育毛剤に対する捉え方

血行促進・毛細血管拡張作用・酵素活性等々育毛剤には色々な効果がある。効果は確かに育毛剤にある。が、薄毛の人の頭皮は育毛剤が効かないから薄くなっているので、育毛剤の効果に頼るだけでは薄毛は治らないのです。

このカテゴリーの他のページへ
このサイトの他のカテゴリー

育毛剤の効果は薄毛を治す効果ではない。

育毛剤には効果はあります。でも、育毛剤の効果に頼っていると、薄毛を治す効果に繋がらないのです。

血行を促す育毛剤?

確かに血行を促す育毛剤は、使うと血行が促されます。でも、使った時だけ血行が良くなるだけで、その後には元に戻ってしまいます。血の巡りは強制的に良くしても、一時的に巡りが良くなるが巡り続けないのです。

使っても使っても育毛剤の効果が出ているのに、薄毛が治る効果に繋がらないのです。そればかりか、強制的に巡りを良くする作用を頭皮と毛細血管に与えているので、その作用に頭皮が負けてしまうことが多いです。

血管拡張作用のある育毛剤は?

確かに使い続けていると血管が拡張されていくので、血が集まってきます。その為、発毛効果は高いです。

最初の6ヶ月くらいは、発毛して濃くなってくるし、毛に張りが出てくるので、これはいけるかも?と期待を持ちます。

が、一部分の毛細血管が広がるだけなので、その後は集まった血が流れにくく滞るようになり新鮮な血が巡らなくなります。その為、せっかく発毛した毛はすぐに抜けてしまいます。

それだけなら良いですが、血が集まるのは“しもやけ”と同じ症状なわけですから、ひどいかゆみに襲われることも多いです。そして、血管拡張作用が非常に強いので毛細血管自体を痛めてしまい、後のケアでの改善に苦労します。

上記は、現実に私のところにいらっしゃるご相談者の方のお話と、実際の頭皮の状態を元に記載しています。

発毛のエネルギーを補給する?

そのエネルギーで発毛はすると思います。もしかすると発毛しているように見えているだけかもしれません。が、発毛しても頭皮に毛を育てる力がないのが薄毛の人の頭皮ですから、発毛した毛は育たずに抜けてしまいます。発毛することと毛が育つことは違うのです。

酵素活性型の育毛剤は?

毛は毛母細胞の中の酵素の触媒作用で、アミノ酸が角質に作り直され作られます。この酵素の働きを活発にするのが酵素活性型の育毛剤です。

毛細血管に自然な血の流れが継続的に続かないと、十分なアミノ酸が供給されないのでこれだけでは難しいですね。

育毛剤の効く頭皮の状態で使うから効く

育毛剤には、大まかには上記に書いたようなタイプがあります。使っている成分には、違いはありますが、概ね上記のようなものでしょう。

いろんなタイプがありますが、その目的は強壮剤的なものだと思いませんか?体が健康なときに強壮剤を飲むと良く効きます。でも疲労こんぱいしている時に強壮剤は飲んでもあまり効きません。一時的に効くことがあっても、続けていると効かなくなっていき、そんな状態を続けていると過労で寝込んでしまいます。

育毛剤は、育毛剤が効く頭皮で使うと薄毛を治す効果に繋がるのです。

まずは、あなたの薄毛の原因・問題点を明らかにした上で、本来の頭皮を取り戻すことから始めることをお勧めします。

【育毛方法は問題は捉え方】の他の記事