皮脂を取るから頭皮が弱り血行が悪くなる

197号は「皮脂を取るケアが薄毛発症の第一歩」になるでした。理由は皮脂は人間の体を守る膜の役目を果たしているからです。

ところが、同じような皮脂を取るケアを多くの人がしているのに、薄毛になったり、ならなかったりと個人差が出てきます。

何故なんでしょう?

防御する力に個人差がある

人の皮膚の防御力には個人差があります。その差が、同じことをしているのに、薄毛になる人とならない人を分けているのです。

中でも分かりやすいのは、アレルギー体質かどうかです。その中でも、アトピー体質とか喘息体質の人はより防御力が弱いと言えます。

アレルギー体質の人は要注意

アレルギー体質のレベルが高ければ高いほど皮膚の防御力が弱く、弱い人は角質層を正常に作れていないので、角質層に小さい隙間があって異物が侵入しやすいのです。

皮脂を取るから皮脂の分泌量が増える

皮脂を取りさるケアは、角質層を削るケアになるので防御力を破ることになりますから、防御する機能を極度に低めてしまうことになります。

だから、アレルギー体質の人は若くして薄毛になりやすいのです。そして、皮脂を取るケアは、アレルギー体質でない人でも皮膚の防御力を低めてしまうので、最近では、アレルギー体質でない人の薄毛が増えているのです。

皮脂を取るから皮脂の分泌量が増える

防御する力が無くなると生きて行けないので、人間の皮膚は皮脂の分泌を増やして防御する力を補おうとします。

こうして、皮脂を取って綺麗にすることで、皮膚表面の皮脂の分泌を増やしている人が多くなっているのです。

清潔にするからフケ症になり頭皮が臭う

角質層を削るようなことを続けていると皮膚表面は荒れてきます。荒れてくると削り取られた角質層が頻繁に剥がれるようになり、フケ症になってしまいます。

私は医学者ではありませんが、この時にフケの元になる菌が繁殖しているらしいです。フケ症にならない人もいらっしゃいますが、綺麗にし過ぎているので皮膚常在菌が異常に繁殖し始めます。

結果、臭いが気になるようになる人もいます。

毎日皮脂を取るシャンプーで皮脂を取ることを続けてきた結果、以下のような状態にしているのです。

  • 毎日洗わないと頭皮が脂っぽくなる
  • 毎日洗わないと匂いが気になる
  • 毎日洗わないとフケが出てきてしかたがない

こうして、皮脂を取ることを続けていくと、頭皮が傷んで弱っていくのです。

洗浄成分が入り込みやすい

  1. 頭皮を温水で洗っていると誰でも毛穴は開きます。
  2. と同時に、皮脂を取るようなシャンプーで皮脂を取るような方法を採っていると、毛穴内部の防御するものがなくなります。
  3. 皮脂を取り過ぎるようなシャンプー剤に使われている界面活性剤は浸透力が強いので、開いている毛穴にいとも簡単に入り込んでいきます。

  4. 界面活性作用が強いとタンパク質変性作用も強くなるので、毛穴に入り込んで毛母細胞の働きを弱めてしまいます。
  5. かつ、頭皮が弱っているので血の巡りも落ちていきます。
  6. こうして、中身の詰まっていない毛が作られるようになります。

毛質が悪化し始める(粗造化しはじめる)

界面活性剤の浸透作用と変性作用により、作られる毛の中身が薄く粗造化した毛に生え変わり始めると毛質が悪くなっていきます。

リンス・トリートメント・コンディショナーを使わないと、バサバサでギシギシで、まとまらない毛になってしまうのです。

今現在以下のように頭皮と髪質がなっているなら、薄毛が発症するのは時間の問題だといえる状態ですね。すでに、薄毛になっている人もいらっしゃるでしょう。

▼頭皮を

  • 毎日洗わないと頭皮が脂っぽくなる
  • 毎日洗わないと匂いが気になる
  • 毎日洗わないとフケが出てきてしかたがない

▼髪質は

  • 髪の毛の傷みが激しく、 リンス、トリートメント、コンディショナーを使わないとまとまらない。
  • セット力のあるムースやワックスは絶対に必要
  • 毛に腰が無くなっていて、立ち上がりを良くするスプレーやシャンプーが必要

抜け毛が減り始める

抜け毛に関しては、じわりじわりと減り始めていて、本数は気にならないくらいです。

月日が経過すればするほど、抜け毛の中身が変わってきます。太めの毛が多く抜けていた状態から、段々と細い毛が混じり始め、細い毛の割合が増えてくる頃ですね。

そして次の段階へ移行し始めます。次号では「こうして薄毛が発症する」として、薄毛が発症する頃のことを書きたいと思います。

198号は平成24年(2012年)11月3日に配信したメールマガジンです。


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