128号:元に回復することが育毛の効果か? 

元に回復する効果って何が基準? たいていの人は、育毛を考え・取り組み始めると、100%元のように回復することを望みます。 で、この「100%元」とは、具体的に何を表しているのでしょうか? そして、希望する100%元に回復 […]

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元に回復する効果って何が基準?

たいていの人は、育毛を考え・取り組み始めると、100%元のように回復することを望みます。

で、この「100%元」とは、具体的に何を表しているのでしょうか?

そして、希望する100%元に回復することだけが、育毛の効果なんでしょうか?

と言うのが、今号のテーマです。

あなたが望む育毛の効果基準は?

あなたは、どうですか?
あなたが望む100%元とは、どのくらいのことを基準に考えているでしょうか?

たぶん、

  • 20歳代前半の方なら、10歳代の頃のように、
  • 20歳代後半の方なら、20歳代前半のように、
  • 30歳代前半の方なら、20歳代前半のように、
  • 30歳代後半の方なら、20歳代の頃のように、
  • 40歳代の方なら、30歳代の頃のように、
  • 50歳代の方なら、40歳代の頃か毛が無くならないように
  • 60歳代の方なら、今ある毛が無くならないように、もしくは願わくば40歳代か50歳代の頃のように

と言うのが、100%元のように回復すると言う基準になっているのでは?と推察します。

望む効果基準がおかしい

この望みって、おかしく感じませんか?

当然ですが、育毛に取り組むとき、多かれ少なかれお金を使うのですから、それに見合った効果を求め勝ちです。

お金がかかればかかるほど、上記の100%に近いに効果を望むでしょう。ところが、人は誰でも年齢を重ねて老化していくのですから、その人の年齢に沿った髪の量があるものなのです。

人は必ず老化していく

老化していくのですから、40歳の人が20歳の頃の髪の量には戻りません。

20歳のあなたには
あなたが30歳のときの髪の量や
あなたが40歳のときの髪の量や
あなたが50歳のときの髪の量なんて、
未来のことなんですから分からないのです。

ちなみに、これは薄くなるのではなく、それぞれの年齢になった時の普通の量のことです。

人それぞれなんですから、中には20歳代から50歳代まで髪の量の変わらない人もいます。

進行しなくなることも効果の一つ

事例を一つ。

私ごとになりますが、私が今の育毛法に取り組み始めたのは1998年頃です。

30歳代前半から35歳を過ぎるまでは、かなり頭皮が透けて見えるようになっていましたが、2年~3年ほどで透け具合は消えてなくなり薄毛ではなくなりました。

今私は、透け具合が消えた頃に比べて、少し減ったかな?少し生え際が後退したかな?と感じる程度で、薄毛というほどのことはありません。

周りの人たちがハゲていく

もう一つ事例を。

私の友人に、43歳の頃から取り組み始めた人がいます。

今現状を聞いてみると、「取り組み始めた頃と全く変わっていないよ」と言います。

そして、たまたまだとは思いますが、「いや、お前の言う通り取り組み始めて7年経つけど、私は変わらず、私の周囲のやつらが皆禿げていくのでこれで十分効果が出ているよ」と言うのです。

私自身と私の友人との事例を上げましたが、あなたは、この2つを効果と認められますか?

変化のない効果は未来に可能性が残る

要は、たいていの人は目指す目標自体がおかしい上に、その効果を出さんが為に取り組むから頭皮をこじらせてしまう人が多いのですね。

100%元のように回復させるような、本来できるかできないか分からないことに取り組むよりも、まずは、変化がない効果から取り組んでみてはいかがでしょう?

要は、変化がないのは=最低限次世代の毛が、ちゃんと育っていると言うことなので、常に未来に効果が継続していて、常に可能性を秘めていると言えるのです。

ただし、半年や1年での期間を言っているのではありません。2年3年取り組んでみての話です。その為のご相談できたら、いつでもお受けいたします。

使う費用に見合う効果を望むと失敗する

まぁね、お金を使うのですから、そのお金に見合った効果を望みたいものです。

お金では買えないものがある

でも、この発想自体にも無理があります。お金を使っても使わなくても、絶対に変えられない事があるのです。それは、人は誰でも老化すると言う事実です。

もう一つあるのが、育毛とは血の通った人間の体を対象にしていると言うこと。

100万円使おうが、1000万円使おうが、末期のがんに侵されている人の命を救うことはできません。

命を救えるとすれば、その人の生命力であったり免疫力だったりします。お金ではないのですね。

あまりにも使うお金と効果を、相対に考える人が多いです。その上、お金に対する価値観も人それぞれなので、お金で効果の出方を計っているかぎり上手くいきませんね。

128号は平成21年(2009年)9月26日に配信したメールマガジンです。

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