毛は抜けながら増えるし、抜けながら薄くなる 多くの方は毛が抜けて薄くなっていると思っています。あなたも思っていませんか?薄毛の人なら毛が抜けると本数が減っていくので、毛が抜けることを極度に恐れます。 ですから、毛が抜けて […]
多くの方は毛が抜けて薄くなっていると思っています。あなたも思っていませんか?薄毛の人なら毛が抜けると本数が減っていくので、毛が抜けることを極度に恐れます。
ですから、毛が抜けて薄くなるとかハゲると言う現象は間違っていることはあり得ません。正しい認識ですね。
ただし、毛が抜けて薄くなるとかハゲると言うのは事実ですが、毛が抜けることが薄毛の原因ではないと言うのも事実です。
こんなことを書くと「毛が抜けて薄くなるのだから、毛が抜けることが原因に決まってるじゃないか!」なんて言う反論がきます。
例えば、2005年頃の温水洋一さんやモト冬樹さんの場合だと、抜けたら、次に生え替わってくる毛がないくらいにまで成長しない毛ばかりに進行していたのですから、毛が抜けると毛のない部位が広がりハゲるのは分かります。
例えば、佐藤浩市さんや中村雅俊さんの場合だと、多少たくさん抜けてもたくさん成長する毛があり、次に生え替わって来る毛もたんさんあるだろうから、薄くはならないだろうと言うのが分かります。
ところが、温水洋一さんやモト冬樹さんのように、ハゲる一歩手前の人の場合だと、成長期が極端に短くなっている毛ばかりなので、極度に抜け毛は少なくなっています。薄毛が進行すればするほど、抜け毛は少なくなっていくのです。
見れば分かりますが、生えている毛が少ないのですから、抜ける毛も少なくなっていて、5本や10本抜けるだけで毛のない部位が広がります。
毛が抜けるのが原因ではなく、ちゃんと成長する毛に生え替わっていないから本数を維持できなくなり、抜けるとハゲてしまうのですね。
弊社でケアをしている方の中に、2005年頃の温水洋一さんくらいに薄くなっている方がいらっしゃいます。
ケアを最初の頃は抜け毛はとても少ない状態でした(抜ける毛が少ない)。ところが、毛が太くなってきて本数が増え始めると、急激に抜け毛が増え始めたのです。
細くて短い毛や太くて長い毛、所謂短小毛等々、いろんな種類の毛がたくさん抜けます。
ケアを始めた当初は、10本程度抜ければ多い方でしたが、今では50本くらいは抜けるようになっています。それでいてハゲるのかと思いきや、反対に増えているのです。ケア当初と比べてみても、明らかに抜け毛の増えている今の方が、毛の総本数が多いです。
総本数に必要な抜け毛になってくるのですね。
ところが、現実には抜け毛が急増して薄毛になる人が多いです。(当然、そうじゃない人もいらっしゃいます)
抜け毛が急増して薄くなった人や今抜け毛が急増している人に「抜け毛が増える前の抜け毛って、どの程度だったのですか?」とお聞きすると、以下のようにお答えいただくことが多いです。
要は、毛に不安がなかったので抜け毛を気にしたことがないのです。
たぶん、そんな抜け毛ですから、とても少ない状態が続いていたのでは?と思います。
抜け毛の少ない状態が続いていたから、急に抜け毛が増え始めるとパニクってしまうのですね。
成長途中で抜ける毛はほとんどありません。(例外的に広汎性脱毛なんてものがありますが、あくまでも例外です)
上述のような、急に抜け毛が増える場合は、成長期を終えた毛が抜けずに溜まっていて、何かがきっかけになって急激に抜ける場合がほとんどです。
特に、女性の場合は、若い頃からカラーやパーマ・縮毛矯正を繰り返している人が多く、皮脂を取り過ぎるケアをしている人も多く、そんな頭皮には駄目になっている毛(成長期を終えた毛)が、たくさん残っていることが多いです。
駄目になっている毛(成長期を終えた毛)が残るようになるとは、頭皮の血の巡りが落ちて、代謝も落ちていることなので、次の毛が十分育たなくなって、年がら年中抜け毛が少ない状態が続くと言うこと。
年がら年中抜け毛が少ないのに安心している方が多いようですが、次の毛が十分育たなくなっているのですから、とんでもない「常識の罠」にハマっていると言えますね。
こんな女性の場合、年齢を重ねて35歳~更年期の頃になると、何かがきっかけになって一気に成長期を終えた毛が抜け始めて、抜けた後には十分育たない毛ばかりになるので、急激に薄毛になっていくのです。
今号のテーマは、「毛は抜けながら増えるし、抜けながら薄くなる」です。
一般的に言われている育毛の効果の常識からするとこのテーマはとてもおかしく感じます。
ですが、実際上毛が増える時には抜け毛は増えますし、薄毛になる時やハゲる時にも毛は抜けます。
何か違うのかと言えば、抜ける毛ではなく、次の毛がどうなるのか?次第なのですね。
まぁ、抜け毛が減るとは何を意味しているのか?を間違えなければ問題にはありませんが、単に本数の「+と-」面だけで判断するから間違えるのです。
と言うことは、「抜け毛を減らして発毛させよう!」なんてことは、毛が増えるにはあり得ないことだと理解できるでしょう。
そして、いろんな育毛製品や方法・情報・口コミを見た時、「抜け毛が減って嬉しい効果」は、毛を無くす効果に繋がる可能性が高いと言うことです。
230号は平成26年(2014年)2月8日に配信したメールマガジンです。