過去の薄毛になる習慣を見直す
前号では、「きっかけを原因と勘違いしていて、きっかけに対するケアばかりしているから薄毛を治すことが出来ない。」と言うようなことを記述しました。
長い間習慣としてやってきたことや体質的なことの積み重ねがあり、きっかけで抜け毛が増えて薄毛と言う症状が表面化するのです。
何度も記述しますが、抜け毛が問題なわけではなく、抜けた後に育っている毛が細く短くしか育たなくなっているから問題なのです。
薄毛になる習慣を変えないから薄毛になる
ですから、結論を言えば、その薄毛になる習慣ややってきたことを修正して、体質的なことを考慮に入れたケアに変えないと将来は毛を無くすしかないと言えます。
スタイリング・コンディションのヘアケア
例えば、女性の場合に良くあるのが、毛のコンディションやスタイリングを整えながらの育毛のケアです。
薄毛の原因になっているのが、毛のコンディションやスタイリングという薄毛になる習慣なのに、これを止めずに育毛のケアに取り組もうとするわけです。
そりゃ、無茶なことですわ。
男性だって同じです。
意識しているとか意識していないかに関わらず、多くの男性は、母親や奥さんが買ってきているヘアケア製品を使います。
母親や奥さんが使うヘアケア製品が高価なものだと、息子やご主人には安価なヘアケア製品を買ってくるでしょう。
これらのヘアケア製品は、女性が求めるコンディショニングやスタイリングを優先した作りになっているので、手近にあるヘアケア製品を使いながら育毛のケアは出来ないのです。
そのヘアケア製品が薄毛になる習慣の一つになっているからです。
プロペシア・フィンペシアを飲みながら
例えば、男性の場合プロペシアやフィンペシアを飲みながら、他のことは何も変えずに治療をすることが多いでしょう。
ところが、上述のように薄毛になる習慣の一つであるヘアケア製品を変えないでとか、薄毛になる習慣になるかもしれない普段の食習慣に問題がある場合に続けていたりすると、薬の効果で何とかなる期間はあるでしょうが、いずれ効かなくなった時には、一気に毛が無くなります。
そして、薬の副作用だけが残り、後々で何をしても駄目な心身になってしまいます。
カラーも薄毛になる習慣の一つ
例えば、カラーをやりながらのケアにも問題があります。
カラーも薄毛になる習慣の大きな原因の一つなので、カラーに対するケア法を取り入れずに育毛のケアをしても中々効果に繋がりません。
朝シャンの薄毛になる習慣の一つ
朝シャンも同様薄毛になる習慣の一つです。朝シャンをしていらっしゃる何人かの女性に助言してきましたが、朝シャンを変えられない人は全て上手くいきませんでした。
この習慣が毛の生育悪化の原因だから、当然と言えば当然です。
ダイエットも薄毛になる習慣の一つ
例えば、ダイエットも同様薄毛になる習慣の一つです。
以前、ダイエットで上手くいかなくなった男性がいらっしゃいました。ケアを開始して半年程度で、想定通りに毛が増える前兆に繋がっていたので、「これだと後1年くらいでかなり改善できるだろう」と思っていました。
それから2か月くらいいらっしゃらなかったのですが、3ヵ月目にいらっしゃった時に、急激に薄くなっていたのです。
理由をお聞きすると、「炭水化物を一切食べないダイエットをした」とおっしゃっていました。
ダイエットもやり方を間違えると毛を無くす原因になります。いくら効果に繋がる育毛のケアに取り組んでいても、駄目なものは駄目なのです。
特に、20歳代に炭水化物を極端に制限するのは危険を伴います。炭水化物を制限するなら、40歳代以上のご年齢の方です。
体を動かさない習慣も薄毛になる習慣の一つ
例えば、体を動かさない習慣も薄毛になる習慣の一つです。
特に下半身を動かすことが、頭皮へ血流を促すのに役立つので、足を使わないでいらっしゃるなら、1日1時間くらいは歩いて欲しいですね。
女性のご相談者の方で、歩く時間が極端に少ない方がいらっしゃいました。顔色を見ても血色は悪いし、血圧も低めなので、仕事場への行き帰りには、必ず足を蹴るようにして片道30分は歩くように助言しました。
当然、ヘアケア製品も全て育毛用に変えてもらった上での話です。
すると、4か月もすると明らかに毛に元気が出ていて、透けていた部分も隠れるようになっているのです。
「今年の夏は今までないくらいに汗をかいた」とおっしゃっていました。
「スニーカーを履くようになったので、スニーカーに合った服がない」と嘆いていましたが、嬉しそうでした。
薬の飲用も薄毛になる習慣の一つ
例えば、育毛とは関係のない薬が問題になることもあります。
肝腎(心)要と言われるように、薬を飲み続けることは肝臓と腎臓に負担がかかります。
肝臓と腎臓が弱ってくると、精力が落ちてくるので血が弱っていき、毛が育つ力が弱っていくのですね。
ですから、育毛とは関係のない薬を飲んでいる人の中には、効果が出ているのに結果に繋がらなくなっている人はいます。
どんな薬でも、薬は毒以外の何ものでもないのですから、いつまで飲むのかをちゃんと決めた上で飲んで、止める時はちゃんとやめないといけません。
心身の健康上も、薬に頼るのは避けたいものです。
育毛に失敗する人は、薄毛になる習慣を変えない
上記のように、失敗する人はご自身の薄毛になる習慣を変えたがりません。ただ、命の危険上薬が必要な場合には、薬を止めてはいけませんよ。
その習慣に問題があると指摘しても、中々納得して頂けませんね。命の危険があって薬を止められない場合には、育毛の効果にも限界があることをご理解頂く必要はあります。
色々と薄毛になる習慣の事例を上げてみました。
あなたの場合、上記に当てはまることはございませんか?
「風が吹けば桶屋が儲かる」ではありませんが、習慣になっていることは、必ずどこかで育毛に絡んでくるのです。
今現在薄毛になっているとかなりつつあるなら、まず、過去10年くらいのご自身の習慣ややってきたと、ご自身の体質を考えてみて下さい。
すると、このまま今の薄毛になる習慣を続けたり、取り組んでいるこを続けていると、将来毛を無くすか取り戻すかが分かります。
Pointは
- 過去10年の間の薄毛になる習慣となっていること
- 過去10年の間に取り組んできたこと、やってきたこと
- あなたの体質(アトピー体質ではありませんか?)
今現在薄毛になっているとか、なりつつあるなら、この3つを変えないと、確実に毛を無くしますよ。
245号は平成26年(2014年)9月6日に配信したメールマガジンです。