三次情報ではなく、二次情報を出している人を探そう!
130号では、「育毛剤の効果に頼っていると毛を無くしますよ」と書きました。それと同じような話になるのですが、アフィリエイトサイトや、理論や理屈だけのサイトの情報を「あなた」に当てはめないで下さい。
と言うのが、今号のテーマの内容です。
三次情報以降は事実からかけ離れる
前回書きましたテーマにしても、いろんなホームページに書かれている内容は、3次情報以降になっています。
誰かが書いているものを参考にして書いているホームページ・サイトが多いのです。メーカーサイドのページや参考資料を参考にしているのかもしれません。
最低での二人以上の考察が入る
と言うことは、ここに最低でも二人の人が絡んで情報を流しているのですね。最低でも二人の人の考えや考察・予測・想像等が入っている情報だと言うことです。
このメールマガジンは、基本的に私の相談室で見たことやご相談者にお聞きしたことが元になっているので、二次情報か三次情報以降と言うことになりますね。(一時情報とは、「あなた」が見たもの・経験したものです。)
一次情報が一番大事だが・・・
普通の人が、アフィリエイトサイトやホームページを製作する際には、その人には元になる一時情報がないわけです。
ですから、商品情報の場合はそのメーカーの情報がそまま書き写されることがあっても、ホームページ自体を作るときの文言は、事実や現実に関しては実際に育毛の仕事をしている人に聞かないと分からないと言うことですよね。
現場の人の話や他のサイトを見る
そうなんですね。私が出している情報や、その他いろんな育毛系の情報サイトを参考にしてホームページを作らざるを得ないのです(その他の育毛系の情報サイト制作者も実際を知らないことがほとんど)。
オリジナルでないのに著作権??
私がブログで、「著作権を主張するのっておかしくない?」と書いた理由はここにもあります。「育毛の道案内人」で検索して下さい。「アフィリエイトサイトで著作権を主張するのはおかしくないかい?」
情報は伝言ゲーム的に流れる
これって、よ~く考えてみると、伝言ゲームに似ていると思いませんでしょうか?
私が経験したことに、同じような話があります。それは、「洗い過ぎてはいけない。皮脂の取り過ぎは禿げる」と言うもの。
この主張をメールマガジンに書いたのは、2000年頃の初期のメールマガジンになります。(このメールマガジンではなく、初めて書いたメールマガジンです)
言葉は独り歩きを始める
この時書いた内容には修飾区が付いていて、単に「洗ってはいけない」とは書いていなかったのです。
ところが、この時メールマガジンを読んだ人からお電話を頂いたのです。このこと自体驚きですが・・・。その方がおっしゃったことを、今でも覚えています。「洗ってはいけないのですか!」でした。
私は、「いえいえ皮脂を取り過ぎるようなシャンプーで洗ってはいけないのですよ」
とお答えしましたが、腑に落ちないようでした。
私が言いたかったことは
・皮脂を取り【過ぎる】シャンプーで
・皮脂を取り【過ぎる】方法を採って
・洗い【過ぎる】こと
この3つでした。が、伝言ゲームの怖いところは、これら3つが省かれてしまい、単に「洗ってはいけない」と解釈されて、現代も「洗ってはいけない」として広まっているのです。
ネット上の情報は三次情報以降がほとんど
その為、シャンプーについても、目的を考えない話や目的を考えないシャンプー法の話ばかりになっているし、皮脂については取るのか取らないかの二者択一的な話になるし、何の為に洗髪が必要なのかも畑違いの話になってしまっています。
これは一例ですが、こう言ったことは日常茶飯事に起きていて、特にネット上には、こんな三次情報とか、幾人かのフィルターを通した四次情報・五次情報・六次情報ばかりになっています。
そりゃ、こんな伝言ゲーム的な話を信じて取り組むと、上手くいかないのは当たり前です。
情報商材が一番頭でっかち
情報商材なんかでも、ご自分の体験談から「これが効果的・私の考案している育毛法」と考え書いている人もいらっしゃいますが、これって一次情報を出しているのじゃないですよ。
体験者は必ずどこかで調べるなり、サロンで見てもらい相談するなりしているはずです。少なくても二次情報を体験者と言うフィルターを通して、三次情報になっているのですね。
頭でっかちでは薄毛は治せない
だから、アフィリエイトサイトを参考にしても、情報商材を真似しても上手くいくことがないのです。もし上手くいった人がいれば、それは奇跡に近いと思った方が良いと思うのですね。
さて、かく言う私も情報を発信しています。
育毛の現場で仕事をしていて、その中で見たものや経験したものを発信しているので、読者の皆さんから見ると二次情報になります。
が、できるだけ私のフィルターを通さないように、事実を事実のまま書いていたり発信したりしていることもあれば、ご相談者に聞いたことを発信したりしていることもあるので、一次情報に近い二次情報と二次情報に近い三次情報が発信されていることになります。
ただ、私は事実と私が感じることを分けて発信しているし、ご相談者から聞いたことは、そのように書いています。
ところが、アフィリエイトサイトや情報商材販売者は、その区分けをしないだけでなく、「全てがご自身の情報だ」と訴えているように見受けられるのですね。
こんな情報を集めて、知った気になって専門家と名乗っているのですから恐ろしいです。
「あなた」はどちらの人に教えて欲しいですか?
「あなた」は以下のどちらに野球を教えて欲しいでしょうか?
- 野球のルールに詳しいが野球をしたことない人
- 野球のルールは知らないけど野球ができる人
「あなた」はどちらにサッカーを教えて欲しいでしょうか?
- サッカーを語らせたら超一流だけど、サッカーボールを蹴ったことのない人
- サッカーについては詳しく知らないけど、高校でサッカーをしている人
「あなた」は、どちらに指導して欲しいでしょうか?
- 育毛については非常に詳しいけど事実・現場を知らない人
- 育毛の現場で事実に基づいてケアの実践している人
131号は平成21年(2009年)11月7日に配信したメールマガジンです。
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