Q&Aサイトは重宝するが・・・
「yahoo!知恵袋」に限らず、「教えてgoo」や「OK WAVE」のような、教えてくれるサイトは非常に重宝します。分からないことがあった時に、質問を書き込むだけで、見ず知らずの人が無料で教えてくれるのですからね。
私も、PCのことや(リカバリーの際のウイルス対策ソフトの件)、旅行に行く時のかかる時間や注意したいことを教えてもらったことがあります。
薄毛や頭皮のことを聞かない方が良い
が、これら私が質問したようなことと同じように、ご自身の薄毛のことを聞かないで欲しいですし、フケや頭皮の臭い等の頭皮のトラブルについて聞かないで欲しいのです。と言うのが本日のテーマです。
事実や現実を知らない人の回答
理由は、事実や現実を知らない人が回答している場合がほとんどで、私のところにご相談にいらっしゃる人の中には、「yahoo!知恵袋」や「教えてgoo」で教えてもらった通りにして、取り返しが付かないくらいにこじらせている場合が往々にしてあるからです。
何故、そうなってしまうのでしょうか?
良心的だから良い・本当とは限らない
回答や助言を書いている人は、悪意があって書いているわけではありません。まず100%と言って良いくらいに良心的に回答しています。
でも、「良心的なこと」と「本当の事実と現実を知った上で回答しているか」を一緒にしてはいけないのです。
例えば、「私は薄毛で悩んでいます。誰か良い方法や育毛剤を教えて下さい」と言う投稿があったとします(現実によく投稿される質問です)。
回答内容は似通っている
すると、たいてい以下のような回答や助言が書き込まれます。
- 「●●と言う育毛剤には、効果があるらしい」
- 「私は、●●と言う方法を採っているが、3ヶ月くらいで効果が出てきた」
と言う様な効果があると言われる育毛剤の紹介や、その育毛剤を販売しているサイトが紹介されたりしますし、ご自身の経験を教える人もいます。
事実・現実を知らない回答もある
また、反対の回答が寄せられることもあります。以下のような回答・助言を書き込む人もいます。
- 「育毛剤では良くならないらしいから、何もしない方が良い」
- 「皮膚科に言ってちゃんと診断してもらうべきだ」
フケの場合は決まっている。
例えば、「フケが多くて困っています。誰か良いシャンプーを教えて下さい」と言う投稿があったとします(これも現実にあった質問です)。すると、これらに対する回答も同じようなものが多く、以下のような回答になります。
- 「○○ー○ュフル○ルと言うシャンプーが良いらしい」
- 「皮膚科にいけば良いのじゃないか」
- 「私は、○○ー○ュフル○ルと言うシャンプーで良くなった」
- 「私は、美容師です。理美容師の世界では云々・・・」
と言う様な回答・助言が書き込まれます。
相手の情報がないのに答える不思議
この質問や回答を見ていて、疑問に思いませんでしょうか?私には、非常に疑問に感じることが多く、何故、こんな単純な質問に対して回答できるのかが理解不能です。
理由は、質問を投稿している人の情報が一切無いからです。相手の表面的な情報しかなく、本当の問題点が見えていません。「そんなことでよく回答できるなぁ!と感心してしまいます。
人は、人形や機械ではありません。血の通った生身に体です。同じ薄毛やフケと言う症状であっても、人により、その状態により、その人の環境により、問題となるところが違うのが当たり前です。
対象に個体差がないからQ&Aサイトが役立つ
私が、質問したPCの問題の場合、対象となるのが機械なので、OSやソフトの違いがあってもたいていやることは一緒です。とは言いながらも、PCの環境が違えば対策も違うこともあるので、そんな時のことを回答者はちゃんと書いているものです。
旅行に関しての時間も、車で行くにしろ、電車にしろ、大きく違うことはありません。
だからこそ、「yahoo!知恵袋」や「教えてgoo」や「OK WAVE」等のQ&Aサイトは非常に重宝するのです。
対象となることに、大きな差がないのですから、回答内容に大きく差が出ることもなく、出てくる結果も同じになることが多いのですね。
人間のように個体差がある場合はQ&Aサイトは役立たない
が、対象となることが、人間の体のように大きく個体差が出るような場合、また、状態によりケア法に差が出る場合には単純に画一的にはいきません。
育毛の一般的な常識は、事実・現実では非常識
その上、世間一般に言われる常識的な話は、事実・現実に照らし合わせてみると、かなり非常識である話が多いという現実があります。
例えば、たいていの育毛関係の掲示板や経験者情報に出てくるのが
「1ヶ月で効果を感じました」
「まだまだ1週間ですけど、良い感じがします」
「3ヶ月でかなり回復傾向です」
「半年で云々・・・」
と言う短期間で効果が出ている話です。
半年や1年で効果に繋がる方が珍しい
これ、事実・現実からすると、非常に危ない効果情報なんですが、ご相談者のお話を聞いていると「半年1年で良くなるんでしょう」なんて、平気で言う人までいらっしゃいます。
半年・1年、それ未満か、長くて2年くらいで良くなったというような話は、いろんなサイトをみていると当たり前のようにあります。
だから、「半年1年で良くなるんでしょう」と考えるのが常識のようになっているのでしょうが、1年前後で良くなったと言う話が当たり前のようにあるのに、私のところにご相談にいらっしゃる方のほとんどは、「半年・1年は良かったのですが・・・」、その後薄毛が進行してしまいご相談にいらっしゃいます。
ご相談者の共通言葉「半年・1年は良かったのですが・・・」
ご相談者の方がおっしゃる一言があります。それは「最初の半年1年くらいは良かったのですが・・・」とおっしゃって、ご相談にいらっしゃるのです。
結論として、人間は人様々なんですから、単純な質問と回答は非常に危ないし、常識的に言われていることは、本当は非常識であることが多いと考えた方が良いのです。
と言うことは、まずは、”あなた”の薄毛や頭皮の問題点を明らかにするのが先決なんですね。