が無くなるには何年もかかるから。

今なんとかできないのは、全て過去のものだからです。

育毛剤で何とするのも無理

以上のように、「毛は全て過去のもの」と分かれば、育毛剤の効果で何とかしようとしても無駄な抵抗だと分かると思います。

その上、育毛剤の作用や刺激は頭皮に負担を与え続けるものになるので、さらに、頭皮の環境を悪化させる元にもなり、使えば使うほど頭皮の育毛環境が悪化するのです。

育毛剤を使うなら、頭皮の育毛環境を改善して、改善された環境を崩さないで育毛剤を使う方法を採る必要があります。

最近は、栄養を与えると言うような製品もありますが、外部からにしろ、内部からにしろ、栄養を当たえるのは駄目になる可能性がかなり高いと言えます。

栄養不足になっているのではなく、ご本人の頭皮と心と体に余裕がなくなっているのが問題なので、栄養を与えるとさらに余裕が無くなると言えます。

栄養失調ならいざ知らず、栄養を当たえるのは無理に押し込むことに繋がるから。

毛は全て過去のものなので、未来を見据えて現在の頭皮・心・体の養生法を取り入れ、十二分に血がサラサラと流れるようにして下さいませ。

平261号は成27年(2015年)4月18日に配信したメールマガジンです。

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