心の問題=ストレスが薄毛に大きい影響を与えている
一昔前までは、生きるか死ぬかが一番大きなストレスでしたが、現代社会は、対人関係からくるストレスで苦しみ、心身共に疲れて余裕を無くしている人が多くなっています。
ストレスは交感神経を興奮させて毛細血管を収縮させてしまいます。結果頭皮が固くなって血の巡りが悪くなるのです。
考えられるストレスいろいろ
ストレスと言ってもいろんなストレスがあり、「こうすれば良い」なんて単純に書くことはできません。が、考えられるストレスには以下のようなものがあります。
- 例えば
- 友人・知人から嫌われたくない(仲間はずれにされたくない)ことで、無理に自分の気持ちや心を隠したり曲げたりして、周りに合わそうとする。
今の30歳代以下の若い人に多いストレスです。小さい時からの仲間はずれ(無視したりするような『いじめ』)にされることを極度に恐れて、自分と言うものを表現せず、自分を殺して周りと付き合っている場合が多いのです。
上手く付き合うことを優先するので、家に帰ってきて一人になると非常に疲れています。自分を表現できない上に思ったようにならないことが多いので、鬱屈が溜まりイライラしやすくなっています。
- 女性が男性と同じ立場で仕事をするようになり、男性の中で仕事をする女性にとっては非常にストレスを感じる環境が多くなっている。
女性と男性では、性としての特質から「見る目」も「感じ方」も「見えるところ」も「気になるところ」もかなり違います。
まだまだ日本は男性社会だから、男性の多い仕事場に置かれる女性は常にストレスを抱えています。
- 活発な人に振り回されてしまう。
内気で弱々しい人に多いストレスです。電気を使うばかりで充電している間がないと言えば分かりやすいでしょうか?
- 学生の頃は気の合う人とだけ付き合えば良かったが、社会に出ると人間関係も大きく違い、誰も認めてくれない。
今は、子供が少ない家族が多いので、多くの人は多少の『わがまま』は通る上に、ちょっとしたことでも認めてくれます。それが普通で成長しますが、社会に出ると嫌な人とでも仕事をしなければならなし、簡単には誰も認めてくれない。
このギャップの激しさについていけない人が多くなっています。天国から地獄に突き落とされた状態になり、気持ちも落ち込み塞ぎこんでしまうようになります
- 仕事が忙しくて休む間もなく、常に追われているような状態。
バブルの頃には5人で仕事をしていたが、同じ仕事を2人とか3人でしなくてはいけなくなった仕事場も多くなりました。
でも仕事の仕組みが変わったわけではないので、常に仕事に追われてカッカカッカと頭に血が上ったままになっている人も多いのです。
- 最近は自己中心的な人が多くなり、ギスギスしたような社会になっている
その為、いつも不機嫌になっている上に、常に怒り・イライラしている人が増えています。自己中心的な人は、特に自分の思ったとおりにいかないことにイラつくので、ストレスがストレスを呼ぶようになっている人も多いと言えます。
- バブル崩壊後、精神的に弱い人は切り捨てられる時代になってきた。いつ自分が切り捨てられるか分からないストレスにさらされている。