111号:育毛剤の効果で毛が回復するのか?

本当に、育毛剤の効果で毛が戻るのか? 前号では、薄毛が治る効果の出方について書きましたね。覚えていらっしゃいます? 毛が増える為の効果の出方は、薄くなる時の順番をなぞるように出ると言うものでした。 引き締まった痛みのない […]

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本当に、育毛剤の効果で毛が戻るのか?

前号では、薄毛が治る効果の出方について書きましたね。覚えていらっしゃいます?

毛が増える為の効果の出方は、薄くなる時の順番をなぞるように出ると言うものでした。

  1. 引き締まった痛みのない毛が育ち始める
  2. 段々と太目の毛が育ち始める
  3. 毛に腰が出てきて、●●が出てくる
  4. 抜け毛は、増える季節には増え、減る季節には減るようになる
  5. 生え変わってくる毛の寿命や太さが本来のもに戻り始める
  6. 段々と複数本の毛穴が増えてくる
  7. 発毛してくる毛穴も出てくる

育毛剤の効果ではない

いろんな育毛剤が発売されていますし、いろんな育毛の情報も販売されていますが、本当に毛が増える効果とは、それらで訴えられているような効果ではないわけです。

  • 抜け毛が減るのではなく、増える季節には増えて、減る季節には減る
  • 発毛するのは、一番最後の効果であって、かつ、何年も生えていない毛穴からは発毛しないこと。

育毛剤の広告を見てみると

これらが、分かった上で、新聞に出ている育毛剤の広告の紙面を見てみます。銘柄はいえませんが、11月~12月のある日に新聞紙面上に出ていた育毛剤の記事広告です。

  • 一つ目の記事内容
    「育毛の為には頭皮のケアが必要!」

    なるほど、頭皮のケアが必要なんですね?」「じゃ、頭皮のケアって何をどうするの?

    「頭皮は、常に皮脂を分泌しているからしっかり洗い落としましょう。」

    そうなんですか?しっかり洗いとせば良いのね」「私、毎日しっかり洗っているのですが、駄目なの?

    「ただし、洗い過ぎも頭皮を痛めて、脱毛の原因になります。」

    え!!、しっかり洗えって言ったじゃない。しっかり洗うのと、洗い過ぎって何がどう違うの?それと、毛は抜けたら駄目なの?生え変わるのに

  • 二つ目の記事内容
    「冬のヘアケアでの注意点」

    ちょっと待ってよ。頭皮のケアが必要なんじゃないの?

    「冬は頭皮が乾燥する。乾燥するとフケやかゆみの原因に」

    だから、頭皮のケアが必要なんでしょう?

    「育毛剤などのヘアケア製品で潤いを与えて、乾燥から頭皮を守って下さい。」

    頭皮のケアなの?髪の毛のケアなの?育毛剤は頭皮に使うのだから、ヘアケア製品っておかしくない?育毛剤はアルコール基剤だから、潤いを奪うのじゃないかな?

    「冬は静電気が発生しやすく、ブラッシングすると髪を傷めやすく、抜けやすくなり毛根に負担がかかります。」

    じゃ、静電気の発生しないように、スプレーや整髪料でヘアケアすれば良いってこと?どうして抜けやすくなるのかな?かなり強く引っ張っても抜けないのが毛なのに

    「目の粗いブラシや柔らかいブラシでブラッシングを。」

    静電気が問題だったら、ブラシを変えても静電気が起きるでしょう

  • 三つ目の記事内容
    「男性の薄毛と女性の薄毛は違う」「女性の薄毛の特徴は、1本1本の毛が細くなり、頭頂部を中心に全体が薄くなる」

    なるほど、それなら1本1本が太くなれば良いのね?

    「抜け毛を減少、発毛を促進」

    え~、1本1本が細くなるって言ったじゃない!抜け毛を減らして発毛を促進だと、全く違う効果じゃない!

とまぁ、3つに分けて、この育毛剤の広告で書かれている内容について、揚げ足取りをしてみました。

育毛剤の広告のおかしなPointをまとめてみると

  1. 頭皮のケア云々を訴えてはいるが、本当の意味での頭皮のケアを分かっていないだろう。
  2. 乾燥するから保湿を言いたいのだろうけど、育毛剤を売りたい広告なので無理やりこじつけ?
  3. ヘアケアと頭皮のケアの違いを分かっていない。
  4. 最悪なのは、薄毛の症状と育毛剤の目的が違う。

結論から言うと、本当のことを知らない人たちが作った記事であろうと予測ができますね。

広告は育毛剤を売りたいだけ。薄毛を治す情報ではない

広告ですから、当然掲載している育毛剤を売りたいわけです。でも、それだけじゃ、記事にならないので、ネットかどこかの情報を拾ってきて都合よく継ぎ接ぎして作った記事広告なのでしょう。

貴女の希望を訴えるのが広告

それと、もう一つ。

女性で薄毛で悩んでいる人に多い希望が「抜け毛を減らす」です。育毛剤を売ろうと思えば、「抜け毛が減る」を訴えないと売れないのです。

広告は、掲載商品を売ることが目的なので、そう言った、どうしてもおかしい内容になってしまうだろうと思いますね。

と言うことは、以下の二つを言っている製品や方法はおかしいし、下手をすると毛を無くすかもしれないのです。
その2つとは、以下です

  • 抜け毛を減らす・無くす
  • 発毛する、させる

と、このマガジンを書いていると、今日の新聞が目に留まったので読んでいました。
すると、今号で書いた育毛剤の記事広告が出ていました。そこに書かれていたのは、なんと『使っていると薄毛を治せる可能性があります』だって。

可能性って・・・・!

たぶん、「良くならない」「駄目にしてしまった」と言う苦情が多いから、トーンダウン下のでしょうねか?。

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