薄毛になる第一歩は皮脂を取るケア

薄毛を考える時、その症状をどう定義するのか?を決めないと、要らぬ間違いを犯します。

薄毛発症について論ずる際にも、要らぬ間違いを防ぎ・話が通じやすくするためにも、まずは、薄毛について「どんな症状」を言うのか?を定義したいと思います。

いろんな脱毛症との違い。

毛の量が減ってくる悩みにはいろいろな症状があります。
例えば、円形脱毛症やびまん性脱症のような病的なものから段々と透けるようになっていき、最終的に毛が無くなるものまであります。

これらは大きくは2つに分けることができます。

  • 一つは、抜けるだけで生え変わって来ない脱毛症
  • もう一つは、本来の毛に育たなくなる薄毛

男性型脱毛症は脱毛症じゃない

その中で、一番理解に苦しむのが男性型脱毛症と言われるものです。
一見男性型脱毛症と言う言葉だけを聞けば、抜けることが問題のように感じますよね。

ところが、同じ脱毛症と言う名前が付いている症状の中では、円形脱毛症やびまん性脱毛症と比べると男性型脱毛症は似て非なるものなのです。

円形脱毛症とびまん性脱毛症

円形脱毛症とびまん性脱毛症は、抜けるだけで抜けた後には生え変わってきません。

だから、円形に毛のない部分が出来たり、バラバラと毛の無い透けた状態になるのです。

この症状がいきなり始まるので、わけが分からなくなってしまう人が多いです。

円形脱毛症とびまん性脱毛症の違いは、円形にまとまって毛が無くなるか、バラバラと無くなるかの違いです。

この2つとこれら以外の脱毛症と言われるものは、別個に考える必要があります。

脱毛症じゃないのに脱毛症?

男性型脱毛症にしろ、脂漏性脱毛症にしろ、ひこう性脱毛症にしろ、広汎性脱毛症にしろ、牽引性脱毛症にしろ、毛が抜けることが問題ではなく、その前段階があるのです。

その前段階とは、頭皮に何らかの異常が出てきて毛が育たなくなってくる段階です。

このような脱毛症と言われるものは、毛は抜けながら薄くなるし、抜けながら増えてくるのです。

ですから、私は円形脱毛症やびまん性脱毛症以外の脱毛症と言われるものを、「○○脱毛症」と表現するのは嫌いです。分からなくなるからです。

定義しましょう

  • 毛が抜けることで毛が無くなるのを:脱毛症
  • 毛が育たなくなって少なくなるのを:薄毛

このように定義したいと思います。この薄毛の中に、男性型や脂漏性やひこう性・広汎性があるのです。

こう定義すれば、のが分かるので、抜けるのが悪いと思いケア法や効果の出方を間違うことも防げるでしょう。

だとすれば、「○○型薄毛」と表現する方が良いのではないか?と思いますね。

牽引性は、その名の通り引っ張ることを続けていることが問題なだけで、引っ張らないようにすれば良いだけの話なので今回のテーマからは外します。

本当の意味での男性型脱毛症

ややっこしい話になりますが、20歳前後の男性で円形でもびまん性でもないに、抜けるだけで生え変わってこない脱毛症があります。

私は、このような人が本当の意味での男性型脱毛症ではないか?と思っています。五千人か1万人に1人くらいの確率でいらっしゃるように思います。

このような人は、何をしても毛を回復し維持できるようになるのは、現代では無理なので、今回のテーマからは外します。

皮脂を取ることを続けていると・・・

それ以外の、男性型・脂漏性・ひこう性・広汎性等々の薄毛は、皮脂を取ることを習慣として続けていることで発症してくるので、薄毛が表面化する前に前段階があります。

その前段階の中に、抜け毛がほとんど気にならない期間が長く続いた後に、一気に抜け毛が増えて薄毛になるので、毛が抜けることが問題だと感じている人が多いだけだと言うことを理解して欲しいです。

毛が抜けることが問題だと捉える人たち

毛が抜けることが問題だと捉える傾向は、男性よりも女性の方によく見られます。

薬を飲むことに抵抗感のない人・効果を求めて彷徨っている人にも見られます。

髪の毛が命と思う気持ちが強い人の方が、毛が抜けることに強い抵抗感を感じているようです。

それでは、薄毛が発症する段階を見てみる。?を探りたいと思います。

現代人は小さい頃から皮脂を取り過ぎている

話は1990年代の始めの頃にさかのぼります。この頃は育毛サロンのTVCMが花盛りで、
各テレビの番組でも毛の悩みに答えるべくして特集を組んでいるものがありました。

番組のスポンサーが育毛サロンで、そのスポンサー育毛サロンが特集の内容に関してかなり助言をしていたようです。

育毛サロンの担当者が、出演者の頭皮をマイクロスコープで拡大して見せて、「皮脂が多く出ていて、毛穴を塞いでいて発毛できなくなっている」「だから、この皮脂を取らないといけない。」と訴えかけたのです。

皮脂を取らないとハゲると思わされたのです。

そのサロンの技術で皮脂を取って、再度マクロスコープで皮脂を取った後を見せて
「このように綺麗になり、毛穴が開きました」「このような状態にならないと発毛してこないのです」としたのですね。

雑誌なんかでも、ビフォー→アフターの写真を見せているのがありますよね。

こういった特集・TVCM・雑誌での特集等の影響で、多く人が毎日皮脂を取るように頭皮を洗うようになったのです。

脂分を取る作用の強いシャンプーで(スッキリする)、皮脂を取るようなシャンプー法を毎日採っていると、頭皮が以下のようになってきます。

  • 脂っぽく感じたり
  • 痒みを感じるようになったり
  • 臭い(匂い)を感じるようになったり

これが薄毛に繋がる第一段階です。

この第一段階では、薄毛になる第一歩を歩み始めただけで、まだまだ薄毛にはなりません。まだまだ薄毛になりませんが、その人の体質次第では、危ないかも!って状態になったところです。

198号は、体質とこの後どんな経過を辿るかを書きたいと思います。

197号は平成24年(2012年)10月20日に配信したメールマガジンです。


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