144号:結果ではなく問題点は何か?から。

敵を知り・己を知れば百戦危うからず 142号・143号で記述した男性ホルモン=テストステロンとジヒドロテストステロン(DHT)について一番疑問に感じるのは、同じDHTなのに体の部位により誘導するものが違う不思議です。 か […]

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敵を知り・己を知れば百戦危うからず

142号・143号で記述した男性ホルモン=テストステロンとジヒドロテストステロン(DHT)について一番疑問に感じるのは、同じDHTなのに体の部位により誘導するものが違う不思議です。

かたや細胞成長因子を増加させ、かたや細胞分裂抑制因子を増加させるらしいです。

プロペシアを飲んで頭皮でのDHTの生成が抑制されると、上記が逆転する可能性が非常に高いってことです。

薬は全身に影響を及ぼす

薬を飲むのは、頭皮だけに影響を与えるのではなく体全体にも影響を与えます。

DHTが作られるのが毛が存在している部分だけで見るなら、体毛が薄くなることはあり得る話です。

が、DHTは精嚢にも生成されるわけですから、DHTが生成されなくなると細胞分裂が促進されなくなる可能性があり、精子の量が減ることもあるでしょうし、男性のとしての心と体の特異性が出なくなることもあり得ると言うことですよね。

医師も副作用・後遺症を分かっていない

こう言った後遺症・副作用は、いつどこに「出る」のか?「出ない」のか?まだまだ2010年に認可されてばかりの薬なのですから全く不明なのです。
注:2014年現在では、プロペシア症候群と言われる後遺症・副作用が世界的に報告されていて、体だけでなく心にまで悪影響が及んでいます。

「医師が言っているから安全だ。」なんて根拠のない理由をおっしゃる人は、医師も深くは知らないことをお分かりなのでしょうかね。

あまりにも安易な話がまかり通っているのが、非常に恐ろしいです。

ブログやメールマガジンでどう扱われているか?

そこで、142号と143号と2回に渡って日本皮膚科学会が出したガイドラインについて書いてから、他のブログやメールマガジンでどのようにこのガイドラインを取り扱っているかを少し調べてみました。

効果情報ばかり

「効果があれば良い」「結果だけしか求めていない。」情報ばかりでした。

かつ、現実や事実を見たこともない人が、「医師が言っているから」とか「肝臓の検査をすれば問題ない」とか、薬による副作用や後遺症を危険視する情報がないことに恐ろしさを感じました。

男性の薄毛=男性ホルモンではないのに

また、「男性なんだから、体の中=男性ホルモンだけ」を問題にしている話も多く、病院での治療で治ると信じているブログも多くありました。

こんな話ばかりと言っても過言ではありません。

じゃ、私が相談室で見て聞いている話は全て嘘なのか?となってきますが、実はそうではないのです。

病院での相談は、薬を飲むための相談

病院に行っていたご相談者の話を聞いていると、医師は、その人の問題点を探ることは全くしないらしいですね。

要は、薬が使えるかどうか?効く可能性があるかどうか?を検査するだけらしいです。

CMでは「お医者様に相談」ってなことを言っていますが、実は、相談ではなく「薬を購入する為の検査を受けることができますよ。」ってことなのでしょう。

他の病気と比べてみる

他の病気と比べて考えてみましょう。
「あなた」に熱が出て、病院に行ったとします。

体温を計られ「熱があるから」と、いきなり解熱剤か抗生物質を処方されたら飲みますか?ってことです。

飲むにしても、不安がよぎるのではないでしょうか?(ふつうは、よぎるものなんですよ)

病気の理由を色々調べるのが普通

何が問題かを問診して調べもしないで薬を処方されたら、普通は、その医師を信用・信頼しませんよね。

熱には薬で下げてはいけない熱もあり、早急に薬で熱を下げないと駄目な熱もあるのです。(ただし、薬は毒なので長期間飲むことは指導しない)

だから普通の医師は、どの薬が必要か?よりも、何故熱が出ているのか?を問診したり、聴診器をあてたり、喉を見たり、検査をして調べます。

個別の問題点があるのも普通

熱が出るには、理由=個別の問題点があるからです。

  • 疲労
  • 風邪
  • インフルエンザ
  • 細菌感染
  • 等々あります。

薄毛という症状が出てくるにも個別の問題点があり、それを探らずに「薬を飲めば良い」と考えるのは、上述の熱の話同様非常に危険です。

結果ありきの情報ばかり

ネット上に今多く出てくる情報は、「薬を飲んだらこうなった」「ミノキシジルを付けたらこうなった」等々の結果ありきの情報ばかりなのです。

「その人」の問題点が分かっていて、「その人」の問題点を解決できたから薄毛を解消できた話ではないのですね。

その人の問題点が分からない

例えば、
「発毛していないように見えたからリアップを使ったら増えた。」
とか
「薄毛を治す=リアップだと思って使ったら黒々してきた。」
とか言うものがほとんどで、

  1. その人の問題点がどこにあって
  2. その問題点を解決するのにリアップの何が有効で
  3. 何故薄毛が解消できたのか不明なのです。

プロペシア・情報商材も同じ

プロペシアも一緒ですし、情報商材等の「私はこれで回復しました」と言うものであっても同じです。

どこにその人の問題点があるのかを探らずに、結果や効果しか求めないのですから、ミノキシジルやプロペシアが驚異的に売れていても薄毛人口は減らずに増えているのですね。

先日ご相談下さった女性の場合

絶対にミノキシジルを飲んではいけない体質なのに、(この体質がこの女性の大きな問題点の一つ)病院で医師にミノキシジルを処方されて難治性にしてしまっているのです。

「あなた」の問題点は、どこにあるのでしょうか?

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」です。そこからスタートすることが、確実性を上げるコツです。

144号は平成22年(2010年)7月3日に配信したメールマガジンです。

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