育毛剤の効果で何とかしようとする
たぶん100人中100人の人が、一番最初の検討するのが市販の育毛剤です。TVCMでも雑誌の広告でもネット上でも、”あなた”や”多くの人”が望む育毛効果が出ると訴えている製品がたくさんあるので、どれを選び使えば良いのか悩むくらいです。
ご相談者の8割くらいが育毛剤を使っている
私のところにご相談にいらっしゃる方の中で、いらっしゃる前に何もしていない人は非常に少なく、8割くらいの人が何らかの育毛剤を使っています。
育毛剤の効果では毛が増えない
近頃では、育毛剤では毛は増えないと薄々気付く人も増えてきましたし、どう考えても「私の薄毛は育毛剤を使って良いものではないなあ」と考えている人も多くなってきているので、昔ほども100人中100人と言うこともなくなってきました。
育毛剤の種類にはどんなものがある?
育毛剤には大きく分けて、酵素活性型のものと血流促進型のものがあります。最近は、色々な植物から抽出した成分を使っていたりするものがありますので、どちらの部類に入るのかをよく調べて下さい。
- 酵素活性型:毛母細胞の毛を作る際に働く酵素を活性化する目的のもの
- 血流促進型:毛細血管の血の流れを良くして毛根に血を集めようとするもの
大きく分けると上記のように2つに分かれると思いますが、どちらの育毛剤ももう一方の効果をも併用して持っています。
どちらに比重がおかれているのかで分かれると思ってください。酵素を活性化しても血が不足していては毛は育ちません。血の巡りを集めても酵素が働かないと毛は作られません。
育毛剤の効果では薄毛は治らない
育毛剤は確かに付けた時には、その作用が及びますので、育毛剤のメーカーが訴えている効果はあります。が、その時だけの作用で長時間効いているわけではありません。
作用・効果は強制的
血の巡りを良くするにしても、酵素を活性化するにしても、育毛剤の作用や効果で負担・負荷をかけて強制しているわけですから、その強制力や負荷が無くなると毛は育たなくなりますし、負荷や負担をかけているのだから、弱っている毛母細胞や頭皮は急速に弱っていきます。
- 薄毛の人の頭皮では、育毛剤で発毛はするが、育たないのです
- 薄毛の人の頭皮では、育毛剤で薄毛が治った人はいないのです
- 薄毛の人の頭皮では、育毛剤でこじらせる人が多いのです
効果や負荷は言わば健康運動
健康を向上させて行く時、
・例えば、筋力を付ける場合には、筋肉に負荷をかけて筋肉を付けていきます。
・例えば、持久力を付けるなら、ジョギング等を行って肺活量を向上させていきます。
育毛剤とは、言わばこのような負荷とか負担を与えることになります。
毛を回復していく為には健康を向上させるのと同様に必要なことでもあります。
頭皮に力があれば育毛剤は効く
体が健康な時の負荷とか負担は健康の向上に役立ちます。頭皮や毛母細胞に育毛剤の負荷や負担を生かす基礎体力があれば、育毛剤は効いて毛が育つようになるのです。
残念ながら薄毛の人の頭皮や毛母細胞には基礎体力のないので、育毛剤が効かないです。