育毛に役立つ「身を作る食事について:その3」
食事を考える時、育毛に良いか悪いかを基準に考えてはいけません。あくまでも、体つくり=健康に良いかどうかで判断して下さい。
事例を上げます。
育毛に良いかどうかで考えると、普段の食習慣を考慮せずにカプサイシンなんかを摂る習慣になりがちです。
飽和脂肪酸で酸化しやすい皮脂
カプサイシン自身は悪くないのですが、普段の食習慣で飽和脂肪酸=肉が多い=動物性の脂が多いと、血が濁り酸性化しやすくなるので、分泌する皮脂の質が悪くなります。
皮脂を取り過ぎるシャンプーで頭皮を痛めている人が多いのですから、痛めている頭皮の上に過剰に分泌された酸化(腐敗)しやすい皮脂が乗ることになります。
肉が多い人は、から揚げなんかも多く食べているでしょうから、痛めている頭皮が炎症を起こしやすくなるのです。(オメガ6系の油は、から揚げを作るのに使う油に多い。)
濁った血が頭皮に巡り、酸化しやすい皮脂が増えて炎症を起こすと、脂漏性湿疹・皮膚炎を起こすようになり、毛を無くす元を作るようになります。
ナトリウム・カリウム・カルシウムをバランス良く摂る
ですから、育毛ではなく健康に良い食習慣が必要なのです。
健康に良い食習慣の為に第一に考慮するべきは、エネルギーの流れ(気の流れ)を良くするような食習慣です。
このバランスが取れているとエネルギーの流れが良くなりやすいので、血の巡りが良くなるのを助けます。
ナトリウム・カリウム・カルシウムは、細胞内外でイオン化して、細胞が生き生きとなるのに必要なのです。
- ナトリウムは、自然海塩を利用し
- カリウムは、季節の果物と季節の野菜
- カルシウムは、小魚で摂ります
その為に朝食と味噌汁を考慮します。
- 朝食では野菜と果物を摂ります。
- 果物は「季節の果物」か「リンゴ1個+キーウイフルーツ1個」
バナナを摂っている人は多いかもしれませんが、バナナは南国の果物で体を冷やすので避けましょう。
- 野菜は、キャベツ・人参をベースにして3つか4つの野菜を冬と夏で摂るものを変えます。
- 例:夏は、「2」+トマト・キュウリ・パプリカ
- 例:冬は、「2」+白菜・レタス・ブロッコリースプラウトかカイワレ大根(か豆苗)
- ここに弊社の「どこでも野菜」と「チリメンジャコかシラス」をかけると完璧です。
- 生の野菜には自然海塩と亜麻仁油かエゴマ油かオリーブオイルをドレッシングにして摂ります。亜麻仁油やエゴマ油は日本産かニュージーランド産かカナダ産、オリーブオイルは、スーパーの棚の上の方に置いている瓶の色の濃いものを使うと良いでしょう。加熱しないので安物は止めて下さい。
自然海塩とは、昔ながらの天日平釜で作られているもの。逆浸透膜表示は良いですが、イオン交換法は駄目です。原料も日本の海のものを。
- 味噌汁はちゃんと出汁を取り具沢山で。
出汁には、煮干しと干しシイタケを使います。一人前の味噌汁を作るとして、煮干しを3匹と干しシイタケ1枚を基準にしますが、面倒なので1週間分の出汁を作っておきます。
ミルで粉々にして、保管しておけば良いでしょう。
食べる量に合わせたお湯を沸かして、作り置きしている出汁をスプーンで適量入れて煮出します。そこに、味噌を溶きながら入れて下さい。
味噌汁の具には、冷蔵庫の残りものや豆腐・玉ねぎ・カボチャ・魚介類等々、違和感のないものなら何を入れてもOKです。
料理を作るのが面倒なら、この味噌汁の中に魚や鶏肉を入れておかずにしても良いでしょう。
これに主食として、発芽玄米を摂ると良いでしょう。玄米を12時間か24時間水に漬けて、発芽し始めた状態で摂ると良いらしいです。発芽玄米ではなく金芽米でも十分可です。
これら以外には、タンパク質を摂るようにします。飽和脂肪酸である動物食はできるだけ控えて、魚貝類や大豆製品(納豆が一番良い)を中心に考えて下さい。
それととても大事なことですが、ご相談を承っていて感じるのは、野菜の摂取量が少な過ぎる人が多いと言うこと。そんな方々にお話をお聞きすると、「いえ、私は野菜をたっぷり摂っています」とおっしゃいます。
どのくらい摂っているのか?お聞きすると、例えば、定食に付いてくる野菜を全部食べているからたっぷり摂っていると思っているのです。
定食と言っても色々あるかと思いますが、いくらたくさん野菜が付いている定食でも
野菜を全部摂っても少な過ぎなんです。必要量の半分くらいにしかならないのでは?と思いますね。だから、私は「せめて「どこでも野菜」を1日1包摂って下さい」と助言しているのです。
どこでも野菜はこちらでおとめ頂けます。
この「どこでも野菜」は野菜の栄養価としては抜群です。
204号は平成25年(2013年)1月26日に配信したメールマガジンです。
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