137号:100%戻る効果ではなく毛を無くさないこと

100%戻る育毛の効果は不確実 育毛の効果を100%求める人が非常に多いです。それも一気に100%元に戻ることを願うので、たいていの人は失敗してしまいます。 一時的に効果に繋がっていると思っていても、それが続かずに一気に […]

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100%戻る育毛の効果は不確実

育毛の効果を100%求める人が非常に多いです。それも一気に100%元に戻ることを願うので、たいていの人は失敗してしまいます。

一時的に効果に繋がっていると思っていても、それが続かずに一気に無くなっていく場合が多いのです。
理由は簡単です。

100%戻る効果は高くて強い負担を強いる

100%戻る効果とは、薄毛の人の頭皮にとっては高くて強い負担を強いることになるからです。高くて強い負担を強いていると、体が疲れるように頭皮も疲れてしまい、次に生え変わってくる毛が育たなくなっていきます。

将来の毛が育たない

その為、育毛の効果100%を求めていると、2年後3年後4年後・・・と年を経る度に悪くなっていくのです。

だから、100%の効果を求めるのではなく、少し良くなる効果を積み重ねませんか?と言うのが今日のテーマです。

100%の基準はどこか?

育毛の効果100%と言うと、何を基準に100%と言うのでしょうか?
ここが問題ですよね。

たいていの人は、ご自分が髪のことで悩み始める前の状態を基準に考えます。悩んでいなかった時に戻りたいわけです。

でも、ここには出来ることと出来ないことがあります。

2年くらい前なら可能だが・・・

例えば、
今25歳の人なら22歳とか23歳くらいの頃の状態に戻るのは可能です。
40歳の人なら38歳くらいの状態に戻るのも可能です。

が、ここに大きな問題として立ち塞がるのは、人間は年齢を重ねていくので、その年齢相応の髪の状態があると言う事実です。

ケアを始めて、年齢を重ねなければ何も問題になるようなことはありません。

年齢相応の変化は誰にでもある

分かりやすく言うと、ほとんどの人は2歳3歳くらいの頃は、生え際は丸くなっていて角ばっていません。

この年齢でずっといるなら、生え際が変化することはないのです。
ま、当たり前です。

ところが、人による差はありますが、年齢を重ねると段々と左右の生え際が丸から角に変化していきます。年齢を重ねても丸の人は例外中の例外です。

その年齢相応による変化をハゲとか薄毛とか捉えてしまい、毛の無いところに発毛させようとする人が本当に多いのです。

年齢を重ねるので目標との乖離が激しくなる

その上、育毛のケアって、見た目の効果に繋がるのに1年2年3年・・・とかかります。効果に繋がってくるのに、25歳の人なら28歳くらいにはなってしまうし、40歳の人なら43歳くらいにはなってしまうのです。

結果に繋がり始めても、どんどん目標とする年齢とは乖離していくので、目標自体が意味がなくなっていきます。

極端な例を上げてみると、40歳の人が20歳の頃の髪に戻るのは難しいのは誰だってわかりますよね。

目標とする年齢とはどんどん乖離していくのですから、目標を達成出来ない確率がどんどん高まっていきます。

その上、年齢相応による変化はあるのが当然なんだから、100%戻る効果なんて出来るかどうか分からない上に、その効果を求めたが為に先々で毛を無くしていくことになるかもしれないのです。

少しずつ良くなる効果を積み重ねる

だから、100%戻る効果を求めるのではなく、現状維持から少し良くなっていくような効果を目指しませんか?

現状維持から少し良くなるのを継続することで、5年後に周りを見渡してみて下さい。

5年後10年後の周りの景色

30歳の同年齢の人を見渡した時と35歳になった時に同年齢の人を見渡した時で、景色が違って見えるはずです。

ほとんどの人は、何もしないか100%戻る効果を求めてケア前より毛が無くなっているのですから、「あなた」の毛の量が平均より多くなっているはずです。

毛の量と言う基準で同年齢を見渡すと、「あなた」の立ち位置が向上しているわけです。

自分は毛を無くさないが周りが無くしていく

以前にも紹介した覚えがあります。43歳でケアを始めた男性の話です。

今でケア後6年くらい経過しています。状態をお聞きすると「見た目には変化がない」とおっしゃいます。
でも「これで十分だ」ともおっしゃいます。

理由は、以下の通り。
会社内の同期で同じ年齢の人がいるらしいです。毛の薄さ加減は43歳のときはほとんど変わらなかったらしいです。

当然お二人とも薄くなり始めていたらしいです。
ところが、あれから6年経過すると、同期の同年齢の人はハゲてしまっていて、「見るも無残な状態だ」とおっしゃっていました。

だから、「毛を無くしていない状態で十分だ」とのことです。

毛を無くさないところから始めて、ゆっくりと段々と改善していく方法をお奨めします。

138号は平成22年(2010年)3月7日に配信したメールマガジンです。

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