240号:毛の生え替わる(変わる)サイクルと抜け毛・発毛

毛の生え替わる(変わる)サイクル 毛の生え替わり(変わり)のサイクルから分かることがあります。それは、「抜け毛を減らしたり発毛させたりすると毛を無くしますよ」ってことです。 2014年6月17日のブログで投稿した内容と訴 […]

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毛の生え替わる(変わる)サイクル

毛の生え替わり(変わり)のサイクルから分かることがあります。それは、「抜け毛を減らしたり発毛させたりすると毛を無くしますよ」ってことです。

2014年6月17日のブログで投稿した内容と訴えたい気持ちは同じなのですが、今回のようなテーマは、無資格の者がいくら訴えても中々広がらないですね。

儲かる話はすぐに広がる

シャンプーする・しないにしても、皮脂を取る・取らないにしても、今回の毛の生え替わる(変わる)サイクルと抜け毛・発毛に関する内容にしても、現在の一般的に信じられている常識からすると、かけ離れていて誰も儲からないからです。

この物を売れば儲かる、この情報を売れば儲かると言うものがあれば、あっと言う間にネット上では広がります。

毛の替わり(変わり)のサイクルを振り返る

さて、今号の毛の生え替わり(変わり)のサイクルを振り返ってみましょう。

このメールマガジンを読んでいる人でも読んでいない大多数の人でも、誰でも「人の毛は常に抜けて・生え替わって(変わって)いる」のをご存じだと思います。

だとすれば当然の話として、生え替わって(変わって)きた毛は永遠に伸び続けることはなく、必ず抜けると言うこともお分かりになっているはずです。

成長期を終えた毛は必ず抜ける

と言うことは、毛には寿命(成長期)があって、寿命がきた毛(成長期を終えた毛)は必ず抜けると言うことですね。そして、抜けた毛は必ず生え替わって(変わって)くると言うことです。

これが、今号のテーマ「毛の生え替わり(変わり)のサイクル」と言うものです。

2014年2月の231号にも同じようなことを書いているので、バックナンバーを読み直して下さい。「また、同じことを書くのかよ!」って思うはずです。それだけ、大事な内容だと言うことです。

毛の生え替わる(変わる)サイクルとは

発毛期(脱毛期)→成長期→休止期→脱毛期(発毛期)」を繰り返すわけです。これを詳細に書くと以下の通りになります。

  • 脱毛期と発毛準備期

    次に生え替わる毛が、今生えている毛が抜ける時に、次に生え替わる(変わる)為に毛穴内部で育っている段階

  • 発毛期(前の毛が抜けていく段階)

    生え変わる為に毛の芽として出てくる段階:以下の成長期の初期

  • 成長期

    芽の出た毛が成長していく段階:男性で2~3年、女性で4~6年と言われている

  • 退行期

    上記の成長期の終えて成長しなくなる段階

  • 休止期

    完全に成長しなくなり、刺さっているだけの段階

  • 脱毛期と発毛準備期

    次に生えてくる毛が、今生えている毛が抜ける時に、次に生え替わる(変わる)為に毛穴内部で育っている段階
    発毛準備期は休止期と被ることが多い。

生え替わる(変わる)サイクルを見れば

毛が薄くなる時は、上記の中で成長期に十分成長できなくなり、段々と成長期自体が短くなり、休止期への移行が早まります。

  1. 当初の頃は、十分成長できななると成長期が短くなる前に細くしか成長しなくなります。その為、薄毛になる前には、抜け毛の中に細い毛が混じるようになります。(それまで混じっていなかったのに、明らかに増え始めます)

    この段階になり始めると、抜け毛は減り始めます。抜け毛が減っていき、抜け毛の中の細い毛の割合が少しずつ増え始めます。(ボリウム感が無くなるとか、セットがまとまらなくなりはじめます)

  2. その次の段階として、成長期が短くなり休止期が長くなりはじめます。

    抜け毛が少ないのに、細い毛の割合が多く混じるようになり、かつ、今まで見たこともないような短い先細りの毛が目立ち始め、かつ、毛に元気がなくなってきて「あれ?なんかおかしい」と感じ始めます。

  3. 休止期が長くなった毛が増えるのは、刺さっているだけの毛が増えていることでもあるので、こんな毛は何かきっかけがあれば一気に抜けることになります。
  4. 抜け毛が急増した後に残っている毛や生え代わってくる毛は、成長期が短くなって休止期が長くなっている毛ばかりになるので、
    薄毛が表面化するのです。実際上は、こんな抜け毛急増の時期を経ないで、淡々と休止期が長くなって抜け毛が減って薄くなっていく場合もあります。

毛の生え替わり(変わり)のサイクルの中で抜け毛が減ると分かること

ただ、ここでよ~く見て欲しいのは、「抜け毛を減らすのは=休止期が長くなることである」と言うことなのです。

最初に書いた通り、毛の寿命(成長期)には限度があり永遠に伸び続けないのですから、「抜け毛を減らすのは=休止期が長くなり」、薄毛が慢性化するのが理解できるかと思います。

じゃ、現実はどうなんだろう?と思いますよね。ご相談者の抜け毛の移行を見ていると、この話はそのまま当てはまります。

急激に薄くなっている人ほど抜け毛の本数は少なく、抜けている毛も細くて短くて先細りの毛ばかりです。こんな方は、少し抜けるだけで急激に進行していきます。

当然ですよね。

上記の毛の生え替わる(変わる)サイクルの通り、成長期が急激に短くなっているのですから、表面に出ている毛の本数が急減していくのです。

毛の生え替わる(変わる)サイクルの中で発毛させるとどうか?

薄くなっていくのが、成長期が短くなって休止期が長くなっていくからだと分かったところで、薄毛の頭皮で発毛さるケアをしたらどうなるのでしょうか?

成長期が急激に伸びる様になり、休止期が短くなって本来の毛が芽を出して伸び始めるのでしょうか?

薄毛を治せない人が取り組んでいたのが発毛ケア

今まで、たくさんのご相談を承ってきましたが、発毛のケアを長期間続けて、成長期が伸びるようになり毛が回復した人を知りません。

まあ、薄毛を治せない人がご相談にいらっしゃるので当然と言えば当然ですけど・・・・。

その薄毛を治せない人が取り組んでいたのが発毛させるケアがほとんどなんですから、上述のことは当たっていると思います。

ただ、ご相談者の方々にお話をお聞きすると、「産毛は生えてい来るがすぐに抜けてしまう」とか「黒々としてくるが、すぐにバラバラ抜けてしまう」とか「1度か2度くらいまでは上手く行ったがその後は何度しても駄目」とおっしゃる方ばかりでした。

どうしてこうなるのか?と言うと。

毛の生え替わる(変わる)サイクルの中での頭皮の状態

前の毛が十分成長して、次の毛の発毛準備期間が十分あり、かつ、その時の頭皮の栄養状態が良くなっている段階を経ずに、無理やり発毛させているので成長しない毛ばかりが発毛してくるのだろう、と言えますね。

要は、毛の生育には以下の2つがとても大事だと言うこと

  1. 毛の発毛準備期間
  2. 毛の発毛準備期間の頭皮の栄養状態

2の頭皮の栄養状態とは、毛根を覆っている毛細血管の状態と自然な血流の良さが十分整っていることを言います。

この2つの条件が整った頭皮を維持継続することで毛の生え代わるサイクルが正常になってきて、成長期が伸びる様になって休止期が短縮していくのです。

そして、成長期が本来の状態まで伸びる毛が増えてくると毛の本数も増えていくのですね。

240号は平成26年(2014年)6月28日に配信したメールマガジンです。

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