233号:効果的な育毛方法を採るために

効果的な育毛方法を採る為に 前号232号では頭皮について書いています。 それを読んで頂ければ、効果的に育毛方法に取り組むなら、まず「あなた」本来の頭皮に回復してあげるのが先決です。と言う話になるであろうと予測が付きます。 […]

このカテゴリーの他のページへ
このサイトの他のカテゴリー

効果的な育毛方法を採る為に

前号232号では頭皮について書いています。
それを読んで頂ければ、効果的に育毛方法に取り組むなら、まず「あなた」本来の頭皮に回復してあげるのが先決です。と言う話になるであろうと予測が付きます。

が、実はその前に必要なことがあります。それが今号で記述する内容です。

生活習慣の基本

育毛方法であろうと、美容方法であろうと、生活習慣の基本が乱れていては効果に繋がりにくいです。

ですから、「効果的な育毛方法を採る為に」は、普段の食習慣を始めとして健康的である必要があるのです。

悩んだときは基本に戻る

何事も基本が大事で、悩んだ時は常に基本に戻る必要があるのですが、効果を求める人ほど基本をないがしろにしています

例えば、運動選手を例にとってみます。2014年春の選抜高校野球が甲子園で開催されました。

この春の大会には、私の母校である海南高校硬式野球部も出場しています。
結構伝統のある野球部で、戦前と戦後すぐの頃はよく甲子園に出場していました。

昭和の半ば頃から進学校になってしまった為、1964年に出場した後長らく出場していませんでしたが、伝統校が何故比較的弱くならないのか?は常に基本を大事にして繰り返すからではないかと思っています。

基本か?かっこうか?

強くならないチームや草野球をしている人たちと全く違うのは、基本を繰り返して、ちゃんと身に付けているか?基本よりも、恰好の良いプレーをしようとするのか?の違いです。

これが分かったのは、社会に出て草野球をするようになってからです。
そして、今の育毛を仕事としご相談を承っていて、上手くいく人と行かない人を比べた時です。

上手くいきやすい人は、助言に対して素直に聞いてくれますが、上手くいかない人は、知らぬ間に自己流になっていたり、ネットの情報を仕入れて取り組んでいたりします。

ここ10年くらいは、しつこいくらいに基本的なことを言うようにしているので、自己流やネットの情報を真似る人は減りましたが、よくお聞きしないと、どこか抜けていたりします。

基本はどこでも通用する

当然ですが、基本を大事にしていても、なかなか上手くいかない人もいらっしゃいます。が、基本的なことを分かっていると次のケアに取り組む際にとても有効になります。

変な癖がついていると、いろんな方法に取り組んでも、その変な癖が邪魔をして上手くいきません。

これ、実はスポーツも同じですね。私の経験ですが、子供頃から野球をしていました。

変な癖がつくと進歩しない

ちゃんと指導してくれる人がいなかった為に、中学校に入学する頃には、変な癖がついていました。(クラブの使い方やバッティングの仕方等々)

その癖がずっと取れないまま高校野球をしたものですから、野球の上達には限界があったのですね。(センスや才能も問題もありますが、今だから分かることです)

育毛のご相談を承り助言をしていると、変な癖が付いている人が本当に多いのです。

世間的な一般情報にも、怪しいものがあるのですが、その怪しいものを正しいと思って取り入れているのです。
ちゃんと指導してくれる人がいない悲劇としか言いようがありません。

その怪しいことを指導しているのが、美容師さんであったり毛髪診断士の方であったりするのですから救いようがありません。

マッサージしながらのシャンプーは最悪

一例をあげると
一番ひどいのがシャンプー法です。

多くの方は、「マッサージするようにシャンプーしなさい。」と教えられていると思います。

これをやると、一番いけません。
理由は、洗髪中は頭皮の緊張が緩み易く毛穴が広がりやすいからです。

こんな環境の時にマッサージするようにシャンプーするのは、シャンプーの洗浄成分で皮膚や毛穴内部を痛める元になってしまいます

シャンプーの目的は、頭皮の緊張を解すことではありません。皮膚表面の汚れを無理なく洗い流すことにあります。

ですから、シャンプーはできるだけ少ないシャンプー剤で、手短に簡単に洗い流すことが大事なのです。

使うシャンプー剤により影響度は変わりますが、「少ない量で・手短かに・簡単に」が出来ないと、どんなシャンプー剤を使っても上手くいきません。

シャンプー法には、ほかにも必要なことがありますが、上記の3つが出来ていないと駄目でしょうね。

おかしなマッサージ法

二例目としてあげるなら、マッサージ法です。

ただし、マッサージ法の話は基本と言うよりもテクニックの話に近いです。

いろんな情報を見ていると、美容師さんや毛髪診断士の方々・育毛カウンセラーの方々に、また、ネットの情報や広告紙面の中で
次のように助言されたり記事を見たことはありませんか?

「硬い頭皮をマッサージして柔らかくしなさい。」

一見とても効果的なことを助言しているように思います。が、これにも危険な要素が横たわっているのです。

薄毛の人の頭皮は硬いけど

以下は、絶対ではなくあくまでも傾向の話です。

薄毛の人の頭皮や部位は硬くなっていることが多いです。(毛の多い人でも硬い方はいらっしゃいます)

反対に毛が太くて多い人の頭皮は、弾力のある柔らかさをしていることが多いです。

こういった傾向があるので、「硬い頭皮をマッサージで柔らかくしなさい。」となるのでしょう。

マッサージの目的を間違っている

これ、間違える人がとても多く、前号で書いた通り、柔らかい毛細血管を切ってしまい、ズルズルと動くだけにしてしまっている人が多いのです。

これじゃ、何の為にマッサージしているのか分からないです。

前号で書いた通り、大事なのは、硬くなっている原因を見つけて改善することです。
その上で、柔らかくなりやすい時間帯に、柔らかくなるようなケアをするのが一番適しています。

今号は、少々考え方的な話が多くなりました。でも、これが理解出来ていないと、ついついテクニックに走ってしまい、上手くいかなくなった時に戻るべく場所が無くなってしまいます。

233号は平成26年(2014年)3月22日に配信したメールマガジンです。

【育毛方法を探るコツ:230号~249号】の他の記事