232号:今のあなたの頭皮はどんな状態?

今のあなたの頭皮はどんな状態? 頭皮、頭皮と言っても人それぞれで、「●●でなければいけない」頭皮はありません。 ただ、「□□だったら駄目でしょう」と言う頭皮はあります。そのことをよ~く理解しておかないと、なれない頭皮を基 […]

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今のあなたの頭皮はどんな状態?

頭皮、頭皮と言っても人それぞれで、「●●でなければいけない」頭皮はありません。

ただ、「□□だったら駄目でしょう」と言う頭皮はあります。そのことをよ~く理解しておかないと、なれない頭皮を基準や目標にしてしまいます。

どんなことにも個体差があるので、世間的に言われる基準や標準を目標にしないで下さい。

目標にするのは、あなたの正常な頭皮です。

自分(あなた)の正常な頭皮とは?

まず最初に見るべきは、側頭部から後頭部にかけてです。薄くなりづらい部位なので、ここの色があなたの正常な頭皮の色に近いです。

が例外があります。それは、脂漏性湿疹・皮膚炎の方と女性で側頭部が薄い場合です。

この2つの場合は、側頭部から後頭部にかけては本来の色ではないので、基準にしないで下さい。

この2つ場合は、ケアをやっていく中で、本来の色を見つけるしかありません。

硬い(固い)頭皮は駄目なのか?

次に硬さ(固さ)です。

ご自分の頭皮ですから、小さい頃から洗髪時によく触っているはずです。硬い(固い)頭皮の人もいれば、柔らかい頭皮の人もいらっしゃると思います。

頭皮の硬さ柔らかさには、かなり個体差があります。成長期が終わった頃の硬さが本来の硬さ(固さ)・柔らかさに近いです。
と言われても分からない人が多いと思います。

こんな時は、頭皮全体を両手のひらで左右からつかんで、前後左右円を描くように動かしてみましょう。指を立てたら駄目です。

全体的に同じように動くなら、問題ないでしょが、河童の皿の部分や前頭部だけ動きが悪い場合は、少々硬くなっている可能性大です。

その硬くなっている部位が薄くなっているか、なり始めていると思います。

頭皮の硬さは、頭皮全体を両手のひらで左右からつかんで、前後左右円を描くように動かしてみて、動き方から基準を見出して下さい。

ただし、硬い部分があるからと言って、マッサージで柔らかくしようとしないで下さい。こんなことをすると、ついつい無理強いしてしまうので細くて柔らかい毛細血管を切ってしまうことになりがちです。

大事なのは、硬くなっている原因を見つけて改善することです。その上で、柔らかくなりやすい時間帯に、柔らかくなるようなケアをするのが一番適しています。

頭皮の脂っぽさは?

次に、多くの方が勘違いしていて、間違っている皮脂の分泌についてです。

表面がテカっている(光っている)のは、皮脂の分泌が多いのではありません

これを確かめる為に、頭頂部で良いので指の腹で少し強くこすってみます。たいていの人は、この指先を見ると光っていると思います。

この程度では皮脂の分泌が多くはなく普通です。皮脂の分泌ほど個体差があるものはなく、大まかには以下のような差があります。

毛が細くて柔らかい人は、薄毛になりやすく皮脂の分泌は少な目です。

毛が太くて多い人は、薄毛になりにくく皮脂の分泌は多めです。

この比較は、相談室でお湯のみで頭皮を洗って分かったことです。

一番問題になるのは、表面がテカっているのに元来皮脂の分泌が少ない人です。こんな人は、お湯のみで洗っても取れる皮脂は少ないのです。

何故頭皮がテカるようになっているか言うと、取ってはいけない皮脂を取ることが習慣になっていて、頭皮が危険な状態になっている為に、体が頭皮表面に皮脂の分泌を増やして守ろうとしているのです。

こんな人の場合、頭皮が危険な状態になっているので、頭皮がおかしい状態になっています。以下に記述するようになっています。

頭皮が赤くなっている

頭皮が赤くなっているか、茶色っぽくなっているか、淀んだような白い色になっているか、黄色っぽくなっています。

頭皮を痛めているので、血が集まってきて修復しようとしているのが当たり前になっているのです。

皮脂が多いのが悪いのではなく、頭皮を痛めている原因を修正しないと悪化します。

頭皮が匂う(臭う)

頭皮を痛めている為に皮脂の分泌が増えて、その増えた皮脂を餌にする皮膚常在菌の繁殖が激しくなることで頭皮に匂い(臭い)が出てきます

頭皮が匂う(臭う)の嫌だと言う理由で、皮脂を取るような清潔志向の強い洗髪を続けていると、さらに皮脂の分泌が増えるだけなので、頭皮の匂い(臭い)は悪化することはあっても改善しません。

また、異常繁殖した皮膚常在菌の影響で、頭皮が赤くなる場合が多いです。行きつく先は、皮膚炎です。

頭皮が痒い

頭皮が匂う(臭う)とか赤くなるのと同時に、痒みが出てくることが多いです。頭皮が荒れているか、炎症を起こしているか、皮膚常在菌の影響によります。

毎日洗髪していると問題ないが、洗髪しないと頭皮に痒みが出るとかフケが出る場合は二通りあります。

  • 一つ目は軽い場合
    湯シャンを1~2週間もすれば、痒みも無くなりフケが出なくなります
  • 二つ目は重い場合
    湯シャンを1~2週間もすると、痒みもフケも変わらないかひどくなります。

二目の重い場合は、相当ヤバいと思って下さい。すでに脂漏性湿疹や皮膚炎になっている可能性が高いです。

頭皮がフケ症

フケとは、頭皮の角質層がたくさん剥がれている状態で、何らかの形で頭皮を痛めていると言えます。

角質層がたくさん剥がれるのは、角質層を痛めるような頭皮のケアを行うからです。
原因には以下のようなものがあります。

  • 皮膚・皮脂を削り取るようなシャンプーで、頭皮を一生懸命に洗うから。
  • 石鹸等で頭皮のバランスを崩しているから。
  • あなたの頭皮には育毛剤の刺激が強過ぎるから。
  • 〇〇が〇〇れているから

多くは、頭皮が赤いとか痒みとかと併存するので、皮膚科にいくと、間違いなく脂漏性湿疹・皮膚炎と診断され、「治りません」と言われることもあります

さて、いくつか頭皮の状態を記述しました。あなたの今の頭皮はどんな状態でしょうか?

湯シャンを1~2週間してみるとか、両手で頭皮をつかんでみるとか、いくつか客観的にみれるだろうと思われる方法を提示しています。

自己判断が難しいと感じられたら、有料ではありますが、ご相談下さればありがたいです。

232号は平成26年(2014年)3月8日に配信したメールマガジンです。

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