育毛相談WEB(サイト)の自社の責任

育毛相談WEB(サイト)にて自社責任での製品を製造することになり、製品製造に関わったことで分かることがたくさんありました。その内容をシャアしたいと思います。

今までは人が作ったものを、作った人の思想を取り入れてご相談者にお使い頂いていたのですが、これからは、育毛相談WEB(サイト)の思想で作った製品をお使い頂くことになります。

と言いましても、思想的には似通っている部分があるので、症状や状態を見て・お聞きして・使ってみた上で、良いと思われる製品をお使い頂くことになります。

iスカルプシリーズの誕生

今まで弊社で使っていた製品のブランド名は「レストル」です。これに加えて新しく加えた育毛相談WEB(サイト)のブランド名は「iスカルプ」です。

これからは、育毛相談WEB(サイト)のブランド「iスカルプシリーズ」が、お使い頂く製品の主流になります。(令和2年(2020年)現在では、すでに「iスカルプシリーズ」が、ご相談者への提供の主流になり9割以上になっています)

製品に使う成分に関して

さて、製品を製造するにあたり、どんな目的の製品して、その為にどんな成分を使うか?が大事になってきますね。

製品製造に関しては、メーカーの責任者の方から「どうしても入れたい成分があれば言って下さいね。」と言われていました。

が、まずはたたき台としての製品があると製造する時間が短縮されるので、現状の製品を見本として、使用感を似させたものを作って頂きました。

その上で私自身が使ってみて効果を計りながら、どの成分をどのくらい使うかをお願いして製品作りをしました。
ここで言う「効果」とは以下の2つです。

  1. 皮膚への馴染み度と刺激の強弱
  2. 生えている毛に対する影響(毛が増える為の反応)の良し悪し

基材のグレードが変われば効果も変わる

オイルケアが弊社では必要なので、サンプルではメーカーさんが持っているお肌用のオイルを基材にして、オイルケアに使う製品を製造して貰ったのです。

ところが、使用感は現状のものと何となく似ているが、サンプルで作ってもらった方が効果の出方が悪く感じるのです。

そこで、同種の他のオイルを探してもらって、5種類くらい各原料メーカーからサンプルとして出してもらいました。
5ml程度くらいの少量です。

安価なものから高価なものまであり、約3倍くらいの価格差があります。

実際に使ってみて、一番皮膚に馴染み効果を感じたものが一番高価なオイルでした。

私としては、価格よりも効果面を優先した製品つくりを目指しているので、一番高価なオイルを基材してオイルケアに使う製品を作って頂きました。

で、一番高価なオイルを基材として作ったサンプルを使ってみると、現状の製品と同等以上の効果を感じたのですね。

原料には色々グレードがあって、安価なものから高価なものまでたくさんあります。

今回のオイルの場合、私が試したものに限れば3倍の価格差がありました。価格差は3倍でも、毎日使うものだから効果面ではもっと差が出るだろうと思います。

続けて使うものだから、最初に感じた効果の差は、使い続ければ続けるほど開いていくだろうと予測できるから、価格差は3倍でも、効果の差は10倍以上になっていくのでは?と思うのですね。

弊社の場合は、カウンセリングで対面方式で製品をお求め頂くこともあり、効果が薄いと思われるものはお使い頂くわけにはいきません。

ところが、大量に販売することを目的にした場合、価格が製品作りの基準の1つになりますから、弊社と同じような成分表記の製品でも3分の1の価格で作れることになります。

弊社の3分の1で作って・弊社の半額で販売しても、成分表記は同じ激安の製品として大量に売れて、かつ儲かることになります。
それで効果に繋がるかどうかは不明です。

たぶん、効果に繋がる人もいらっしゃるでしょうが、確率はとても低いのでは?と思われます。

アルコール濃度の問題

ご相談者にケアの提供をしていて、ずっと感じていたことがあります。
それは、
薄毛の人には皮膚が弱い人が多いのに、そんな人向けの製品がないなぁ
ってことです。

ほとんどの販売されている育毛剤って医薬部外品です。と言うことはアルコール濃度が高いものがほとんどと言えます。

有効成分を溶け込ませるには、水ではなくアルコールが必要なのです。効果を出そうと思えば、有効成分をたくさん溶け込ませないといけないのでアルコール濃度が高くなるのです。

医薬部外品指定の有効成分の配合比率にすると、アルコール濃度が必然的に高くなるのです。

皮膚の弱い人が継続的にアルコール濃度の高い育毛剤を使っていると、皮膚がアルコールの気化熱に負けてしまうことが多いのです。

そこで、今回新たに製造してもらったのは、育毛の効果が少しあり・アルコール濃度の極端に低いローションでした。

今までは、使い方でアルコールの気化熱に対応していたのですが、使い方を変えても上手くいかない人が結構いらっしゃるのです。

配合比率でも効果の出方は違う

アルコール濃度が極端に低いので、有効成分の配合比率も極端に低くなります。配合比率が低い中で、ある成分は0.01%の配合比率と0.02%の配合比率で比べると効果の出方に差がでるのですね。(0.01%の配合比率でも皮膚への作用はあります。これが分かったのも製品製造に関わったから)

他の成分でも、0.5%と1.0%で比べると効果が違うのです。

当然ですが、0.01%より0.02%の配合比率の方が効果的で、0.5%より1.0%の配合比率の方が効果的です。

グレードが変わるだけでも効果は変わるが、実は、成分の配合比率が微妙に変わるだけでも効果は変わると言うことも分かったのです。

こう言ったことが分かってくると、化粧品の全成分表記って効果面を見るには全く役に立ちません。

役に立つのは、「あなた」のお肌に合わない成分が使われているかどうかを判断する為の材料としてだけになります。

それだったら、医薬部外品も全成分表記にすれば良いのになんて思ってしまいます。

が、たぶん医薬部外品の全成分表記に関しては、化粧品業界側の抵抗が激しいのでしょうね。

なんか知られるとヤバいような、後ろめたいことでもあるのでしょうか?と勘繰ってしまいます。

今回は1つ1つの成分については書いていません。あくまでも製品づくりに関わって感じたことを書いています。

成分の専門家でもないので、そんなことよりも「成分表記は同じでも、成分のグレードと作り方を変えるだけで効果面にも差が出るのだ」と分かって頂ければありがたいです。

238号は平成26年(2014年)5月31日に配信したメールマガジンです。


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