274号:あなたのタイプは?

273号:ご自身を振り返ってみる

272号:効果のある育毛剤を使えば増えるか?

271号:発毛させれば髪は増えるか?

270号:抜け毛が減れば良いのか?

269号:皮脂や汚れが問題か?

268号:育毛の道案内人と名乗り育毛相談と言う仕事に携わったきっかけ

267号:2000年頃からの育毛の流行り廃り

リアップを始めとして、数々の育毛剤が発売され続けて、育毛サロンは淘汰の時代になり、プロペシアやミノキシジルの薬が主流になっている。「毛が増えるノウハウ」とか「発毛する14個の裏技」とかのPDFファイルで配布する情報商材が増える

274号:あなたのタイプは?

あなたのタイプは?

273号では「あなた自身を振り返って下さい」として、体温を計ってみるこを提案しました。
計ってみました?

それで何度だったでしょうか?
35度台だったら、相当ヤバいですよ。下手をすると発ガンするかも。

36度5分を超えない

多くの人は、36度5分を超えていないでしょう。それだけ体温が低めの人が現代社会では増えているのです。

体温が低い人は、ご自身が持っている免疫力も弱いので風邪を引きやすく、引いたら治りも悪いです。インフルエンザ等の感染症にも罹患しやすくなります。

近年では、すぐに薬を飲む人が多いので、さらにご自身の抵抗力・回復力が低下している人が増えています。

ちなみに、私は風邪を引いたかな?と感じた時は薬を飲みません。

昔ながらの治療法を用いて自分の体の自然治癒力を高めて治します。ですから、治った後はすっきりと治っています。

毛の回復力を測る

実はこの体温の高低が、「あなた」の毛の回復力を測る目安になるのです。

体温の低めの人は、毛の回復力も低いです。理由は、体温保持の為にエネルギーが優先配分されるから。

毛は生きていくのに必要のないものなので、体温が低めの場合は、毛が育つ為に必要なエネルギーが一番最後に余った分が回ってくるのです。

一番最後なので、エネルギー不足の場合は回って来なくなります。35度台の低体温だと、エネルギー不足なので薄毛を治せなくなるのです。

皮脂の分泌能力が弱い

そして、薄毛の人は相対的に皮脂の分泌能力が弱く、皮膚の抵抗力や防御力も低いのです。

そんな人の体質は、何らかのアレルギーを持っていることが多く、アトピー体質とか喘息を持っていたりします。犬猫アレルギーやホコリアレルギー等々も。(子供の頃アトピーだったとか、小児ぜんそくだったも含みます)

そうなんです。
薄毛の人の中には何らかのアレルギーを持っていらっしゃるか、皮膚が弱い人が多いのです。

ご相談をお受けしていると8割くらいの人が、何らかのアレルギーを持っていて体温も低めです。

薄毛になりやすい人

以上のように、薄毛になりやすい人は、何らかのアレルギーを持っていて、体温が低く、皮膚の抵抗力・防御力・回復力が弱いので薄毛になると治りづらいのです。

こう言ったご自身のタイプのことを分かった上で、ケアに取り組んでいるかどうかがとても重要ですね。

皮脂を取るケアが薄毛の問題

皮脂は自分を守る為に必要な分泌物です。その分泌物がアレルギー体質や皮膚の弱い人は弱く少ないのです。

頭皮がテカっていても、皮脂の分泌量は少ないです。見た目ではなく、その人の能力の問題です。

少ないのですから、皮脂を取るシャンプーや育毛方法を採って、育毛剤を効かすケアを行っていると、頭皮がテカってきて、弱った頭皮をさらに弱めてしまいます。弱っている組織に無理強いする結果になるので、効果のある方法や製品で毛を無くすと言う皮肉な結果になってしまうのです。

育毛剤・発毛剤を使う前に読んで下さい。

平成27年(2015年)に出版した拙著「毛は増える!」の帯のところに、「育毛剤・発毛剤を使う前に読んで下さい。」と記述していたかと思います。

上述していることが分かっていたので、薄毛の症状をこじらせる人が少しでも減って欲しかったのです。

とは言いましても、すでに多くの方は育毛剤に頼る方法を採っていて症状を悪くしています。

先日お越しになったご相談者の方も、「超有名な大学病院の脱毛外来に行って診察してもらったけど、効果が望めるのはプロペシアとミノキシジル系の育毛剤しかない」と言われたとおっしゃっていました。

成分や製品の効果ではなく、育毛方法で効果を出していくのが大事なのにねぇ。

実際はそんなことはなく、ご自身のことを分かって、ご自身に必要な育毛方法を採れば何とかできるものです。

医療に画期的な方法や薬があると信じている人は多いですが、医師は薄毛を薬を処方できる対象としか診ていません。

ですから、医師は副作用のことや薬が効かなくなった後のことは全く知らないし考慮もしません。

知っていても患者にちゃんと説明する医師はほとんどいないです。その為、患者にも何の説明もなしに処方されることが多いようです(ご相談者に聞いた話です)。

あなたのタイプのことをお聞きになる医師はほとんどいないでしょうから、ご自分のことはご自分が理解した上でご自分で対処していくのが一番かと思いますね。

そんなお手伝いを弊社では提供しています。

274号は平成27年10月17日に配信したメールマガジンです。

273号:ご自身を振り返ってみる

ご自身を振り返ってみる

ご自分の髪の毛のことを考える時とはどんな時でしょう?

  • あれ?毛のまとまりが悪くなった
  • あれ?最近毛に元気ななくなってきた
  • トリートメントしないと毛がパサついて仕方がない
  • 鏡を見ると地肌が見えるようになった
  • 髪の毛が濡れると、地肌が丸見えになってきた
  • 髪の毛がパカっと割れてしまう

他にもいろいろあるでしょうが、髪の毛のことを考え始めるきっかけと言うものがあります。

すると、たいていの人はシャンプーを替えてみようか?とかヘアケア製品に問題があるのでは?と考えてしまうもの。

その時点で、見るところを外部からではなくご自分自身に向けていれば、薄毛にならないかもしれません。

多くの人が求めるヘアケアに対する効果と言うのがあります。
それは、毛のまとまりが良くなり、パサつきや軋みのない、綺麗な髪の毛になるヘアケア製品です。

実は、この目的=使う側が求める効果が薄毛の原因になるのです。その理由は別の号で説明します。

薄毛になった時に何を探すか?

育毛とは目的の違うヘアケア製品を使うから、髪の毛の育ちが悪くなり薄毛になっていくのです。

ちなみに、薄毛の原因はヘアケア製品だけではないので、湯シャンにしても良くなるとは限りません。湯シャンはケアの方法の一つでしかないと言うこと。

そして、薄毛になった時にどうするか?と言うと、またしてもシャンプーを考えたり、効果のある育毛剤を探し始めるのです。

中には、育毛サロンに相談に行ったり、美容室でのサービスでヘッドスパを受けたりします。SNSやYOUTUBEやコスメの口コミサイトを見たりする人もいるでしょう。

ここまでの話で一番欠けているのが、今号のテーマ「ご自身を振り返ってみる」です。

育毛に成功する為に、育毛に失敗しない為に

毛はあなたの体の内部から育っているあなたそのものです。
にも関わらず、ほとんどの人は毛に何らの変化が出てきた時に、外部に原因や問題点・改善策を求めます。

たしかに、ヘアケア製品が薄毛の原因の一つにはなっていますが、その前に、ヘアケア製品の影響を受けやすい「あなた」に問題があるのだ!ってことを分かっていますか?

これが、所謂○○やタイプと言われるものであって、現在の「あなた」の体の状態でもあるのです。

タイプや現在の「あなた」の体の状態を分かることで、必要な育毛方法が見えてくるわけです。

育毛方法が分かれば、その方法に必要な製品や習慣も見えてきます。

中でも一番大事なこと

タイプや現在の「あなた」の体の状態の中で一番大事なこと。
それは、体温です。

拙著「髪は増える!」の中でも体温を計ることをお勧めしています。ご購入下さった人の中で、いかほどの方が実際に体温を計ったでしょうか?

「そのなもの育毛とは関係ないじゃないか!」なんて思っていませんか?

実は、アマゾンのレビューでも体温について記述している人はいませんし、「本が好き」の書評でもほとんど取り上げて下さっていません(少し取り上げてくれている人はいらっしゃいます)。

書評は以下からご覧下さい。
http://www.honzuki.jp/book/229404/

これらを読んでみると、あまり体温を重視している人がいないのが分かります。

私がご相談をお受けする際に重要視するのが、ご相談者の方の体にどれだけ余裕があるのかどうか?です。

髪の毛は心身や頭皮の余裕で育ちます。

余裕とは十二分に全身に血が巡っていて、心身・頭皮ともに元気な状態であること。

こんな状態に心身・頭皮があることで、毛を作る組織も活発に働いていて免疫力も高いのです。

この余裕度が如実に表れるのが体温なのです。

ここで言う体温とは基礎体温のことで、昼食前、夕食前の体温を計ってみて、平均値でみます。起床後は誰でも低いので参考程度に。

体温を計ることで、ご自分でご自身のことを客観的に見ることが出来るのです。

この体温が高いか低いかで余裕度がだいたいわかります。余裕度が高い人だと、環境を整えるだけで勝手に毛が育ってきますが、余裕度の低い人だと、環境を整えるだけではなかなか難しいです。

あなたが実践するしかない

体温は筋肉を動かすことで筋肉が発する熱で上がるので、筋肉量を増やすことが必要なのです。

と言うことは、「あなた」が実際に体を動かすしか体温を上げる術がないと言えます。

そりゃ、サウナや温泉に入れば一時的には体温は上がります。でも、筋肉量がない場合はすぐに冷めてしまいます。

35度代の低体温だと、体に基本的な余裕がないので髪の毛にまでエネルギーが回ってきません。

いくら効果的な育毛方法を採っても毛が増えるようになりませんし、効果的な育毛剤を使っても効果に繋がらないだけでなく、反対に薄毛を進行させてしまうことさえあります。

ですから、まずご自身を知る為に基礎体温を知って下さい。昼食前・夕食前の体温を2日か3日計って下さい。

273号は平成27年(2015年)10月3日に配信したメールマガジンです。

272号:効果のある育毛剤を使えば増えるか?

効果のある育毛剤を使えば増えるか?

前号までの3号で「皮脂」「抜け毛」「発毛」に関して書いてきました。

読んで頂ければ分かりますが、これら3つは全て薄毛を治すには間違っている情報が多い方法だと言うのがお分かり頂けるかと思います。

拙著『髪は増える!』にも同様のことを書いているので、お求めの方は読み直して下さいませ。

効果のある育毛剤

今号では多くの人が探し回る「効果のある育毛剤」で増えるかどうか?です。
ネットで調べてみて下さい。

すごい量の効果のある育毛剤が出てきます。新聞広告でも何種類も出てきます。

そして、それらがランク付けされていたります。何を基準にしたランクなんでしょうね?

本当に育毛剤の効果が分かっているのか?

とても疑問に感じるは、ランキングを付けている方がそれぞれの育毛剤を6か月程度で6本くらい使ってみて、本当に一つ一つの育毛剤の効果を確認しているのかどうか?です(最低でも6か月で6本程度使わないと、その育毛剤の最低限の本当の効果は分からない)。

一つの育毛剤に効果があるかどうかを単純に調べるだけでも、10人~20人くらいの人に1年~2年くらいは1~2か月に1本は使ってもらう必要があります。

確実性を上げるなら、100人は必要です。

その上、世間に出回っている育毛剤を全て調べないと、どれがより良いのか分からないです。

ところが、少なくても弊社で使っている育毛剤は、ラキングサイトで見た事がありません。

さらに、どこに育毛剤の効果の基準を置くのかも決めないと分からなくなります。

発毛するとか抜け毛が減るとかではなく、多くの人が望むのは髪の毛が増えることだと思うので、髪の毛のスタイルと長さが同じで、同じ方角から同じ距離で3枚くらいの写真を同じ月に撮影してみる必要があります。

育毛剤のランキングサイトのランキングはあてにならない

要は、ランキングサイトに掲載されている育毛剤は、アフィリエイトの広告主が提供している育毛剤です。

販売者が広告主としてアフィリエイトに提供しているから表示されているだけで、販売者・製造者が広告主になっていない育毛剤は表に出てこないのです。

そして、もっと怖いのは毛が増える効果を間違っているのに、その効果が出るから良い育毛剤だとしてランキングが上になること。

髪の毛が増える効果を間違っている

前2号で、「抜け毛は減ると毛の本数も減っていきます。」「発毛させても、毛が増えないばかりか毛を無くすことになる。」と言うようなことを記述しています。

ところが、多くの方は「抜け毛が減るのが育毛の効果だ」とか「発毛してくれば毛が増えるものだ」と思っていらっしゃいますから、この2つを基準にして育毛剤の効果を見ます。

抜け毛が減ったり発毛したりする情報が多いと、この育毛剤には効果があるとしてランキングが上がるのです。

効果のある育毛剤は頭皮に負担を強いる

人の毛が育たなくなって薄毛になる、とはどういうことなのでしょう?(抜けて薄くなるけど、抜け毛が薄毛の原因ではないですよ!)

  1. 直接的には、頭皮の血の巡りが弱くなって毛細血管に十分血が巡らなくなってきて
  2. 結果的に、毛母細胞の細胞分裂が十分されなくなること。(酵素の働きも悪くなる)

と言えるでしょう。

育毛剤の効果・効能を見て下さい。
たいていは、「血流促進」「毛母細胞の活発化・活性化」「酵素の活性化」を謳っていると思います。

かの有名なリアップは、ミノキシジルの効果で毛細血管を拡張をして血流改善か血を集めるのだと思います。

M1ミストは毛母細胞の活性化で、チャップアップは血流促進ですね。

血流を改善して、毛母細胞の働きを活発にしようとするのが育毛剤の働きなのです。

すごく的を得た効果・効能です。
が、ちょっと待って下さい。

あなた(もしくは薄毛の人)の頭皮の血流が悪くなっているとは、どういう状態になっているのか?を考えたことがありますか?

血流が悪いのだったら、育毛剤の力で血流を促進させてあげれば良いじゃないか?とお考えですか?

この20年間での効果あると言われる育毛剤の出荷本数

以下に2000年から発売された育毛剤の出荷本数を、発売元の情報を元に記述します。

  • リアップは発売以来2023年で7000万本以上出荷
  • M1ミストは2023年で172万本の出荷
  • チャップアップは2023年4月で900万本を出荷
  • 柑気楼は2022年8月で3300万本の出荷
  • リリジュも2022年10月で1000万本出荷
  • ポリピュアEX2021年7月で600万本の出荷
  • ニューモは2023年3月までで2000万本の出荷
  • マイナチュレ2022年8月までで280万本の出荷

これだけ育毛剤が出荷されていて、血流促進して毛母細胞を活性化しているのに、髪の悩みを解決した人がほとんどいないのです。

何故か?
それは、血流が悪化するのは、その人の頭皮や心・体の力が弱っていることに問題があるからなのです。

弱った頭皮に血流促進させる作用や毛母細胞を活性化する作用を及ぼすのは、過労で寝込んでいる人に無理に運動させるのと同じなのです。

育毛剤の効果は、弱った頭皮には負担になるのです。

時折、頭皮の弱り方がマシな人がいます。
そんな人だと、育毛剤の効果は毛が増える方に働きます。

でも、根本的なところを改善しているわけではないので、いずれ再度薄くなってきます。

以前は戻ったからと思って、同じように育毛剤の効果で何とかしようとすると、2度目3度目くらいまでは何とかなりますが、それ以降には育毛剤の効果では戻らなくなってしまいます。

戻らなくなった時の一番怖いのは、育毛剤の効果でこじらせてしまうことです。

今、私のところにご相談にいらっしゃる方のほとんどは、育毛剤の効果で薄毛をこじらせていて苦労されています。

では、どうすれば良いのでしょう?
そうならない為に書いたのが拙著『髪は増える!』です。

薄毛をこじらせてしまうと、本に書いたケアでは少々難しいかもしれません。

難しいかもしれませんが、ちゃんと実践して下さると、何かの機会に弊社でのケアを行うと効果の出方が早くなると思いますね。

薄毛をこじらせると、回復するには手間と時間と費用がかかるのです。疲労をこじらせると過労してしまい疲労を回復するのは難儀するのに似ていますね。

手軽に簡単に安くを求めていると、後々苦労することが多いのです。

272号は平成27年(2015年)9月19日に配信したメールマガジンです。

271号:発毛させれば髪は増えるか?

発毛させれば髪は増えるか?

薄くなっている部分を見れば、「発毛させたら良いじゃないか!」って思えてしまいます。
その心は何でしょう?

たぶん、ほとんど人は「太くて寿命の長い本来の毛が発毛してくるはずだ」と期待しているはずです。

薄くなるとはどう言った症状か?

では、薄くなるとはどう言った症状を言うのしょう?
これが分からないと発毛させることが必要なのか?発毛させれば髪の毛が増えるのか?どうかの判断ができないですよね。

薄くなるとは生え替わってくる髪の毛が、以下の2つになってくるからです。

  1. 細くなってくる
  2. 成長期が短くなってくる、伸びなくなってくる

半分の細さになった時に発毛させれば、半分の細さになった毛しか発毛してきません。

成長期が半分になったら、成長期が半分の毛しか発毛してきません。

そんな毛しか作れない頭皮・心身だからです。

これが分かれば発毛させても薄毛が治らないだけではなく、下手をすると逆効果になることが分かります。上記の細さと成長期には「良くても」と言う前提があります。

たいていの場合、発毛させるとは頭皮や毛穴に無理を強いる結果になるので、さらに細い毛・成長期の短い毛しか発毛してこなくなるのです。

毛は意識的に操作できるものではないことも分かって欲しく思います。

たまたまタイミングがハマる

毛には生え替わるサイクルがります。

人により違うので画一的には言えませんが、1本の毛の成長期が3年とすると、薄毛の人の場合は2年とか1年に短くなっています。

例えば、成長期が1年に短くなっていた人の場合は、生えている毛は1年で抜けてしまいます。

通常は、あと2年したら芽を出して伸びるのです。そのタイミングにハマった時の発毛ケアで
毛が生えてくるのです。

それを無理するとどうなるか?

上記のタイミングにハマった場合でも、頭皮や毛穴に負担を強いる結果になります。

毛は次に生え替わる為に4ヶ月程度毛穴内部で熟成します。

それを無理して、十二分に毛穴内部で毛が熟成しない状態で発毛させたらどうなるでしょう?

言わずとしれた、もっと育たない毛で発毛してくることになっていきます。

だから、発毛させるケアで毛が増えた人がいないのです。時折増える人がいらっしゃるのは例外的な人です。

例外的な人でも、続けていると段々と効果が続かなくなっていき、最終的に何をしても効果に繋がらくなっていくのです。
失敗するのですね。

271号は平成27年(2015年)9月5日に配信したメールマガジンです。

270号:抜け毛が減れば良いのか?

抜け毛が減れば良いのか?

『あなたは、抜け毛を減らしたいのですか?』とは、「髪は増える!」と言う書籍の一番最初に書いた文面です。

何故この文面を一番最初に書いたのかと言うと、ご相談者のほぼ全てが抜け毛を減らしたがるからです。

こんなことを書いている私も、この仕事を始めるまでは抜け毛を気にしていましたから偉そうなことは言えません。

目に見えるものだから、気になるのは仕方がないことですが・・・。

抜け毛は増えたり減ったりするもの

ただ、一つだけ知っておかないと駄目なことがあります。
それは、以下のことです。

  • 抜け毛と薄毛には因果関係がない

え?不思議に思いますよね。

毛が抜けて薄くなるのだから、因果関係があるでしょ!と。俺も抜け毛が増えて薄毛になったぞ!と

でも因果関係はないのです。

毛は毎日・毎時抜けている

では、お聞きします。
あなたの毛は抜けないのですか?
毎日1本も抜け毛はないのでしょうか?

そんなことはありませんよね。
必ず、毎日抜け毛があって、フサフサの毛を維持できているのです。

もっと詳しく言えば、
毎日抜け毛があって、抜けた毛と同じ毛・同じ本数の毛が生え替わっているからフサフサの毛が維持できているのです。

薄くなる時はどうなるか?

毎日抜け毛があるけど、抜けた毛と同じでない毛・同じでない本数の毛に生え替わっているから薄毛になっていくのです。

抜けた毛と同じでない毛に生え替わるとは

最初は細くなってきて、次第に成長期が短くしか育たない毛に生え替わっていくのです。

それも何年もの時間をかけて順番に生え替わりながら。

同じでない本数の毛に生え替わるとは

成長期が短くなってくると、成長せずに刺さっているだけの毛が増えてきます。抜けずに残るので抜け毛の本数は減り気味になります。

あるとき、シャンプーを替えたり環境が変わったりすると、それに反応して刺さっているだけの毛が一気に抜けることになります。

すると、通常の抜け毛と刺さっているだけの毛の抜け毛が合わさるので、とてもたくさん抜けるようになります。

それでも、抜けた毛は生え替わってきます。

ところが、生え替わってくる毛の成長期は段々と短くなっていくので、頭皮の表面に出ている期間が短くなっていきます。

すると、維持できる本数が少なくなっていき、抜ける本数が段々と少なくなっていくのです。

数センチも成長しない毛ばかりになってしまうと、平均30本前後ある抜け毛はシャンプー時に10本程度しか抜けなくなってしまいます。

こうして、維持できる本数が減っていくのです。
男性の場合は、成長期がゼロになってしまうと、二度と生え替わってきません。女性の場合は、成長期がゼロになってしまうことはほとんどありませんが、無理に発毛させようとするような無茶をしていると、女性でも生え替わってこなくなります。

抜け毛が問題なのではない

見た目にはどうしても抜け毛に目がいきますから、ある程度抜け毛が気になるのは仕方がないでしょう。

でも、抜け毛の本数よりも、どんな毛が抜けているか?の方が大事です。

上述しました通り、大きな問題は抜け毛ではなく、毛がちゃんと成長しているかどうかが問題なのだから、見るべきは抜け毛の本数ではなく抜けている毛の種類の推移です。

と言うと、細くて短い毛が抜けると危ない!と単純に判断する人が出てくるのが世の中です。

人は機械や人形ではありませんから、きっちりしているものではありません。

たいていの人は、フサフサでも細い毛・短い毛は抜けます。
問題は、その割合の推移です。

細い毛・短い毛の割合がどう推移してきているか?を見て下さい。それも、3ヶ月か4ヶ月くらいのサイクルで見て欲しいですね。

ちゃんと成長している毛が何割か?

抜け毛がご自身本来の毛が全体の8割前後で推移していれば問題はないでしょう。細くて・短い先細りの毛の割合が2割前後で推移していれば問題ないでしょう。

薄毛が発症し始める初期の頃は、細い毛と太い毛が5分5分になっていることが多いです。

たぶん、この頃には毛に元気がなくなっていて、セットが決まらなくなっていたり、女性の場合には「私の毛じゃないみたい」と感じる頃かもしれません。

シャンプーを変えようと思ったり、育毛剤を検討する頃ですね。

こんな頃に、今回出版した本の中に記述しているケアを、あなたに合して取り組んで下されば、
1年2年くらいで元に戻る可能性が高いです。全体の5割~6割の方が元に戻るのではないか?と思います。

取り組む内容の中で「これは嫌だ!」「これは出来ない」と感じた事が、あなたの大きな問題だと思うので、できるようにご自身の習慣を変えるよう努力して下さいませ。

270号は平成27年(2015年)8月22日に配信したメールマガジンです。

269号:皮脂や汚れが問題か?

皮脂や汚れが問題か?

皮脂や汚れを問題にする美容情報や育毛情報が、どれほど多いでしょうか!?

育毛を仕事として取組み始めてから、この情報に接しない日はほとんどありませんでした。結果、ご相談者の方々は頭皮をダメにして、毛の育ちを悪くしていたのです。

人の皮膚はどうなっている

人の皮膚の構造がどうなっているのか、ご存知でしょうか?ネットで調べるといくらでも図解入りで出てくるので、調べてみて下さい。

ここでは簡単に文章で書いてみます。
一番外側の表面に皮脂膜があり、その下に角質層があります。この2つが表皮と言われている部分です。厚さは約0.2ミリ程度ととても薄いです。

  1. 皮脂膜
  2. 角質層=ひとつひとつの角質細胞の隙間に存在するセラミドが、まるで接着剤のような役割を果たして存在している
  3. 真皮
  4. 皮下組織

上記のように層になっているのです。汚れは「1」の皮脂膜の上に乗ることになります。

また皮膚常在菌も皮脂膜上に存在していて、汗や皮脂を餌とする皮膚常在菌の産生物質と混ざって皮脂膜は弱酸性に保たれているのです。

皮脂膜が弱酸性に保たれるていることで、細菌の侵入を防ぎ・保湿作用があって人の体を守っているのです。

皮脂を取るとトラブルを起こす

最近は少なくなりましたが、私が育毛相談を仕事とした1999年頃では、世間一般的な情報では「毛穴が詰まるから綺麗にしなさい」と言うようなものが多かったです。

未だに、ヘッドスパをメインのメニューにしているサロンでは、平気でそんなことを訴えていたりします。

TVCMでも、毛穴を綺麗にするシャンプーの広告が流れていたりします。

そんなサロンやシャンプーのメーカーは、ちゃんと皮膚の構造を理解した上で、そんなことを訴えているのでしょうか?

マイクロスコープで頭皮を見ると

マイクロスコープで頭皮を見ると皮膚にトラブルを抱えているように見えるから、綺麗にすることでトラブルがなくなるような訴えかけをしています。

本当にそうでしょうか?

皮膚にトラブルを抱えるようになったのは、「長年、頭皮を綺麗に洗い過ぎていたから」と言う原因が抜け落ちています。

脂分を取る=角質層を削る

市販のシャンプー(美容室のシャンプー・石鹸シャンプー含む)の多くは、脂分を取り去る作用が強いです。

脂分を取り去る作用が強いと、角質層をも削ることになるので頭皮が荒れてくるのです。

皮脂を取ることで不足した皮脂の分泌も増えて、角質層が痛んで荒れるので、マイクロスコープで頭皮を見ると、頭皮が荒れて毛穴が塞がったように見えるのです。

これを見て、「汚れや角質・皮脂がケアを塞いるので毛が育たない・発毛の邪魔をしている」なんて言っているのです。

皮脂を取ると毛の生育が悪くなる

こんな理由で頭皮の皮脂・汚れを取って綺麗にしていると、皮膚が弱り・痛んで血の巡りが悪くなり、結果的に毛の生育が悪くなるのです。

それ以外にも、脂分を採る作用の強いシャンプー剤は浸透力も強いので、毛穴内部の組織を痛める元にもなるのです。

2000年頃より言っているが・・・

手を変え品を変えて上記のようなことを訴えてきましたが、中々広まらなくてご相談を受ける度に困っていました。

そう言ったことがあるので、出版して少しでも多くの人に本当のことを知って欲しかったのです。

全てのシャンプーがいけないのか?

最近では、どこかの美容外科の先生が「色々調べた結果シャンプーがいけないのが分かった」として、湯シャンを勧める本を出版されました。

2013年に発売されていますから、私の情報か私の師匠筋の情報を調べたのかもしれませんね。本当のことは言わないと思いますが・・・。

ただ、「シャンプーをしないから良い」とは限らないのが薄毛のケアの難しいところ。

シャンプーの種類によっては、薄毛の原因の一つになるとしか言えないのです。

そして、シャンプーの目的次第では、大きな問題になることがなく、使い方次第では全く影響のないこともあります。

どんな目的のシャンプーを、どのように使うか?で変わると言うことです。

以上のことから、皮脂や汚れが問題なのではなく、皮脂や汚れを取り過ぎていることが問題なのです。

初出版の日:「髪は増える」

平成27年(2015年)8月6日は人生で始めて出版できた記念の日です。

自費出版ではなく、商業出版(印税が入る)ですから第三者の方に認められたと言っても過言ではありません。

長年頑張ってきた甲斐がありますね。

269号は平成27年(2015年)8月8日に配信したメールマガジンです。

268号:育毛の道案内人と名乗り育毛相談と言う仕事に携わったきっかけ

育毛の道案内人と名乗り育毛相談と言う仕事に携わったきっかけ

私(=育毛の道案内人)が、この仕事(=育毛相談)に携わることになった「きっかけ」って何だと思いますか?

このメールマガジンを、長い間読んで下さっている方ならお分かりだと思います。何回か触れたことがあるので。

前号のテーマ「2000年頃からの育毛の流行り廃り」も、過去に2回ほど書いているのです。

あと5年ほどしたら、また新しい流れが出てくると思いますので、4回目を書くことになるかもしれません。

育毛サロン→リアップ→情報商材→スカルプD→プロペシア→ヘッドスパ→ノンシリコンシャンプー→フィナステリド・ミノキシジル

大まかには、上記のような流れできていますが、これらは全て根本的な薄毛の原因部分については、全く入っていないのです。

これが、本号のテーマである「私がこの仕事に携わったきっかけです

今回出版を志したのも、根本を知って欲しかったからです(2015年当時の話)。

育毛の現実はあまりにも一般的な常識と違う

私が育毛を仕事として取り組み始める大きなターニングポイントになったメールマガジンがあります。

ちょうどリアップが発売された時で、育毛サロンの広告がTVや雑誌等のメディアで盛んに流れていました。

特に大きな意図は無かったのですが、誘って下さったメーカーのホームページに載っていた記述内容を、許可を頂いた上で拝借して配信してみたのです。

今、頭皮が危ない!

タイトルは「今、頭皮が危ない!」でした。

育毛サロンの広告は花盛りだし、日本初の発毛剤も発売された後だし、「読者はそんなにいないだろうなぁ!」と思っていました。

当時は、メールマガジンと言う情報発信の形が出てきたところで、「まぐまぐ」という配信システムがサービスの提供を始めて1年か2年くらいだったと思います。

創業者の方が「こんなサービスがあったら良いな」と思って、趣味的に始まっただけのサービスでした。

週に1回新規発行メールマガジンの読者登録数が発表されていました。

私が登録したメールマガジン「今、頭皮が危ない!」の読者数は、なんと3000名を超えて新着1位か2位だったのです。

現在のように広告を出すのでもなく、読者を集める為に策を施したわけでもないに、読んでみたいとおっしゃる方がそれだけいらっしゃったのです。

頭皮が危ない人が多かった

今でこそご相談は有料にて承っていますが(一部無料もあり)、メールマガジンの一番最後のところで無料相談コーナーを設けて、「この内容について記述してメールで送信して相談下さい」、「どうすれば良いかの回答を無料で差し上げます」と記述して配信したのです。

すると、たった4カ月しか配信できなかったメールマガジンなのに、合計で350名くらいの人からご相談メールを頂いたのです。

当時は知識も経験も無かったので、誘って下さったメーカーの先生に頼んで回答を書いてもらい、その内容をそのままご相談下さった方々に送信していました。

ご相談下さった内容と、先生の回答を突き合わせていると分かることがりました。

それは、頭皮や毛穴の皮脂を綺麗に取り育毛剤を効かすケアで頭皮に異常を抱えて、毛を無くしている人が大多数だったのです。

そのうち、8割程度の人がリアップを使い、2割か3割くらいの人が育毛サロンに通っていました。

一般的な常識に従って失敗している

そうなんですね。
一般的に「効果がある」とか「毛が増えるのには必要なことだ」と認識されていることに取り組んで、頭皮に異常をかかえて毛を無くしていたのです。

一般的に効果があると言われていたことは次の4点です。

  1. 頭皮と毛穴の皮脂や汚れを取り去り清潔にする。
  2. 抜け毛を減らせば良い。
  3. 発毛させれば良い。
  4. 効果のある育毛剤を使えば良い。

この4つに従ってケアに取り組んで、頭皮に異常をきたして、毛を無くしている事実と現実を突き付けられたのです。

おかしいことはおかしいゾ!

多くの方は、常識に沿って取り組んでいるのに上手く行かないのは、やり方が間違っているか、使う製品が駄目だからじゃないか?と考えます。

そうお考えになるのは無理もありません。自分で経験したことしか確実な情報がないからです。

私は、多くの同じようなことで失敗している事例を、たくさん知ることができたので「おかしことはおかしいゾ!」と認識することができたのです。

まだまだ新米の私の助言(メーカーの先生の指導による)に耳を傾け、安くもない製品をご購入下さるのですから、私が本気で取り組まないと「あまりにも失礼だ」と思ったのです。

たぶん、その頃の2年~3年間は、人生で一番勉強した時期ではないかと思います。

それも、本やテキストがあったのではなく、全て実践・現実から出てくる疑問や問題を解決しながらの勉強でしたから、今では人を診るだけで「その人の薄毛の原因がだいたい分かる」ようにはなりました。

新米で勉強してる期間には、今思い出してみても、間違った助言はしていないですね。

経験不足で助言不足や舌足らずの助言はありましたが、間違った助言をしていなかったのだけは確かです。

今号は、「私がこの仕事に携わったきっかけ」をテーマにしました。

その中で、薄毛を改善する為の4つの一般的な常識(間違っています)について記述しました。

実は、そのひとつひとつの中に薄毛の根本的な原因が隠されているのです。

それを次号から詳しく見ていきたいと思います。

268号は平成27年(2015年)7月25日に配信したメールマガジンです。

267号:2000年頃からの育毛の流行り廃り

育毛製品・方法の流行り廃り

私が育毛を仕事して取り組み始めて15年の歳月が経過しました(平成27年(2015年)に書いています)。

この間、いろんな育毛製品や育毛方法が流行(はや)っては消え、また流行(はや)っては消えを繰り返してきました。

その流行(はや)り廃(すた)りの中から、順番に思いつくものを紹介していきたいと思います。

【2000年頃】

ちょうど、私が初めてメールマガジンを配信した年です。

この前年に初代リアップが発売され驚異的な売り上げを誇っています。この時のご相談者は、男性なら8割程度の人がリアップ使用者でした。

現在でもリアップの出荷数はとても多く、使用者が多いのは同じですね。

シャンプーは、石鹸シャンプー使用者が多かったです。

ご相談者にお聞きすると、たいていの場合理美容師さんに勧められていました。

この頃は育毛サロンの最盛期でしょうか?

思い浮かべるだけでも大手で5社か6社出てきます。中小のサロンもありましたから、一番流行った時期でした。

【2003年~2005年頃】

この頃に流行ったのは、インディアンシャンプーです。弁護士さんが使っていて毛が増えたような広告が良く出ていました。

この頃に評判になっていたのがメールマガジンを出せば儲かる系の話と、「毛が増えるノウハウ」とか「発毛する14個の裏技」とかのPDFファイルで配布する情報商材です。

ブログと言う日記タイプのホームページが、知識が無くても誰でも簡単に作れて情報を発信できることから、情報商材を売る為に上記のメールマガジンと共に利用されていました。

現在でも、情報商材を売る為に利用されていますね。

今はどうなのでしょうね。こんな嘘っぽいものに、1万円とか2万円とか使って購入する人がいらっしゃるのでしょうか?

悩んでいる時は藁(わら)をもつかむ思いなのかもしれません。

【2005年頃】

飲む育毛剤としてプロペシア(フィナステリド)が認可されました。

同時に、スカルプDと言うシャンプーが、ネット上で薄毛の芸人を使ったプロモーションを行っていました。

「シャンプーだけで毛が増えるか!」だったと思います。

医療機関では、プロペシアの処方と同時に売られていたようです。

プロペシアが認可された時は、そこそこ医療機関に相談にいく人が増えたらしいですが、3年~5年くらいで急に減ってきていたようでした。

この頃か、もしくはこの頃の前から女性用の育毛剤として、リリジュと柑気楼が発売されて、新聞広告や折り込みが頻繁に入り始めました。

【2010年頃】

日本の皮膚科学会が男性型脱毛症診療ガイドラインを発表しました。

その中で、一番薦められるのがフィナステリドとミノキシジルだとされています。

読売新聞上では、フィナステリド=プロペシア、ミノキシジル=リアップとして、記事のなかで商品名を記載した状態で紹介されていました。

爆笑問題が「薄毛の相談は医者さんに」とCMで大々的に告知した上に、テレビ等では医師が出てきて効果を訴える特集を組んでいました。

このおかげでしょうか?
急激に医療機関に通う人が増えて、プロペシア=フィナステリドの販売量も増えたようです。

育毛サロンは淘汰の時代に入ったようで、育毛と言う分野から手を引いた会社もあります。

基本的なコンセプト(皮脂を取って毛穴を掃除して育毛剤を効かす)が同じようなサロンばかりでしたから、広告や告知の上手いサロンが生き残ったと言う感じでしょうか?

代わりに流行りはじめたのが、ヘッドスパです。

雑誌等で紹介されたり、本が出版されたりしていますが、コンセプトは上記の育毛サロン系とあまり変わらないので、ヤバいことになるかもしれない?と感じています。

【2010年~2015年頃】

この前後から、他にも育毛剤が次から次に発売されるようになりました。

  • M1ミスト
  • ポリピュア
  • ブブカ
  • チャップアップ
  • マイナチュレ

これら以外にも、山田養蜂場・ライオン等のいろんな化粧品メーカーが育毛剤を発売しています。

リアップは根強く売れていて、ミノキシジルの濃度を濃くしたリアップ×5が発売されています。

シャンプーでは、ノンシリコンのシャンプーが注目されるようになりました。

化粧品や理美容業界とは、「本当にとんでもない業界だなぁ」と感じたのもこの時期です。

今までさんざんシリコンを使って女性の髪を綺麗に魅せるようなことをしてきた業界が、手のひらを返したようにシリコンを悪しざまに言うのですからね。

育毛剤にしても、ここ10年くらいで本当にいろんな育毛剤が発売されていますが、製造メーカーや販売店の方々は、本当にその育毛剤で毛が増えると確信を持っていらっしゃるのでしょうか?

私には、単に育毛剤が売れているから、ちょっと配合成分を替えて、購入しやすい価格で、容器や化粧箱のデザインをおしゃれにして、製造されて販売されているだけのように思えて仕方がないのです。

まあ、流行(はや)り廃(すた)りがあること自体おかしいとは感じますが、「これが絶対に良い」と言えるものがない為なのでしょう。

効果面ではそうかもしれませんが、人の体を考えた時「これは駄目でしょ」と言うものはあります。

そんなことの詳細を、この度出版する本に詳しく記述していますので、ご興味がある方は8月6日にご購入下さいませ。平成27年(2015年)に出版しました「髪は増える!」です。

267号は平成27年(2015年)7月11日に配信したメールマガジンです。