165号:皮脂を取り・毛穴掃除するから脂漏性湿疹・皮膚炎になる

皮脂を取り清潔にする方が異常なこと 1990年代の始めから、TVCMで有名な育毛サロンや発毛サロンが「ハゲたくなければ皮脂を取れ!」とばかりに大々的に広告を流していました。 その影響もあり、今では毎日洗髪する習慣が根付い […]

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皮脂を取り清潔にする方が異常なこと

1990年代の始めから、TVCMで有名な育毛サロンや発毛サロンが「ハゲたくなければ皮脂を取れ!」とばかりに大々的に広告を流していました。

その影響もあり、今では毎日洗髪する習慣が根付いてしまい、日々洗髪しない人の方が「おかしい」「不潔」と思われるような変な社会になってしまっています。

シャンプーでの洗髪はやり過ぎない方が良い

ちなみに私が行っているケアでは、ケアの中でオイルを使うので、ケアを続けている時は日々洗髪します。日々洗髪しても問題にならないようなケア法を採っているので、毎日洗髪しても何ら悪影響は及びません。

ケアを続けていき、ご自分で「これで良いかな?」と思えるくらいに毛の状態が回復した時には、「シャンプーを使っての洗髪は3日に1回で、洗髪しない日は湯シャンで良いですよ。」と助言しています。

あと一言二言助言していますが、洗髪に関してはこんなものです。

サッパリするシャンプーは皮脂を取り過ぎる

もう一つ、ちなみにケアの中でオイルを使うのは、100%絶対にクレンジングの為ではありません。お間違えなきようお願いします。

今の日本人は間違いなく洗髪のし過ぎです。それも毛を綺麗に見せて、洗浄力の強いサッパリするタイプのシャンプーで毎日洗髪を行うのですから皮脂を取り除き過ぎるのです。

皮脂で毛穴は詰まらない

育毛サロンなんかでは、マイクロスコープで頭皮とケ穴を見て皮脂が多いことを「詰まっている」と言い、ホコリやチリが付着しているのを「皮脂が詰まって不潔だから抜ける」と言って脅かすのですから、とても質が悪いですよね。

最近は、美容室なんかでも同じようなことを助言するところもありますから、とっても問題が大きいです。

毛穴を拡大すれば皮脂が浮いて見える

頭皮は汚れていて普通なのに・・・・。

大きく拡大すれば、毛穴には皮脂が浮いて見えます。毛に付着したホコリやチリ・角質の剥がれかけも見えます。
でも、これが普通で、異常ではありません。

頭皮の質的状態と毛の太さ

ですから、私のところでは、こんな普通のことを見ても何の役にも立たないので、50倍程度のマイクロスコープで頭皮と毛を見ます。

すると、この程度に拡大して見ると分かることがあります。それは、頭皮の質的な状態と毛の太さです。

薄いところほど本数が変わらないのに太めの毛が少なくて、細い毛の割合が多いです。当然、薄毛が進行している部位は本数も少ないです。

皮膚の状態がおかしい

それと、もっと分かることが頭皮の皮膚の状態です。皮脂を取るシャンプーで、皮脂を取るシャンプー法を採ってきた人の頭皮は皮膚が浸潤しているのですね。

見えている皮膚の症状は、例えてみるなら皮膚表面を薄く擦り傷をした後のように、湿っているような状態になっているのです。

皮脂の取り過ぎで傷をしている

ここからは、私の予測と言いますか想像になりますが、こんな状態だと、一種の傷と同じなんですから、人の体は血を集めて治そうとします。だから、その部分が赤く炎症をおこし痒くもなります。

皮膚常在菌のバランスが崩れる

そして、乾燥しては生きて行けないのですから、皮脂の分泌をさらに増やそうとするようになります。

その部分では、綺麗にし過ぎることで常在菌のバランスが崩れるので、皮脂を餌とするマラセチア真菌の繁殖が増えて、脂漏性湿疹・皮膚炎を発症しやすくなるのでは?と思うのですね。

フケ症の頭皮にも、マラセチア真菌が増殖しているらしいです。

マラセチア真菌は皮膚常在菌の一種です。皮脂の分泌が増えない限り増殖しません。

元来皮脂の多い人はどうなのか?

じゃ、元来皮脂の分泌が多い人は、フケ症や脂漏性湿疹や皮膚炎になりやすいのか?というと、現実問題そんなことはありません。元来皮脂の分泌が多い人の方が、毛の量も多く太いです。

マラセチア真菌は、皮脂の多いところにたくさん存在しているらしいです。でも、毛の多い人は、フケ症とか脂漏性湿疹・皮膚炎にはならないのですから、問題は皮脂を取るようなケアを行って、頭皮を痛めていることにあると推測できます。

食生活も結構大事

脂漏性湿疹や皮膚炎の人には食生活も助言します。食生活次第で治るかどうかに影響を与えるので、普段の食生活が与える皮脂への影響も大きいのだろうと推察できますね。

ですから、何度も書いていますが、皮脂を取るケアが薄毛や脂漏性湿疹・皮膚炎の原因にもなるし、食生活が薄毛や脂漏性湿疹・皮膚炎の改善に大きく影響を与えるのです。

165号は平成23年(2011年)6月25日に配信したメールマガジンです。

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