育毛剤の効果で毛が増えるには条件がある

ご相談にいらっしゃる方のほとんどは、過去に何らかの育毛剤を使っていらっしゃいます。

中には、「育毛剤で増えるとは思えない」とおっしゃる方もいますが少数派です。

たぶん、このメルマガ読者の方の中にも、経験者の方や現在使用中の方もいらっしゃるでしょう。

育毛剤で毛が増えた話を聞かない

ところが、育毛剤の効果で毛が「増えた」「元に戻った」と言う人を、私は生まれてこの方聞いたことがありません。

この仕事を始めてから、「一時的に増えた」「一時的に戻った」と言う人には、少ないながら何人かの方に出会っただけですね。

あれだけ広告で訴えているのに、どうして育毛剤では毛が増えないのでしょうか?
本当に育毛剤で毛が増えて元に戻るのでしょうか?

薄毛人口は増えている

リアップは、発売初年度400万本売れて、10年での累計販売本数は4500万本を超えているそうです(2017年で6000万本突破)。
リリジュは、累計発売本数は400万本を超えたそうです。
柑気楼は、愛用者が430万人突破したそうです。

これだけ売れているのだから、薄毛人口が減っているのか?と言うと、反対に増えているのですね。

薄毛人口

男性の場合、1980年代の頃は620万人くらいと推定されていますが、現在では髪に不安を持っている男性は2500万人くらいと推定されています(リーブ21調査)。

女性の場合、昔は女性は禿ないと言われていたこもあり、過去のデーターはありません。現在は、髪に不安を持っている女性は推定で1700万人とも言われています(リーブ21調査)。

当然、日本人の平均寿命が伸びていますから、老齢人口が増えれば、当然薄い人も増えるので、その影響で薄毛人口が増えている面もあります。

が、女性の薄毛人口=毛に不安を持っている人が増えているのは、少々異常としか言いようがありません。

育毛剤の効果で何とか!

薄毛人口が増えるから、育毛剤が売れるのか?
育毛剤に効果がないから、薄毛人口が増えるのか?
それはわかりません。

一つ言えることは、現状のままで育毛剤の効果に頼っていても薄毛が治らないだけでなく、ハゲてしまう可能性が高いと言うことです。

育毛剤が悪いのではなく、育毛剤の効果で何とかしようとするところに問題があるのですね。

「現状のまま」と上述しているのは、薄毛になっている「頭皮」「体」「心」のままでは、育毛剤の効果では薄毛を治せないのです。

では、どんな「頭皮」「体」「心」だと、育毛剤の効果で薄毛を治せるのでしょうか?

それは、薄毛ではなかった時の「頭皮」「体」「心」だったら、育毛剤が効き薄毛を治せるのです。

薄毛でなかった時とは、あなたの毛がフサフサにあり、毛に対して何の不安も持っていなかった時のことです。

薄くなった時に初めて育毛剤を検討するのに、育毛剤が効くのが毛に不安がなかった時だなんて、とっても腹立たしいですね。

だから、これだけ育毛剤が売れているのに、薄毛人口が減らずに増えているのです。

頭皮環境を整える

問題は、これだけではありません。
前号で書いた新聞広告に載っていた育毛剤の効果を見てみると、「頭皮環境を整える」とうたっているものが多いです。

ところが、ほとんどの育毛剤は薬用なので医薬部外品です。

アルコール濃度の問題

医薬部外品に指定されていると言うことは、有効成分の配合比率がある程度決まっているはずなので、アルコール濃度が高いはずです。

薄毛の人の頭皮は、毛が育たないほど弱っているので、高いアルコール濃度では刺激が強過ぎるのです。

結果、頭皮環境を整える前に、頭皮がアルコールの刺激に負けてしまうのです。

抜け毛が減ると良いのか?

頭皮がアルコールの刺激に負けると、抜け毛が減ります。

育毛剤の口コミの中に、「抜け毛が減って効果を感じています」なんて投稿を見ることがありますが、アルコールの刺激に負けている可能性が高いのです。

こんな理由から、育毛剤が売れていても薄毛人口が減らずに増えているとも言えるのです。

皮膚の弱い人

そして、もう一つ。
薄毛になりやすい人は元来皮膚が弱い人が多いです。

これらの人は、薄毛であっても、薄毛で無くても、アルコールの刺激に弱いので、効果のある育毛剤を使えば使うほど毛が無くなっていきます。

効果のある育毛剤とは、有効成分の配合率が高いので必然的にアルコール濃度も高いのです。

薄毛を治すのに育毛剤は必要?

上述したこととは矛盾しますが、薄毛を治すのには、育毛剤が必要な場合が多いです。
育毛剤じゃなくても、それに近いものが必要なことが多いです。

でも、それは薄毛でなかった時の「頭皮」「体」「心」に回復していることで始めて有効に働くのです。

ですから、薄いからと言う理由で、すぐに効果のある育毛剤探しは命取りになることもあり得ると思って下さいませ。

228号は平成26年1月11日(2014年)に配信したメールマガジンです。


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