電子書籍「薄毛と脱毛症は違う、違いが分かれば髪は増える」は、育毛相談の現場で分かった薄毛の人の髪の毛が増えるのは、発毛したり・抜け毛が減ったりすることではなかったのです。現実は、発毛させて抜け毛を減らして髪の毛を減らしている人ばかりです。
先日ビジネス系の交流会に参加してきました。こんな交流会やオフ会に参加して、名刺交換で「育毛の仕事をしています」、と自己紹介した時に必ず聞かれることがあります。
それは、【生えてくるのですか?】と言うこと。まず間違いなく100%の確率で聞かれる言葉です。
今回の交流会でも、名刺交換した方のほとんどから聞かれました。
その時に私がお答えする内容は
【生えてきませんよ。】
【毛のない部位に生えて増えるなんてことは基本ありません。】
【毛の生えていない毛穴から毛が生えることは基本的にないです。】
だいたい以上の3点をお答えします。すると、たいていの人は疑問に感じるようですね。
私も、この仕事を仕事として取り組む前は、「毛は生えてきて増える」と思っていましたから、普通の人なら同じように思うのは至極当たり前です。
このメルマガの読者の方も同様だと思います。
どうして増えるのか?と疑問に感じていらっしゃることでしょう。
私は、この時に次のような質問をします。
【薄くなるって、どうなっていくことだと思いますか?】と。
たいていの人は、
【抜け毛が増えて薄くなる?】と答えるでしょう。
それは確かに当たっているし、毛は抜けて薄くはなります。だからこそ、たいていの人は
【生えて増える】と勘違いして、
【生えてくるのですか?】と言う質問に繋がるわけです。
注)
以下に記述するのは、円形脱毛症やびまん性脱毛症のことではありません。あくまでも、男性型薄毛・女性型薄毛の大まかな経過です。
相談室でご相談者の方々の毛が薄くなる時のパターンと、増える時のパターンを拝見していますと、生えて増えることはありません。
薄くなる時のパターンは、いきなり生えなくなるのではなく、生え変わりながら、次のような段階を踏みます。
1つの段階に約3年~6年前後くらい。初期の頃ほど期間は長く、末期になればなるほど期間は短くなります。
毛の太さや寿命が「0」になった時に生えなくなるのです。
「0」になった毛は、次に生え替わる為の毛穴内部の情報も「0」になるので、生えなくなった毛穴は回復できなくなるのです。
反対に毛が増える時のパターンは、薄くなる時のパターンをなぞります。(これが、育毛の効果を計る基準になります)
休止期毛になっている毛穴が時折あります。育つのを途中で止めてしまっている毛穴のことです。
休止期毛になった毛穴なのか?太さと寿命が「0」になった毛穴なのか?調べる術はありませんので、休止期毛の事は考えない方が良いです。
だから、私は「生えるのですか?」とご質問されたら、以下のようにお答えしているのです。
【生えてきませんよ。】
【毛のない部位に生えて増えるなんてことは基本ありません。】
【毛の生えていない毛穴から毛が生えることは基本的にないです。】
じゃ、どうしたら増えるのか?
答えは、上述している通り、あなた本来の毛の太さと寿命に育つ様になれば毛が増えるようになるのです。
ですから、いろんな情報を探している時に
【生える、生えない】
【発毛する、発毛しない】
で効果の良し悪しを言っている口コミや掲示板やサイトの情報は、信用してはいけないのです。
三次情報や四次情報しか知らない、頭でっかちになっていらっしゃる方の情報の可能性が高いと言えますね。
【生える、生えない】【発毛する、発毛しない】を訴えるのは、毛が増える為ではなく、情報や物を売りたい為の情報だとも言えますね。
ですが、薄くなる時には毛が抜けて薄くなる事実が存在します。
だからこそ、
【生える、生えない】【発毛する、発毛しない】
が効果を計る基準になっているわけですが、同時に、抜け毛が減ることが効果を計る基準になっています。
【生える生えない】【発毛する、発毛しない】と同様、抜け毛が減れば毛が増えるのでしょうか?
209号は平成25年(2013年)4月5日に配信したメールマガジンです。
今ネットで検索をかけると、いろんな比較サイトやランキングサイトが上位表示されます。価格比較サイトや引っ越し業者の比較サイト、食べログに代表されるような飲食店の比較サイトもあります。
育毛剤の比較サイトもありますし、シャンプーの比較サイトもあります。
このような比較サイトを見ていて、とても疑問に感じることがあります。
それは以下の3点です。
比較サイトの中でも価格コムのように、運営者が誰か分かるサイトの場合以下のような収入が入る仕組みになっているようです。
その為、出来るだけ多くの販売店やメーカーの商品を掲載するよう努力しているようです。
ところが、運営者情報が分からないアフィリエイトサイトの場合は、アフィリエイトサービスを提供している会社に広告を出稿している企業の商品だけが比較サイトに掲載されます。
比較的多くの会社の商品やサービスが提供されやすい業種もありますが、そうでない業種もあります。
育毛剤やシャンプー等の化粧品になってくると、多過ぎて提供されない商品の方が圧倒的に多いだろう、と思いますね。
現に、私が育毛のサービスに使っている製品は、アフィリエイトサイトではほとんど見ませんし、今開発しかけている製品も提供するつもりはありません。
その為、アフィリエイトサイトの場合には掲載商品が限定されるわけです。
限定されている中で、本当に良いものなのか?そうでないのか?分からない中でも、クリックして購入して貰わないと収益に繋がらないのがアフィリエイトサイトの宿命です。
アフィリエイトの意味が分からないは、ググッてご自身で調べて下さい。
上記の通り、広告をクリックしてくれないと収入にならないので、広告費を稼ごうと考えている人は、嘘でも何でも良いのでクリックしてもらう為に記事を書くし、その為にサイトも作ると言うことです。
食べログに関しては、以前ヤラせの投稿があったことで問題になりました。
少々話は違いますが、有名な芸能人が自分のブログで実際に落札していないオークションサイトで、「落札しました」と言うような嘘の経験を投稿して小遣いを稼いでいたことも話題になりました。
何もかも疑ってかかると空しくなってしまいますが、まだ、有名人のように「どこの誰が」投稿しているのか分かるブログの場合には、投稿者が評判を落として批判されるので騙された方もまだ救われます。
いずれにしても、広告費を稼ごうと思っている人が作るサイトや記事は、信じると痛い目に会うと言うことです。
それは毛が増える効果じゃないものを効果と思っていたり、育毛のことを知らない人が講釈を書いていること。
比較サイトやランキングサイトの中で一番問題に思うのは、投稿や記事の中で記述されている内容に、「毛が増える効果でないものを効果だ」と勘違いしているものがほとんどだということです。
中でも「抜け毛が減ることが効果だ」と勘違いしているものがとても多いです。
育毛剤を購入したと思われる方が、「1本しか使っていないに抜け毛が急激に減りました」「よって、今回はまとめ買いです。」なんて投稿しているのを見ると、かわいそうに感じてしまいます。
抜け毛は、季節によって増えたり減ったりしますし、毛の量が増える時にも増えたり減ったりしますし、毛の量が減る時にも増えたり減ったりします。
抜け毛の増減は、毛が回復するかどうかには関係ないのです。
シャンプーの比較サイトでは、美容師さんが良い悪いの判断を掲載したりします。
美容師さんは、あくまでも髪の毛のおしゃれの為のプロなので、育毛や成分に関しては素人なのです。
だから、判断の基準は使った時の感触やスッキリ度になり、毛穴の汚れをちゃんと落としているかどうかになりがちです。
成分に関しても、洗浄成分なんかは石鹸素地は良いように書いていたり、成分にしても配合量や使い方次第では、悪くないものを悪く書いていたりします。
前号に書いた富士山登山と同様、素人なのに玄人のように書いているので勘違いも甚だしいと言えます。
じゃ一般の人は何を見ると良いのでしょうか?何を見ると判断する基準になるのでしょうか?
それについては、次号で解説します。テーマは「何を基準に判断するすると良いの?」です。でもこれは、あくまでも私が判断する時の基準です。
208号は平成25年(2013年)3月23日に配信したメールマガジンです。
前号では、リアップとリアップレディーを使って、効果を感じた男女のご相談者のことを書きました。
このお二方は、実はネット上の情報を信じて取り組まれています。
ネットの情報と言うのは有益でもありますが、一歩間違えれば有害以外の何もでもないと言うことですね。
特に、どんな情報が駄目なのかと言えば、以下の3点がはっきりしない情報です。
例えば、あなたが富士山に登る計画を立てるとします。この時に、ネットで情報を集めるとしましょう。
いろんな方が、色々と教えてくれるでしょう。
毎年登っている人なら、以下のように助言してくれることが多いでしょう。
「ちゃんと道もついているし、簡単に登れるよ」
1度だけ登ったことがあるだけの人なら
「道はついているけど、結構きついですよ。体力勝負ですね。」
と助言してくれるかもしれません。
毎年登っている人の助言だとか、1度だけ登ったことがある人の助言だとか、
最初から分かっていれば、「だから、こんな助言をしてくれるのだ。」と判断することが可能です。
あなた自身が初心者だったら、1度だけ登ったことがある人の助言は、判断の基準や覚悟の基準にはなりますよね。
そして、こんな質問に答えてくれる人は実際の経験者しかいません。経験もしていない人が、わざわざ助言するなんてことはありません。ですから、まだ参考にはなり、判断・覚悟の基準にもなります。
富士山に登ったことのない人から「道がついているらしいし、簡単に登れると思います」なんて助言されたら、あまり信用しないでしょう。
ただ、経験豊富な人なのかどうかが分からない人の情報だと、基準が無くなってしまうので「どっちなんだよ」と考えてしますよね。
発信者の事が分かれば分かるほど、情報を判断する基準になるのです。
富士山登山は、経験から「どう感じるのか」を知りたいだけですが、効果的な育毛方法を知りたい時や自分に必要な育毛方法を探している時には、まともに情報を信用すると痛い目に会うことになります。
例えば、今はご相談者には少なくなった育毛法の中に、温冷浴とか温冷療法と言うのがあります。
頭皮に冷たい水とお湯を交互にかけて血流を促すのです。冷たい水とお湯が交互にかかるので、血が集まってくるのですね。
中には、帽子のてっぺんに穴が開いたようなものを頭にかぶり、その穴からお湯を入れて頭皮を温めるようなものもありました。
記憶は定かではありませんが、その販売者はお湯と水を交互に入れることを薦めていたかと思います。
いずれの場合も、血流が集まってくるのは確かです。確かに血流が集まるのですが、これをしていた方々は、皆さん頭皮が真っ赤になっていて、ひどい頭皮になっているのです。
何故でしょうか?
それは、頭皮の本来の力が弱っていて、血を流す力が無くなっていたところに、血を集めるような方法を採ったからです。ミノキシジルも同じですね。
次に、サプリも飲んでいる人も多いですが、なんと、9種類ものサプリを飲んでいらっしゃいる人もいます。
ノコギリヤシ・カプサイシン・イソフラボン・夏白菊・ブルーベリーエキス・イチョウ葉エキス・亜鉛・リジン・スピルリナ。
この9種類のサプリ飲んでいた方の場合、状態を拝見する限りでは、サプリを摂り過ぎると駄目な症状だったのです。
もしかすると、脂漏性湿疹・皮膚炎になっている可能性のある頭皮でしたから、カプサイシンなんかは絶対に摂ってはいけない状態だったのです。
例え、いくら育毛に良いと言われても、必要でない栄養素は血を濁らすだけですから、サプリを摂れば摂るほど毛が無くなっていく悪循環にハマります。
スピルリナくらいなら飲んでも良いですが、目的を考えて何の為に飲むのか?飲む必要があるのか?を普段のご自分の食生活と合わせて考えないといけません。
207号は平成25年(2013年)3月9日に配信したメールマガジンです。
ご相談者が使っている育毛剤・過去に使ったことのある育毛剤で一番多いのは、ミノキシジル製剤であるリアップとリアップレディーです。
美容外科なんかだと、その美容外科独自のミノキシジル製剤があるようです。
日本の医学界における標準治療が、ミノキシジル製剤とプロペシアに代表されるフィナステリドだからですね。
医学界が標準にしているのだから、「効果があって毛が増えるもの!」と多くの方が思っています。
特に、皮膚科学会が平成22年(2010年)に出した男性型脱毛症治療のガイドラインの影響がとても大きいです。
その為もあって、ネット上のアフィリエイトサイトでは、薦める根拠にこのガイドラインを取り上げています。
ですからネット上の情報は、ミノキシジル=リアップとフィナステリド=プロペシアが一番良いと言う情報で溢れています。
効果があるはずなのに、平成22年以降のご相談の大半は(7割か8割)、リアップやリアップレディー・プロペシアとミノキシジルタブレットになっています。
実際ご相談者の多くは、その効果を認めていらっしゃいます。
今回紹介する男女の各1名の方々も同様で、「簡単に発毛して、毛が増えるじゃん!」と使い始めの頃は思ったそうです。
増えて気にならなくなると使わなくなります。薬の使用の場合根本的なところを改善していないので、薬を使わなくなるとまた薄くなります。薄くなったら再度使うと増える、と言うのを2回か3回繰り返したそうです。
男性の方は、リアップだけでは効かなくなったので、プロペシアを飲み始めたらしいです。
女性の方は、銀座にある女性向けのクリニックに行き、ミノキシジルタブレットを処方されたらしいです。
いずれの方も不安が先だったので、薬は止めて、私のところにご相談にお越しになりました。
いずれの方も変な頭皮をしていました。
滲んだ赤っぽく、マイクロスコープで頭皮を見ると、湿ったような浸潤しているような頭皮なのです。
こんな頭皮じゃ薬であろうが何であろうが、毛が育つわけはなく、そりゃ効果が無くなってきます。
頭皮は自分では見ることができないので、効果のあるものがあれば、頭皮に痛みやかゆみが出ない限り何も気にせずに使い続けます。
これが怖いわけです。
いくら効果が出ていても、頭皮がおかしくなってくると、次の世代の毛は駄目になっていく上に、下手をすると今生えている毛も駄目になることがあります。
特にリアップ等のミノキシジル製剤は血管拡張作用が強いので、毛細血管が傷んで炎症を起こすことがあります。
当然、血管が拡張するわけですから、その部分には血が集まり赤くなりやすいです。
すると、古い血が溜まるようになり、毛細血管に傷が出来るのでかゆみがひどくなり、今生えている毛までもが駄目になってしまい、後々で急激に毛が無くなることもあります。
今回紹介したご相談者2名は、運良くそうなりませんでしたが、基本的に薬の効果に頼っている人のご相談は、受けたくはありません。
薬の効果に頼っていた人は上手くいかない確率が高く、いくら親身にご助言しても非難・批判されることが多いからです。
今回は、お二人とも頭皮が正常に戻り、毛には元気が出ていて・増えてきているので問題ありませんが、本当にラッキーとしか言いようがありません。
薬を選択される方は、「その先はないもの」と覚悟を思って取り組まれる方が良いですよ。
206号平成25年(2013年)2月23日に配信したメールマガジンです。
女性のご相談者の方で「3ヵ月前から抜け毛が急増していて急激に透けている」と訴えられるお電話がありました。
薄毛が発症する時に、こんな状態になる場合が多いので、通常は抜け毛が急増しているから薄くなると思い、「抜け毛を減らしたい」「毛が抜けなければ毛を維持できる」と考え・望むようになります。
このメルマガを読んでいらっしゃる方の中にも、そんな状態になって、薄くなっている方も多いのではないか?と思いますね。
このお電話のご相談者の方には以下のようにお聞きしました。
「今抜け毛が急増しているのは分かります」
「それでは、いつ頃から急増し始めましたか?」
すると以下のような答えが返ってきました。
「実は、3年前に美容院でカラーをしたのがきっかけで抜け毛が多くなり、うつになり、その後女性用の育毛剤を2年使ってもダメで、今年の4月頃から美容外科に行って治療を始めたのです。」
「すると、9月くらいからさらに抜け毛が急増し始めて、3日に1回のシャンプーで300本くらい抜け、乾かす時も50本抜けるのです。」
その他いろいろお聞きして分かったことは
最初は、普通の薄毛の症状だったのに、薄毛になった原因を解決することなく、対症療法に頼った結果こじらせてしまい、本当の脱毛症に移行した状態です。
これらのことから、この女性の場合は、現在はびまん性脱毛症を発症している可能性が高いが、問題は一番最初に抜け毛が急増した時の対処方法を間違っていたことです。
多くの女性は、毛が抜けることを怖がります。理由は、毛が抜けると薄くなると思わされているから。
そして、美容院でのケアやカラー等々は基本的に頭皮に負担をかけるものだし、皮脂を取るケアやクレジングなんか行うと頭皮が衰え抜け毛が減ってきます。
この女性の場合も、時折美容院でクレジングをしていましたし、使ってきたヘアケア製品も美容院のものでしたし、現在も皮脂を取る為のシャンプーを使っています。
結果、メイク類やクレジング・洗顔で皮膚が老化するように、頭皮も衰えてしまい、陳代謝が低下して、抜け毛の少ない期間が長い間続いていたのです。
こんな状態が長く続けば続くほど、駄目になっている毛がたくさん残るようになるので、ある時、何かのきっかけで抜け毛が急増します。
駄目になっている毛が多く残っていれば残っているほど、かなり透けた状態にまで進行することになります。
駄目になっている毛とは、死んでいる毛のことなので、生き返ることはなく、抜けるしかないのです。
この女性がカラーで抜け毛が急増したように。
だから、抜け毛を減らすとか減ると言うのは、怖いことでもあるのです。
最初の段階(抜け毛が急増した段階)で、頭皮の衰えと痩せを改善するべく、ケアを半年くらい続けていれば抜け毛は正常に戻り、薄くなるのにストップがかかったでしょう。
正常に戻るとは、抜け毛が減るのではありません。ちゃんと生え替わるようになってくると言うこと。
ところが、この女性は抜け毛が急増して透ける様になったことで、うつになってしまい、精神的に参ってしまっています。
その上、美容外科でさらに悪化させてしまい、かなりのショックを受けたようです。今度は単なる薄毛ではなく、本当の脱毛症になってしまったのです。
こうなってくると治療のアリ地獄に入っていきます。そうならない為にも、
と言うことをちゃんと理解して、未来の毛が育ってくるように、頭皮と心身を健康に戻すケアを続ける必要があるのです。
結局、この女性はご相談後3ヵ月くらいケアを行いましたが、その後音沙汰が無くなりました。
対症療法に走っていないか?心配ですね。
205号は平成25年(2013年)2月9日に配信したメールマガジンです。
食事を考える時、育毛に良いか悪いかを基準に考えてはいけません。あくまでも、体つくり=健康に良いかどうかで判断して下さい。
事例を上げます。
育毛に良いかどうかで考えると、普段の食習慣を考慮せずにカプサイシンなんかを摂る習慣になりがちです。
カプサイシン自身は悪くないのですが、普段の食習慣で飽和脂肪酸=肉が多い=動物性の脂が多いと、血が濁り酸性化しやすくなるので、分泌する皮脂の質が悪くなります。
皮脂を取り過ぎるシャンプーで頭皮を痛めている人が多いのですから、痛めている頭皮の上に過剰に分泌された酸化(腐敗)しやすい皮脂が乗ることになります。
肉が多い人は、から揚げなんかも多く食べているでしょうから、痛めている頭皮が炎症を起こしやすくなるのです。(オメガ6系の油は、から揚げを作るのに使う油に多い。)
濁った血が頭皮に巡り、酸化しやすい皮脂が増えて炎症を起こすと、脂漏性湿疹・皮膚炎を起こすようになり、毛を無くす元を作るようになります。
ですから、育毛ではなく健康に良い食習慣が必要なのです。
健康に良い食習慣の為に第一に考慮するべきは、エネルギーの流れ(気の流れ)を良くするような食習慣です。
このバランスが取れているとエネルギーの流れが良くなりやすいので、血の巡りが良くなるのを助けます。
ナトリウム・カリウム・カルシウムは、細胞内外でイオン化して、細胞が生き生きとなるのに必要なのです。
出汁には、煮干しと干しシイタケを使います。一人前の味噌汁を作るとして、煮干しを3匹と干しシイタケ1枚を基準にしますが、面倒なので1週間分の出汁を作っておきます。
ミルで粉々にして、保管しておけば良いでしょう。
食べる量に合わせたお湯を沸かして、作り置きしている出汁をスプーンで適量入れて煮出します。そこに、味噌を溶きながら入れて下さい。
味噌汁の具には、冷蔵庫の残りものや豆腐・玉ねぎ・カボチャ・魚介類等々、違和感のないものなら何を入れてもOKです。
料理を作るのが面倒なら、この味噌汁の中に魚や鶏肉を入れておかずにしても良いでしょう。
これに主食として、発芽玄米を摂ると良いでしょう。玄米を12時間か24時間水に漬けて、発芽し始めた状態で摂ると良いらしいです。発芽玄米ではなく金芽米でも十分可です。
これら以外には、タンパク質を摂るようにします。飽和脂肪酸である動物食はできるだけ控えて、魚貝類や大豆製品(納豆が一番良い)を中心に考えて下さい。
それととても大事なことですが、ご相談を承っていて感じるのは、野菜の摂取量が少な過ぎる人が多いと言うこと。そんな方々にお話をお聞きすると、「いえ、私は野菜をたっぷり摂っています」とおっしゃいます。
どのくらい摂っているのか?お聞きすると、例えば、定食に付いてくる野菜を全部食べているからたっぷり摂っていると思っているのです。
定食と言っても色々あるかと思いますが、いくらたくさん野菜が付いている定食でも
野菜を全部摂っても少な過ぎなんです。必要量の半分くらいにしかならないのでは?と思いますね。だから、私は「せめて「どこでも野菜」を1日1包摂って下さい」と助言しているのです。
どこでも野菜はこちらでおとめ頂けます。
この「どこでも野菜」は野菜の栄養価としては抜群です。
204号は平成25年(2013年)1月26日に配信したメールマガジンです。
「身を作る食事について」は年末年始にかかり記述する時間を取れなかったので、2つの号(202号と203号)に渡って記述しています。
201号では、「ご自身のことをよく知って下さい。」と言う内容で記述しました。皮膚の弱い人が薄毛になりやすく、そんな人は皮脂を取ってはいけないのです。
ヘアケア製品の影響も受けやすい体質だと言えますね。
ご自身のことと言えば、当然のようにご自分の「身」を作るのは食べ物ですから、普段の食事の影響も大きくなります。
現在、私がご相談を承っていて「それでは駄目でしょう!」と思われる食習慣があります。
それは以下の通りです。
思いつくままにあげてみました。いかがでしょう?
これらを食べるな!
と言われたら食べるものが無くなる?と感じられた方は、下手をすると脂漏性湿疹・皮膚炎の予備軍に入っているかもしれません。
では何をどのようにして食べれば良いのでしょうか?と言うのがテーマです。
何故駄目なのか?お分かりになりますでしょうか?
白砂糖は血糖値の急激な上下を招き、心身を不安定にさせます。
その上、体質が酸性に傾くので、体はカルシムで中和する為に骨のカルシムを使います。結果、カルシム不足になり情緒が不安定化しやすくなります。
日本人に必要なのは減塩ではなく、減糖だと思いますね。
ちなみに、カップ麺や加工食品ばかり摂っていると塩を異常に摂ってしまうので減塩も必要になります。
ビタミン類と酵素類の摂取量が極端に減ります。特に、酵素類は新鮮な生きたものからしか摂れないのです。
カップ麺なんかだと、一杯で塩分を10グラム(一日の摂取基準)くらい摂ってしまい、下手をすると一日で20グラム以上摂っている可能性が高くなります。
下記に書く、オメガ6系の脂が使われていたり、トランス脂肪酸を含む脂が使われていたりしますし、口当たりを良くする為に白砂糖や化学調味料(グルタミン酸ナトリム)が使われていたりします。
体内に保存料=化学物質が入ると消化できずに吸収されます。吸収された化学物質は異物なので、アレルギー反応を起こす場合があります。
また、同時に摂る医薬品と他の化学物質と保存料・食品添加物とが、体内でどんな化学反応を起こすのか全く不明です。
たぶん、体内での新陳代謝等の化学反応を邪魔するので、エネルギーの流れが悪くなりやすくなるのでは?と推測しています。
代謝や細胞分裂に欠かせない物が不足するので、血が濁り、エネルギーの流れが悪くなります。
脂肪は体には必須なので(細胞の膜・ホルモンの成分)、全く摂らないでは生きていけません。
が、飽和脂肪酸は体内でも作れるので摂らなくても良いのですが、問題はオメガ3系とオメガ6系の脂肪酸です。
飽和脂肪酸は、牛や豚・乳製品に含まれる脂肪酸です。
オメガ3系とオメガ6系の脂肪酸は、いずれも必要な脂肪酸で、1:2か1:4の比率で摂るのが理想的だと言われています。
ところが、現代の食生活で摂られているのは、オメガ6系の脂肪酸が極端に多いのですね。
から揚げなんかは、オメガ6系の脂肪酸です。コンビニで売っているものや、ファストフード店での揚げ物もそうですよ。
ついでのスナック菓子やショートニングに使われている油もです。
オメガ3系脂肪酸は魚脂に多い(魚・紫蘇油・亜麻仁油)
オメガ6系脂肪酸は植物油に多い(コーン油、大豆油、サフラワー油)
飽和脂肪酸は動物性脂
オメガ3とオメガ6は、ほとんどの食品に含まれています。どちらが多く含まれているか?と言うことです。ですから、飽和脂肪酸を含む食品は避けて、オメガ3を多く含む商品を食べているとバランスが整うはずです。
焼き肉が好きで、普段からコンビニに売っているものやファストフード店や外食を中心に食事をしていると、皮膚の病気になりやすいと言えますね。
これらは、薄毛になる為の食習慣と言えるかもしれません。脂漏性湿疹や皮膚炎になる人が多いのも、こんな食習慣が当たり前になっているからでしょう。
基本的には、魚を中心にしての日本食です。ナトリウム・カリウム・カルシウムのバランスを取れるような食事が必要だと言えます。
次号では、もう少し具体的に何をどうすれば良いのか?について書きたいと思います。
202~203号は平成24年(2012年)12月29日と平成25年(2013年)1月12日に配信したメールマガジンです。
200号までは、薄毛になっていく順番を書きました。覚えていらっしゃらない方や今号から読み始めた方もいらっしゃるので、簡単に書いてみますので振り返ってみて下さい。
皮脂を取るケアが薄毛発症の第一歩になっていて、頭皮の健康を害する原因の一つなのです。
皮脂を取るケアでは、ヘアケア製品が問題になることがほとんどです。
特にシャンプーですね。
どんな目的のシャンプーで、どんなシャンプー法を採るのか?これ次第で皮脂を取るのか取らないのか?が分かります。
が、外部ばかりに問題があるのではなく、ヘアケア製品の影響を受ける側に問題があるのです。
そうです。
使う側に問題=原因があることも多いのです。
実は、ご自身以外のものや方法ばかりに目が行って、ご自身のことを皆目理解していない人、ご自身のことを考慮に入れていない人が実に多いのです。
使う側のこと=あなた自身を考慮せずに、上記の「5」や「8」を探すのですね。
正確な統計を取っているわけではありませんが、薄毛のご相談にいらしゃる人の7割~8割は以下のような方です。
上記の皮脂の分泌が少ないのは、皮脂の分泌能力が弱いことを言います。表面的に皮脂の分泌が多いのを多いとは言いません。表面的に皮脂の分泌が多いように見えるけど、皮脂の分泌能力が弱い人のことを「皮脂が元来少ない」と言います。
皮膚の弱い人は、ヘアケア製品の影響を強く受けます。
これらの人の場合は、皮脂を取るケアは弱い皮膚をさらに弱めるので、ご自分の体を守る為に、表面的に皮脂の分泌が増えている場合がほとんどです。
小さい頃から皮脂を取ることをしているので、皮脂の分泌が元来少ないのに、表面的に多くなり、その多くなっている皮脂が問題だと勘違いしています。
ですから、皮膚の弱い上記の体質に当てはまる人は、薄毛になりやすい体質だと言えますね。
皮脂を取るケアを知らぬ間に行っていて、さらに頭皮を弱らせているのですから、効果のある育毛剤の作用に負けてしまうことがほとんどです。
皮膚の強い人の場合は、弱い人に比べて何年か後から薄毛になってきます。あくまでも使っているヘアケア製品や他の条件が同じなら
元来皮脂の分泌能力が強いか弱いかの見分け方は、顔ではなく体で見ます。
体の皮膚が弱いとか乾燥しやすいとかガサガサするような人は、皮脂の分泌が元来少ないタイプだと言えるでしょう。
上記に書いたような体質ではありませんか?そうなら、まずは使うヘアケア製品を見直して下さい。
生まれもった体質を変えることはできないので、その体質を分かった上でどうするかは「あなた」次第です。
皮膚が強いから大丈夫と言うこともないので、強いなら強いなりの対処法を考えて下さいね。
「あなた」に合った製品・方法を選ぶのではありません。「あなた」に必要な製品・方法を選んで下さい。と言うことです。
他人様が良いと言っていたり、口コミサイトでの評判、ランキングサイトでのランキング、効果云々、で選ぶのは最低最悪・間違える元になるのです。
201号は平成24年(2012年)12月15日に配信したメールマガジンです。
ここ3号に渡って書いてきました薄毛になる段階を、順番に箇条書きで書いてみると以下のようになります。簡単に書いてみますので振り返ってみて下さい。
女性の場合、40才前後に7番目の段階になることが多いので、加齢や更年期が原因のように言われます(本当はヘアケアの習慣や体質・環境に原因があります)。中には20才代や50才を過ぎてからの女性もいらっしゃいます。
早いか遅いかは、その人の体質やヘアケア製品以外の原因がどれだけ絡んでいるかと、その他の原因の強さ加減によります。
薄毛は発症したら終わりではなく、この後も続き段々と進行していきます。
薄毛に気が付くと
↓
8番目として、たいていの人は効果のある育毛剤や方法を探し始めます。上記の5番目の時もありますが、8番目にくることが多いです。
ネットで効果のあるものを探すと、いくらでも効果のありそうなものが出てくるで、一番評判の良さそうなものから使い始める人が多いです。
主に口コミサイトの投稿を見たり、掲示板を見たり、実際に質問してみたりする人もいるでしょう。「Yahoo知恵袋」や「教えてGoo」に質問する人もいます。
中には、育毛サロンに通う人や美容外科の治療を受ける人もいらっしゃいます。
この段階では、元来の毛を育てる力が強い人の中に、育毛剤の使用や育毛サロン・美容外科でのケアで元に戻る人や場合があるのです。
ところが、多くの薄毛の人は元来毛を育てる力が弱い場合が多いので、上手くいかない人が多いです。
薬や医療までもが育毛に絡んできているのに、育毛剤の売れ数が驚異的なのに、薄毛人口が増えている原因がここにあります。
そして、毛が増える為の効果を間違っている口コミや掲示板での投稿・Q&Aサイトでの回答ばかりなので、取り組んでも毛が増える方にならないことが多いのです。
この段階で対症療法的なケアに取り組めば取り組むほど、また、何もせずに放っておけば放っておくほど、年月の経過とともに抜け毛は急激に減っていきます。
対症療法的なケアの例
この段階で、ご本人の問題点を探り、その問題点を解決するようなケアを採り入れれば、次の段階に進まなくなりゆっくりと回復傾向になっていきます。
ところが、そんなことをしないで他人様が良いと言っている製品を使ったり、ネット上で評判になっているような方法や製品を使ったりして、さらに悪化させている人が多いのが現実です。
さらに悪化すると
ご本人の問題点を探らずに、対症療法的なケアや治療を続け渡り歩いていると抜け毛は急激に減っていきます。
抜け毛が急激に減ってきて、細い毛だけでなく、短くしか育たずに抜ける毛の割合が増えてきます。
短くしか育たない毛の割合が5割を超えると、急激に毛の本数が減ってくるようになります。
ここまで進行して時間が経過すればするほど、毛の生えていない期間の長い毛穴が多くなってきます。
毛の生えていない期間が2年を超すようになってくると、回復できる毛穴が段々と少なくなっていきます。
「8」番目になった時に、ご自身の問題点となっていることを知ることが大事です。効果のあるもの探しがつまずく元ですし、求める効果(毛が増える為の効果)も間違わないことも大事です。
一番大きな間違いは、抜け毛が減れば良いと考えることと発毛させようとすることです。
抜け毛は、増えたり減ったりしながら薄毛は進行していき、最終的には急激に減ってきます(毛の本数も急激に減っていきます)。
発毛していないから薄くなっているのではないのですから、発毛させるケアは頭皮に過剰な負担を与えます。
ご自身本来の毛の生え代わりが正常になるように、頭皮を正常に回復してあげることです。
その為のケアが、頭皮と心身の健康を取り戻すケアなのです。
200号は平成24年(2012年)12月1日に配信したメールマガジンです。
「皮脂を取るケアが薄毛発症の第一歩」で、次に「毛の粗造化から始まり」「抜け毛は減り始めます。」
同時に、個別に違う原因が重なることで、薄毛になる確率や速さに違いが出てきます。個別に違う原因については、別の機会に書きたいと思います。
薄くなる根本(誰にでもある原因)は、普段使うヘアケアにあるので前々号からヘアケアを中心に書いています。
概ねですが、毛の粗造化が始まってから、平均3年~10年くらい経過すると次の段階に移行していくようです。
3年~10年と期間に大きく差があるのは、体質・環境や毛を育てる力の強弱に個人差があるからです。体質・環境・毛を育てる力次第では、次の段階に移行するまでに、20年くらいかかる場合だってあり得ます。
これだけの差があるので、その時やったことやその症状が原因だと思ってしまい、根本的な原因が分からなくなっている人が多いのでしょう。
抜け毛の増加を原因に考えるのなんて、その最たるものです。
次の段階に移行し始める前に、たいていの人はヘアケア製品をたくさん使うようになります。粗造化すると髪が傷みやすくなるので、リンスやトリートメント・コンディショナーを使う人が多くなってくるのです。
シャンプーの中にも手間をかけずに済むようにと、リンスやトリートメントの機能を加えたものが出てきます。(これが一番悪いのをご存知ですか?)
流さないトリートメントもありますし、セット力のあるものを使わないとまとまらないのでワックスやムースを使うようにもなります。
これら、綺麗に魅せる為のヘアケア製品は、使えば使うほど髪の傷みが増していきます。コーティング処理や固める処理をする為に、髪の組成分である角質=タンパク質を痛めるからです。
その為、コーティングしたものが取れると痛みが増したように感じます。定期的にリンスやトリートメント行えば行うほど、毛のタンパク質=角質が定期的に痛めているのです。(みなさん経験していますよね)
毛=角質を痛めますから、頭皮をも痛める原因になります。
リンスやトリートメントで髪を痛めなくても、髪を綺麗に魅せるには、髪表面に何がしかのものを残す必要があります。髪表面に残るなら頭皮にも残るので、残る異物が頭皮には負担になるのです。
ですから恰好や綺麗に魅せる為のヘアケア製品を使えば使うほど、薄毛になる可能性が高まっていくのです。
この段階で皮脂の取り過ぎを止めて、ヘアケア製品もほとんど使わないようにして、普段の食習慣を始めとする生活自体を見直せば、かなりの確率で薄くなるのを防げるのでは?と思います。
そう言った意味で、薄毛を治すのはプラスアルファ的に何かを加えたり足したりするのではなく、抜いたり変更したりすることが必要なのですね。
197号、198号をお読み下さっている方ならすでにお分かりでしょうが、皮脂を取り始めることに問題があるのですから、ケア自体を見直さずに育毛剤の効果に頼るだけでは、薄毛が治る確率は低いことが理解できるでしょう。
毛の粗造化が始まると、それを隠すように使うヘアケア製品の種類が増えていきます。
皮脂を取り弱っている頭皮に、さらに負担を強いる結果になるので頭皮の衰えに拍車がかかってきます。
すると、頭皮の自然な血の巡りが落ちてくるので、頭皮の代謝も衰え抜け毛が減っていきます。
代謝が衰えて抜け毛が減ると、育たなくなった毛が残る確率が順次増えていきます。全く抜け毛が無くなることはありませんが、血の巡りが悪いので細い毛や中身の薄い弱い毛にしか生え変わって来なくなります。
細い毛や中身の薄い弱い毛の割合が少しずつ増えてくるので、「あれ!おかしいな。毛の腰やハリが無くなっている」と感じるようになり、何か対策を考えるようになります。
たいていの場合一番最初に検討するのは、シャンプーを変えることです。
特に最近は、毛に腰を出すことを売りにしているシャンプー等ヘアケア製品が出来ているので、これらを検討する人も多いでしょう。
シャンプーを変えると、頭皮の環境が変わるので、育たない残っている毛が一気に抜けることになります。
シャンプーではなく引っ越しや転勤等の環境の変化が、抜け毛急増のきっかになることもあります。
この時に抜ける毛は古い毛が多いので、太めの毛が多い場合が多いです。
太めの毛が多く抜け、残った毛の中には細かったり弱々しかったりする毛の割合が多くなるので、透ける部位が出てきたり薄い部位が出てきたりするのです。
こうして、薄毛が発症するのです。
199号は平成24年(2012年)11月17日に配信したメールマガジンです。
197号は「皮脂を取るケアが薄毛発症の第一歩」になるでした。理由は皮脂は人間の体を守る膜の役目を果たしているからです。
ところが、同じような皮脂を取るケアを多くの人がしているのに、薄毛になったり、ならなかったりと個人差が出てきます。
何故なんでしょう?
人の皮膚の防御力には個人差があります。その差が、同じことをしているのに、薄毛になる人とならない人を分けているのです。
中でも分かりやすいのは、アレルギー体質かどうかです。その中でも、アトピー体質とか喘息体質の人はより防御力が弱いと言えます。
アレルギー体質のレベルが高ければ高いほど皮膚の防御力が弱く、弱い人は角質層を正常に作れていないので、角質層に小さい隙間があって異物が侵入しやすいのです。
皮脂を取りさるケアは、角質層を削るケアになるので防御力を破ることになりますから、防御する機能を極度に低めてしまうことになります。
だから、アレルギー体質の人は若くして薄毛になりやすいのです。そして、皮脂を取るケアは、アレルギー体質でない人でも皮膚の防御力を低めてしまうので、最近では、アレルギー体質でない人の薄毛が増えているのです。
防御する力が無くなると生きて行けないので、人間の皮膚は皮脂の分泌を増やして防御する力を補おうとします。
こうして、皮脂を取って綺麗にすることで、皮膚表面の皮脂の分泌を増やしている人が多くなっているのです。
角質層を削るようなことを続けていると皮膚表面は荒れてきます。荒れてくると削り取られた角質層が頻繁に剥がれるようになり、フケ症になってしまいます。
私は医学者ではありませんが、この時にフケの元になる菌が繁殖しているらしいです。フケ症にならない人もいらっしゃいますが、綺麗にし過ぎているので皮膚常在菌が異常に繁殖し始めます。
結果、臭いが気になるようになる人もいます。
毎日皮脂を取るシャンプーで皮脂を取ることを続けてきた結果、以下のような状態にしているのです。
こうして、皮脂を取ることを続けていくと、頭皮が傷んで弱っていくのです。
界面活性剤の浸透作用と変性作用により、作られる毛の中身が薄く粗造化した毛に生え変わり始めると毛質が悪くなっていきます。
リンス・トリートメント・コンディショナーを使わないと、バサバサでギシギシで、まとまらない毛になってしまうのです。
今現在以下のように頭皮と髪質がなっているなら、薄毛が発症するのは時間の問題だといえる状態ですね。すでに、薄毛になっている人もいらっしゃるでしょう。
抜け毛に関しては、じわりじわりと減り始めていて、本数は気にならないくらいです。
月日が経過すればするほど、抜け毛の中身が変わってきます。太めの毛が多く抜けていた状態から、段々と細い毛が混じり始め、細い毛の割合が増えてくる頃ですね。
そして次の段階へ移行し始めます。次号では「こうして薄毛が発症する」として、薄毛が発症する頃のことを書きたいと思います。
198号は平成24年(2012年)11月3日に配信したメールマガジンです。
薄毛を考える時、その症状をどう定義するのか?を決めないと、要らぬ間違いを犯します。
薄毛発症について論ずる際にも、要らぬ間違いを防ぎ・話が通じやすくするためにも、まずは、薄毛について「どんな症状」を言うのか?を定義したいと思います。
毛の量が減ってくる悩みにはいろいろな症状があります。
例えば、円形脱毛症やびまん性脱症のような病的なものから段々と透けるようになっていき、最終的に毛が無くなるものまであります。
これらは大きくは2つに分けることができます。
その中で、一番理解に苦しむのが男性型脱毛症と言われるものです。
一見男性型脱毛症と言う言葉だけを聞けば、抜けることが問題のように感じますよね。
ところが、同じ脱毛症と言う名前が付いている症状の中では、円形脱毛症やびまん性脱毛症と比べると男性型脱毛症は似て非なるものなのです。
円形脱毛症とびまん性脱毛症は、抜けるだけで抜けた後には生え変わってきません。
だから、円形に毛のない部分が出来たり、バラバラと毛の無い透けた状態になるのです。
この症状がいきなり始まるので、わけが分からなくなってしまう人が多いです。
円形脱毛症とびまん性脱毛症の違いは、円形にまとまって毛が無くなるか、バラバラと無くなるかの違いです。
この2つとこれら以外の脱毛症と言われるものは、別個に考える必要があります。
男性型脱毛症にしろ、脂漏性脱毛症にしろ、ひこう性脱毛症にしろ、広汎性脱毛症にしろ、牽引性脱毛症にしろ、毛が抜けることが問題ではなく、その前段階があるのです。
その前段階とは、頭皮に何らかの異常が出てきて毛が育たなくなってくる段階です。
このような脱毛症と言われるものは、毛は抜けながら薄くなるし、抜けながら増えてくるのです。
ですから、私は円形脱毛症やびまん性脱毛症以外の脱毛症と言われるものを、「○○脱毛症」と表現するのは嫌いです。分からなくなるからです。
このように定義したいと思います。この薄毛の中に、男性型や脂漏性やひこう性・広汎性があるのです。
こう定義すれば、のが分かるので、抜けるのが悪いと思いケア法や効果の出方を間違うことも防げるでしょう。
だとすれば、「○○型薄毛」と表現する方が良いのではないか?と思いますね。
牽引性は、その名の通り引っ張ることを続けていることが問題なだけで、引っ張らないようにすれば良いだけの話なので今回のテーマからは外します。
ややっこしい話になりますが、20歳前後の男性で円形でもびまん性でもないに、抜けるだけで生え変わってこない脱毛症があります。
私は、このような人が本当の意味での男性型脱毛症ではないか?と思っています。五千人か1万人に1人くらいの確率でいらっしゃるように思います。
このような人は、何をしても毛を回復し維持できるようになるのは、現代では無理なので、今回のテーマからは外します。
それ以外の、男性型・脂漏性・ひこう性・広汎性等々の薄毛は、皮脂を取ることを習慣として続けていることで発症してくるので、薄毛が表面化する前に前段階があります。
その前段階の中に、抜け毛がほとんど気にならない期間が長く続いた後に、一気に抜け毛が増えて薄毛になるので、毛が抜けることが問題だと感じている人が多いだけだと言うことを理解して欲しいです。
毛が抜けることが問題だと捉える傾向は、男性よりも女性の方によく見られます。
薬を飲むことに抵抗感のない人・効果を求めて彷徨っている人にも見られます。
髪の毛が命と思う気持ちが強い人の方が、毛が抜けることに強い抵抗感を感じているようです。
それでは、薄毛が発症する段階を見てみる。?を探りたいと思います。
話は1990年代の始めの頃にさかのぼります。この頃は育毛サロンのTVCMが花盛りで、
各テレビの番組でも毛の悩みに答えるべくして特集を組んでいるものがありました。
番組のスポンサーが育毛サロンで、そのスポンサー育毛サロンが特集の内容に関してかなり助言をしていたようです。
育毛サロンの担当者が、出演者の頭皮をマイクロスコープで拡大して見せて、「皮脂が多く出ていて、毛穴を塞いでいて発毛できなくなっている」「だから、この皮脂を取らないといけない。」と訴えかけたのです。
皮脂を取らないとハゲると思わされたのです。
そのサロンの技術で皮脂を取って、再度マクロスコープで皮脂を取った後を見せて
「このように綺麗になり、毛穴が開きました」「このような状態にならないと発毛してこないのです」としたのですね。
雑誌なんかでも、ビフォー→アフターの写真を見せているのがありますよね。
こういった特集・TVCM・雑誌での特集等の影響で、多く人が毎日皮脂を取るように頭皮を洗うようになったのです。
脂分を取る作用の強いシャンプーで(スッキリする)、皮脂を取るようなシャンプー法を毎日採っていると、頭皮が以下のようになってきます。
これが薄毛に繋がる第一段階です。
この第一段階では、薄毛になる第一歩を歩み始めただけで、まだまだ薄毛にはなりません。まだまだ薄毛になりませんが、その人の体質次第では、危ないかも!って状態になったところです。
198号は、体質とこの後どんな経過を辿るかを書きたいと思います。
197号は平成24年(2012年)10月20日に配信したメールマガジンです。
皮脂については、取った方が良いとか悪いとか、情報には相反するものがあるなので、「結局どっちなんだよ!」と思われている人が多いでしょう。
こんな時、最初に考えないといけないのは、なぜ皮脂が分泌されるのか?ってことです。
ジヒドロテストステロン(DHT)にしても、なぜ?わざわざ作られいるのかが分からないと、それを抑制するのが良いことなのか悪いことなのか判断が付きません。
それでは、皮脂は何の為に分泌されるのでしょうか?これが分からないと、良い悪いの判断はできません。
結論から言うと、皮脂が分泌されないと人は生きて行けないのです。
理由は、皮脂が分泌されることで乾燥することや異物が侵入することから体を守っているのです。
私たちの体を守る保護膜と言えます。
お風呂に入ると体が水をはじくのは、皮脂膜で体が保護されているからです。
人間の皮膚の構造見ると、内部から
となっています。
その表皮の一番上に皮脂膜があり、皮脂膜の下に角質層があります。
皮脂を取り去るとは、この保護膜を削ることになり、皮脂膜直下の角質層を削り取るに繋がります。
例えば、めくれ落ちた角質を見て下さい。乾燥して固くなって白っぽくなっていきますよね。
所謂、フケと言われるものです。
フケ症の人は皮脂膜を取り過ぎて、角質が剥がれやすくなっているのです。
皮脂は、むやみやたらと増えたりしません。皮脂は体を守る為に分泌されているのですから、取るから体を守る為に分泌されるのです。
女性方で脂っぽく感じていたら、間違いなく皮脂を取るケアをしているはずです。女性の薄毛・髪質が悪くなる大きな原因の一つです。
その他、心身が危機的な状況に陥っても皮脂の分泌は増えます。これも心身を守る為の体の反応です。
もう一つ、男性ホルモンの影響で皮脂の分泌は増えます。これも見方を変えれば心身を守る為とも言えます。
この3つを見て分かる通り、皮脂の分泌自体が問題ではありません。それぞれ理由があって分泌量が増えているのです。
皮脂を取っても皮脂の分泌が増える理由は解決できないだけでなく、皮脂を取ることが薄毛の原因にもなっているのです。
私のところへのご相談では、8割くらいの方が「1」の皮脂を取る行為が薄毛の原因になっています。男性は7割くらい、女性は9割くらいです。
皮脂は、体を守る保護膜なのですから、取ることを続けていると何かとトラブルが出てきます。
こんなにマイナス面があるのに、皮脂を取らないといけないと言う意見があります。
それは、私が知っている限りでは以下の3つです。
理由は分からないではありませんが、皮脂の質の問題だと思うので、皮脂を取れば解決できることではありません。どちらかと言うと、普段の食習慣の問題です。
確かにその理由は当てはまります。が、皮脂を取ることを行っている限り、頭皮を痛めるのですから育毛剤は効かないだけでなく、育毛剤の刺激で毛を無くすこともあります。
これは、どんな育毛法を採るかと言う方法論です。
こんなことはあり得ません。皮脂は、脂肪酸と言われる脂です。体温が10度と低いなら固まりますが、人の脂は体温35度では液体です。液体が詰まることはあり得ません。皮脂を取ることを続けているから分泌量が増えて、マイクロスコープで見ると毛穴に浮いて見えるだけです。
皮脂を問題にしているところは、皮脂を問題にしないと成り立たない方法を採っているから、問題をこじつけているように思えてなりません。
皮脂について、かなり書きました。結論として、皮脂を取るケアはとても危ない方法だと言うことです。
特に、頭皮をマッサージしながらシャンプーするのは、皮脂を取って界面活性剤を毛穴内部に入れ込む最悪の方法なので、ケア法自体を見直す方が良いですよ。
196号は平成24年(2012年)10月6日に配信したメールマガジンです。
このメルマガでも何度も書いていますが、私の相談室では最初の時にはお湯のみで頭皮を洗います。
これが所謂、文字の通り本来の意味のヘッドスパです。
ご自宅でご入浴中に同じことをできないか?なんてご相談者に聞かれることが多いです。が、どんなに考えても同じことをできるとは思えません。
理由は、ヘッドスパに必要な条件が、ご自分で整えることがほぼ不可能だからです。
一番大事なことは、ヘッドスパを受ける人が心身ともにリラックスしていることです。リラックスしてヘッドスパを受けることで、ヘッドスパのメリットを享受できるのです。
まあ。ヘッドスパを受けることでリラックスできますが、その前にリラックスできているのに勝てません。
そのメリットとは?以下の通りです。
結果、お湯のみでのヘッドスパが終了した後は、すっきりしてとても気持ちが良い状態になります。ところが、この状態がそのままデメリットに繋がります。
お湯で頭皮のみで洗うと、髪の毛がギシギシ・パサパサになる人が多く、女性の場合だと髪の毛が痛んでいる人が多いので、絡まったり団子になったりするのです。
これを我慢できれば良いのですが、我慢できない人が多いので、リンスやトリートメントを使うのですね。
頭皮の緊張が緩み・毛穴が開いている状態とは、体の防御機能が極度に落ちている状態なので、リンスやトリートメントの成分が簡単に毛穴内部に浸透してしまうのです。
ヘッドスパをする際に、お湯でするのではなく毛を綺麗に魅せる為=綺麗になるように何がしかのものを入れる場合はもっと悪いわけです。(トリートメント剤を入れることが多い)
天然成分だから大丈夫と思っている方も多いでしょうが、天然成分であっても「あなた」にとっては異物なので、これらが毛穴内部に入り込むのはかなりの負担になります。
ヘッドスパのやり方次第では、抜け毛は以下のような2つのパターンに分かれることが多いです。
頭皮の温浴ではなく、髪の毛を綺麗に魅せる為のヘッドスパを定期的に行っていると、年がら年中抜け毛が少ないような状態が続き、いずれ薄くなっていきます。
でも本来の頭皮の温浴を行っていると、ヘッドスパは頭皮の活性化に役立つので、頭皮の血の巡りが良くなって新陳代謝が良くなり抜け毛は増えるのです。
特に薄毛になっている人や薄毛になりかけている人なら、成長期が短くなって刺さっているだけの毛が抜けるので、自然脱毛と重なり抜け毛が増える傾向にあるのです。
薄毛になっていないし、薄毛になりかけてもいないなら、季節により抜け毛が増える時には増えて、減る時には減るようになります。
194号は平成24年(2012年)9月8日に配信したメールマガジンです。
私は時折ビジネス系のセミナーに出席することがあります。ビジネス系のセミナーで名刺交換をすると「へ~、そんな仕事をされているのですね?」と不思議な表情で返されることが多いです。
その次に聞かれるのは「プロペシアやリアップの効果です」。
そして次に聞かれるのが「どの育毛剤が効きますか?」です。ブログなんかでも、時折「効く育毛剤を教えて下さい」なんてご質問を頂くことがあります。
メールの相談なんかでも、コメント欄に「効く育毛剤を教えて下さい」と記入されていることがあります。
と言うことは、多くの人は育毛剤に効果があれば増えるものだ!と思っているのですね。
とっても危険な考え方です。
こんな時にお答えするのは、「育毛剤には効果はあります。それは増える効果ではなく、その育毛剤が訴えている効果はあるのです。育毛剤に効果があることと毛が増えることは全く別問題です。」
そうなんです。育毛剤には、その育毛剤が訴えている効果はあのです。
ここで言う効果とは、あくまでも直接的な効果(作用)を言います。
その効果が出た(頭皮に作用した)ことで、結果的に発毛するとか、抜け毛が減るとか成長因子を増やすとかではありません。
よ~く商品説明を読んでいないと、魔法のような効果を訴えている育毛剤がありますので注意深く読んで下さいね。
ここで私が言うところの効果とは、どんな作用を与えるのか?と言うことです。製品の説明書に記載している「効果・効能」=結果ではありません。
頭皮に作用することで得られる効果効能が出れば、毛が増えるかどうかは別問題だと言うことは覚えておいて下さい。
育毛剤には、確かに効果はあるのです。でもその効果で毛が増えるには、条件があるのです。それは、以下の3つがずっと継続している場合です。
自然に血が巡るには体や心の影響も大きいので、頭皮・体・心が健康であることが必要なのです。
薄毛の人の頭皮・体・心は健康ではないのです。頭皮・体・心が不健康になって、何らかの異常があり、不健康な状態が継続していたからこそ毛の育ちが悪くなると言う危険信号を発しているわけです。
ところが、育毛剤の効果とは、使ったその時の効果(対症療法)です。
使った時に血管拡張されたり、酵素が活性化したり、血行が促進されたり、保湿されたり、柔軟化したりしますが、頭皮の健康を回復する効果ではないのです。
それだけではありません。使い続けると、頭皮に過剰な負担を与える効果もあるのです。
効果が出続けなければ毛が増えませんが、使い続ければ、その効果で頭皮に異常が出てくる場合が往々にしてあるのです。
その上、育毛剤は、基本的に頭皮に使いますから、薄毛の原因が体や心にある場合には、全く意味がありません。
それと、飲む育毛剤フィナステリド(プロペシア)は、医薬品でもあるので、体への負担が大きいのです。効果があっても、薄毛解消に必要な体の健康が保てないのです。
血行促進作用、保湿作用や柔軟化作用だけの場合は、効果はあっても、使った時だけの効果なので、毛が増える方には中々ならないでしょう。
血行不良・乾燥しやすい・固くなりやすい原因が、無くなるわけではないからです。
時折、育毛剤を使っていて効果が出なくなってきたら、1ヶ月2ヶ月くらい育毛剤を使用を中止する方が良いなんて話がありますが、あまり意味がありません。
育毛剤が効いている状態が分かっていない上に、育毛剤の使用を中止しても、薄毛の原因を抱えたままでは頭皮の健康を取り戻せないからです。
以上のことから、
育毛剤には効果はあります。が、育毛剤の効果に頼る方法では、限界があるのです。頭皮・体・心の健康を害する場合が多いからです。
ただし、育毛剤が不必要ではありません。
頭皮・体・心の健康を取り戻しても、なかなか毛の回復に至らない場合があります。そんな時にショックを与える為に育毛剤が必要な場合が往々にしてあるのです。
だから、育毛剤を使うのは難しいのです。あなたに必要な育毛法の中で、育毛剤に担わせる役割を考えるのが大事なのです。
194号は平成24年(2012年)9月8日に配信したメールマガジンです。
ミノキシジル系の育毛剤とタブレット・温冷療法・頭皮のマッサージについては、191号と192号で書きました。
今号では、フィナステリド(プロペシア)のメリットとデメリットについて書きたいと思います。
フィナステリド(プロペシア)には、男性型の人には効果があるように思います。
何故効果があるのかは、もうここで説明するまでもないかと思いますが、念のため書いておきます。
男性型脱毛症(私は脱毛症ではなく男性型薄毛と言います)が発症する生え際・頭頂部には、5αリアクターゼ2型と言う酵素が存在しています。
血液に乗って男性ホルモンのテストステロンが毛乳頭までくると、5αリアクターゼ2型の還元作用によりジヒドロテストステロンに変換します。
ネットなんかでよく言われる脱毛ホルモンDHTになるわけです。
でも、ここで間違ってはいけないのは、DHT(ジヒドロテストステロン)が脱毛ホルモンではないことです。
DHT自体は成長因子として角化細胞の成長を促進させるからです。DHTが角化細胞の成長を抑制するようになるには、標的遺伝子による影響が必要なのです。
ここまでの記述は、「専門医が語る、毛髪科学最前線」を参考にさせて頂きました。
ハゲ家系の人がハゲやすのはこの為(遺伝的要因は習慣により発現する=このことがとても大事)。
フィナステリド(プロペシア)は、5αリアクターゼ2型の還元作用を防ぎます。その為、DHTが生成されなくなるのです。
こうして、角化細胞の成長を抑制する可能性が、極めて少なくなります。
実際、フィナステリド(プロペシア)の効果で、毛が増える人もいらっしゃるので、すごいことだと思います。
もうお分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、毛の生育(前頭部や頭頂部の角化細胞の成長)に効果はあるのですが、DHTが生成されないことによる副作用があるようなのです。
DHT(ジヒドロテストステロン)は、何故生成されるのでしょうか?人体の中で作られるのですから無駄なものが作られているとは思えません。
そこで、DHT(ジヒドロテストステロン)の役割は何なのか?を考えてみましょう。
以下に記載する内容は、あくまでも事実と現実を元にした私の仮説です。私は医学者ではないので、証明することが出来ません。医学者・研究者の方々には、DHTが生成される理由とその役割を解明し説明して欲しく思います。
5αリアクターゼ2型は、精嚢・前立腺・外陰部・前頭部・髭の特定のところに存在しているらしいです。
相談室でご相談を受けていて、フィナステリド(プロペシア)を飲んでいる時の
体調をお聞きすると以下のようなものがあります。
それと、ご相談にいらっしゃる男性は、どちらかと言うと「おとなし目」で「積極的・攻撃的でないような感じ」の人が多いのです。
見た印象とフィナステリド(プロペシア)を飲んでいる時の体調、DHTが成長因子を産出することから判断するとDHTの役割は以下のように言えるのでは?
以下DHT生成の理由と役割の仮説
ここからーーーー
男性の体の代謝と血流を向上させて、性欲をアップし精子量を増やし子孫を残せるようにする。のがDHTが生成される理由と役割の一つでは、と思うのです。
古来男性は家族を外敵から守る必要があった為に、年齢を重ねると男性ホルモンの分泌量が減るに従って、より男性ホルモンとしての働きが強いDHTが作られるようになるのも一つでは?とも思うのです。
ここまでーーーーー
いずれにしても、米国やカナダ等海外の研究者の中には、以下のような副作用を唱える人がいるらしいです。
フィナステリド(プロペシア)飲用を検討している人は、これだけの副作用があることを覚悟しなければなりません。結果オーライではないのです。
それと、最近は遺伝的な要因がないのに薄くなっている男性女性が増えています。男性が薄くなってくると、すぐに「男性型だから薬を飲めばなんとかなるだろう」と自己判断して薬に頼ろうとする人が多いです。
女性の中にも、薄くなるだけで薬で何とかしよう、とする人がいらっしゃいます。
上記したような副作用があることを分かった上で、飲むなら自分が責任を負えば良いだけ話です。が、自分だけの責任で終わらない可能性があるのです。
今の医療では、フィナステリド(プロペシア)を飲んでいても、子供を作る予定があるなら、半年程度飲むのを止めてから作れば問題ない、と言われているようです。
フィナステリド(プロペシア)は、積極的に使われだして年月が少ないのに、どうして「問題ない」と言えるのか不思議です。その根拠はどこにあるのでしょう?
発現した副作用が不可逆的になる可能性があるなら、どこかに異常がある精子で妊娠する可能性だって捨てきれません。
実際に女性がフィナステリドを飲めば、奇形の子供ができる可能性が高いらしいです。
次世代の子供やその子供が成長した時にどうなるのか?長年の追跡調査による結果を調べたくても年月が少ないのですから調べようがないのです。
何故?安全と言えるのか理解不能です。
効果面では優れている人もいるらしいですが、デメリットが大きすぎですよね。
以上のことから、私はフィナステリド(プロペシア)は、50歳60歳以上の男性で、人生に悔いを残していない人で、これ以上子供を作らない人向けの薬じゃないのか?と思っています。
193号は平成24年8月25日に配信したメールマガジンです。
毛が増える為の条件は以下の通りです。
前号は、ミノキシジル系の頭皮に付けるタイプの育毛剤と飲むタイプのタブレットを上げました。
強制的に血行を促すと、デメリット=マイナス面が大きいと言うことです。
特に、飲むタイプのミノキシジルタブレットは、命の危険と隣り合わせなので、いくら効果があっても飲まない方が良い薬です。
飲んですぐに亡くなれば、原因がミノキシジルタブレットだとほぼ特定できます。
数か月前まで飲んでいたとか数年前まで飲んでいた人が、急性心不全で亡くなったとしたら、ミノキシジルタブレットが原因では?と感じても、因果関係を証明しようがありません。
だから怖いのです。
さて、今号は頭皮のマッサージと温冷療法です。
頭皮でなくてもマッサージすることで、血流を促すのに役立ちます。
運動した後なんかにマッサージするのは、緊張を解して血流を促すことで乳酸が溜まるのを防いで疲労回復を早めるのです。
そう言った意味で頭皮のマッサージは、育毛の補助手段としては有効な手段の一つと言えます。
ところが、目的や方法を間違えると何の為にマッサージしているのか分からなくなります。
事例1.
以前「マッサージをして頭皮を柔らかくした」とおっしゃる方の頭皮を触ったことがあります。
触ってみると確かに頭皮は動くですが、柔らかいと言うよりも、皮膚が頭蓋骨の上をズルズルと滑っているだけなのです。柔らかいのではなく、ズルズルなのです。
>細かい毛がたくさん生えているので、手のひらでさすってみると、ポロポロっと抜けてしまいます。
事例2.
マッサージを育毛ケアの主体にしている理容室に通っていらっしゃった方の話です。
最初は、増えてきたのに途中でどんどん抜けていったらしいです。それで、どうしたら良いのか?とご相談にいらっしゃいました。
この方の頭皮も事例1の方と同じように、頭皮が頭蓋骨の上をズルズルと滑るのです。
まずは、マッサージは一切行わずに、頭皮のケアだけを行って頂きました。すると、どうなってきたか?
頭皮の表面が凸凹になってきて、無くなっている毛の周り毛が増え始めたのです。
それと同時に、頭皮のあちらこちらに出来物が出てきました。
この事例1と2から言えることは、マッサージのやり過ぎは毛細血管を切ってしまうのではないか?です。
ズルズル頭蓋骨上を滑るのは、毛細血管が切れてしまっているからと考えられます。
事例2の方が、マッサージを止めて頭皮のケアだけにしたところ、凸凹になってきたのは、毛細血管が繋がって血が巡り始めた為に、血管の通っているところとそうでないところに差が出た為では?と思われます。
出来物があちらこちらに出てきたのは、血流が蘇ってきた為に、流れないことで溜まっていた老廃物が押し出されてきたのでしょうね。
以上のことから、マッサージは頭皮を柔らかくする為に行うと失敗する確率が高まります。あくまでも、緊張しているあなたの頭皮を解すことを目的に行って下さいませ。
温かい状態と冷たい状態を交互に作ることで、その部分の血流は良くなります。
例えば、ご入浴法にも冷水と温水に交互に入る入浴法があります。この入浴法を取ると、体が温かくなって冷え性が治る人もいるくらいです。
だから、血流促進には役立つであろう、と想像できます。
ご入浴の場合は、全身か足だけになるので体の血行促進には役立つのですが(足は第二の心臓とも言われている)、頭皮の一部分だけの場合は、炎症を起こしてしまう可能性がとても高くなってしまいます。
理由は、薄毛の人の場合(毛に元気が無くなってきた人)、薄毛になるくらいなのですから、ご自身の頭皮に血を巡らす力が無くなっているのです。
そんなところに温冷療法を行い血が集まってきても、流すだけの力がないのですから炎症を起こしやすいのです。
そして、温冷と言う方法にも問題があります。それは、人工的にしもやけになる環境をつくることなのですから。
ですから、温冷療法はメリットもありますが、デメリットも多いので取り組まない方が良い方法だと言えますね。
頭皮のマッサージにしても、温冷療法にしてもメリット・デメリットがあります。メリットの方が大きいと思われるなら、取り組まれると良いと思います。
平成24年8月11日192号に配信したメールマガジンです。
190号では、毛が増える為の条件として以下の2点を上げたかと思います。
育毛とは、この2つを「いかに達成するか?」「正常に戻すか?」で決まると言っても過言ではありません。
この2つが整うことで、育毛剤も効きやすくなるのです。飲む育毛剤(プロペシア・フィナステリド)についてはたぶん次々号にて。
ミノキシジルも頭皮のマッサージも温冷療法も上記の2つを良くしようとするものです。ところが、良くするのに役立つのですが、マイナス面=デメリットもあるのです。
このマイナス面=デメリットが毛を無くす方に働くのですから、何の為に行うのか?使うのか?分からなくなります。
ミノキシジルは、毛細血管を増やすわけではありません。血管を拡張させて血を集めるのです。
これだけを聞いて「良いじゃん。効果があるのじゃないの?」なんて思ってしまう人はあまりにも想像力に欠けます。
このメリット=効果は、概ね使い始めの1年目に最大化することが多いです。人によって違うので、早くなる人もいれば遅くなる人もいます。個人差がありますので、効果が最大化するのは1年~2年くらいまででしょうか?
大正製薬が出しているリアップ5の長期治験のグラフは、この最大化する期間のものです。
長期治験と言っても1年程度で、毛にしてみれば生育期の半分以下になりますから決して長期治験ではありません。
(2012年7月27日読売新聞朝刊の広告に載っています)
この期間を過ぎると、マイナス面=デメリットが出始めます。早い人(アレルギー体質)は半年以内で出始める人もいらっしゃいます。
確かに塗布した部位の毛細血管は広がるようです。ところが、塗布していない部位(入り口と出口)は
以前のままですから、血が集まってきても出口が狭いままになっています。
出口で血の渋滞が起こり、古血が溜まるようになってしまうのです。(塗布部分が赤くなるのは、その為)
ですから、血が集まってきて発毛はするのですが、古血が溜まってしまい入れ替わりづらくなってくるので、生えてきてもすぐに抜けてしまうことが多いのです。
そればかりではありません。
元々柔らかい毛細血管を無理やり広げるので、異常な痒みに襲われる人が多いことから、どうも血管を傷つけてしまうようなのです。それと、無理に広げた毛細血管は中々正常に戻らないのです。
毛細血管に正常に血が巡るのは、血管が柔らかくて伸び縮みするからです。
ところが、ミノキシジルを使っていた部位の毛細血管は広がったままのようで、血流が改善し始めると、伸び縮みしないからでしょうか?真っ赤になることが多いのです。
そして、ひどい痒みがぶり返すので、ケア自体が出来なくなります。
そして、塗るタイプのミノキシジルを使っていた部位は、その周囲の付けていない部位の毛が改善してきていても、付けていた部位だけが改善してこないのです。
これが、塗るタイプのミノキシジル系育毛剤のマイナス面=デメリットです。
マイナス面=デメリットは、とても恐ろしいです。
結論から言うと、推測の域を出ませんが、いつ心不全を起こすか分からなくなると言えます。
以下は、ミノキシジルの作用とご相談者の方々の話からの推測です。
付けるタイプのミノキシジル育毛剤でも、頭皮に付けると心臓がバクバクして、怖くなって付けるのを止めた人もいらっしゃいますから、飲む方だと相当ヤバいのじゃないか?と思いますね。
血圧降下剤から転用された薬なので、女性の中には、飲んで寝込んでしまった人もいます。
飲むのですから、全身の血管が拡張されます。当然のことですが、体毛が濃くなることもあります。
全身の血管が拡張されたら拡張された血管に流す血液量が増えるのですから、心臓と造血細胞に負担がかかります。心臓や造血細胞は単体で動いているのではなく、他の臓器と関係を持ちながら動いています。当然のことながら、他の臓器にも影響が及ぶでしょう。
こんなことを1年とか2年の間継続的に行って、心臓や造血細胞・毛細血管はどうなるのでしょう?
こうなってくると、未知の世界ですよね。
毛細血管に正常に血が巡るのは、毛細血管が柔らかくて伸び縮みすることによります。
では、飲むタイプのミノキシジルタブレットを飲むのを止めたら、広がった血管はどうなるのでしょう?増えた血液量はどうなるのでしょうか?
付けるタイプのものだと、付けていた部分だけが中々正常に戻らないのはケアの中で概ね確認しています。
飲むタイプだと全身に及びますから、全身の広がった血管が正常に戻らないのでしょうか?戻らないとすると、全身の血流が悪くなります。全身の血流が悪くなれば体調が悪くなるし、せっかく増えた毛も1年後2年後と段々と無くなっていきます。
例えば、今30歳の人が2年間ミノキシジルタブレットを飲んでいたとします。
その人が35歳の時に心不全で亡くなったとしたら、原因がミノキシジルタブレットにあると認定はされないでしょう。
ここまでがミノキシジルの作用と、ご相談者の方々の話からの推測からデメリットを考えてみました。
現実には、ミノキシジルタブレットを飲んでいたご相談者の方は、以下の副作用を訴えられます。
ミノキシジル製品については、本当に危ない後遺症や副作用があるのに、これらの話が出てこないことに恐怖を覚えます。
今号はちと長くなり過ぎました。頭皮のマッサージと温冷療法については次号に。
191号は平成24年(2012年)7月28日に配信したメールマガジンです。
育毛の効果を考える時、毛がどのようにして増えるようになるのか?を知ることが先決です。毛が増えるのは、毛の生え変わるサイクルに対応します。
決して、バシバシッと生えてきて、ビンビン伸びるわけではないのです。
その毛の生え替わるサイクルとは、189号の最後に書きましたように
これを見るだけでも、間違ってはいけない育毛の効果とは何なのか?予測が付きます。
そうなんですね。
バシバシッと生えてきて、ビンビン伸びる育毛の効果は出ないのです。出ない効果なんですから、求めないで下さい。
どんな効果で増えるのか?を、毛が増える為に必要な条件から考えてみます。
この第一と第二は、普段の食生活とケア法の影響が大きいです。
第一と第二と第三が揃うことで、頭皮と毛根周辺の栄養状態が良くなります。
この第三は、どんなケア法を採るかに影響されます。
新鮮で栄養豊富な血液が十二分に巡りはじめると細胞はどうなるでしょうか?
↓
細胞は若々しくなっていくのです。
そうなんですね。
衰えている細胞や老化した細胞・古い細胞を排せつして、新しい良い細胞に生まれ変わっていくのです。中には、傷ついた細胞を修復する場合もあるでしょう。
頭皮全体が正常になって、毛は発毛するのではなく抜けて成長する毛に生え替わり、抜け毛が減るのではなく成長して抜けるようになるのです。
薄くなる時は、抜けて(抜け毛が増えて)成長しない毛に生え替わって段々と薄くなっていきます。
が、
増える時は、抜けて成長する毛に生え替わって段々と増えるようになっていくのです。
ちゃんと成長して抜けるから、次世代の毛の情報が残るようになり本数が増えるようになるのです。
上記のことから言えることは?
毛は抜け毛の増減に関わらず薄くなったり増えたりします。成長しなくなり薄くなるのですから、発毛のケアは畑違いのケアになります。
そればかしではなく、発毛させるケアは十二分に毛が成長するわけではないので、次世代の毛の情報が無くなる可能性が高まります。
では、どんな効果が出れば毛が増えるのでしょうか?
長年現場で見てきた経験からすると、一つだけ出続ければ毛が増えてくるであろうと、未来を予測できる効果があります。
詳しくは、以下の無料レポートを
毛を無くす発毛と毛が増える発毛
血行を良くする為に、育毛剤で無理やり血管を拡張させる育毛剤があります。
ミノキシジル製剤ですね。
頭皮に付けるものと飲むものがあります。
日本で発売されているのは、頭皮に付けるタイプで大正製薬が発売しているリアップです。医師が運営している美容外科や美容クリニックでは飲むタイプのミノキシジル製剤が処方されるらしいです。
決して血管を拡張させて血流を良くするのが効果的で良いことではありません。血管を拡張させれば良いと考える人が多いですが、それは宣伝広告に侵されている考え方です。
人間の体は、バランスで成り立っています。一つの部分を強制的に変えると、必ず他の部分に負担がかかるようになります。
例えば、もともと血流が弱くて毛を育てる力が弱い人がミノキシジル製剤を飲んで血管を拡張すると、血圧が急激に低下することもあるでしょうし、心臓に負担がかかって何年か経ってから心不全なんてこともありえます。
間違ってはいけない育毛の効果があるのです。
190号は平成24年(2012年)7月14日に配信したメールマガジンです。
弊社にご相談下さる方は、たいていいろんな育毛製品を使い、育毛サロンに通い、美容外科や皮膚科で薬を処方され、個人輸入で薬を手に入れて育毛に失敗しています。
それぞれの育毛製品や育毛サロン・美容外科や皮膚科・医薬品は、効果があるから広告を出して宣伝しています。効果があるのに何故?失敗するのでしょうか?
育毛の効果だけでは薄毛を治すことが出来ないのを知らない、知らされていないからです。
ところが、失敗を繰り返すと人間は考えるので、失敗を避けて成功するようになっていきます。
成功する人の一番のポイントは、ご自身のことを客観的に分かろうとするようになることです。二つ目のポイントは、一般的な常識を疑うようになることです。
客観的にご自分のことを分かるようになる為に、弊社のご相談をお受け下さることをお薦めします。
一般的な常識を疑うには、弊社の無料メールセミナー「育毛に成功する為の基礎講座」か無料メールマガジン「育毛法を探るコツ」、ブログ「育毛の道案内人が綴る薄毛楷書の為に知るべき事実と現実」を読んで下さい。
まずは、どんな人が育毛に成功し、どんな人が育毛に失敗しているのでしょうか?それを知るだけでも役に立つと思います。失敗者の真似をしないで、成功者の真似をすればいいのですから。
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世の中、抜け毛を減らして毛の本数を減らしている人が多い。何故、抜け毛が減れば、毛の本数が減るのだろうか?
実際には、抜け毛が減れば都合よく毛が生えきて増えてくると、自己都合で考えているのです。
毛が抜けることと毛が生えることは、表裏一体の関係にあって、「抜けるだけ」とか「生えるだけ」とかは100%ないのです。抜け毛は総本数を維持するだけの本数が必要で、抜け毛が総本数を維持できない本数に減れば毛の量も減ってくるのです。
え?抜け毛が減れば、毛が増えると思っていました?
ところが現実には事実として、抜け毛が急増して薄毛になる場合や薄毛になった人が多いのです。だから、たいていの人は、以下のように考えます。
ところが、これも事実なんですが、薄毛の進行している人ほど、毛の少ない人ほど、抜け毛も少ないか、ほとんど抜け毛がないのです。
なんか禅問答のような話になってしまいましたが、抜け毛に関してちゃんと分かってれば、薄毛になる時に抜け毛が急増する理由も分かりますし、毛が増える為には抜け毛が必要なことも分かります。
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薄毛で悩んでいる人のほとんどが、「発毛させたい」「抜け毛を減らしたい」と言う育毛の効果を望みます。特に一番最初に育毛を考え始めると、誰でもが望みそんな育毛法や育毛剤を探します。
でもその効果は、薄毛が治る効果ではなく脱毛症が治る効果なんです。
鏡で薄い部分を見ると、発毛させれば増えるように見え、抜け毛が無くなれば生えてくる毛が残るものだと思ってしまいます。
でも実際は、発毛しているのに薄くなっているし、抜け毛が減っている人ほど進行しているのです。発毛しているのに薄毛だし、抜け毛が減って薄毛なのです。
抜け毛に関しては、電子書籍「抜け毛が多くて心配なあなたへ」をご参照下さい。
求める効果を間違えると、一番最初のスタートラインで「何をどうするか?」「何を目標にしていくのか?」、その為に「何を使って」「どんな育毛方法を採っていくのか?」を間違えます。
最近は、「発毛率○○%」や「抜け毛予防」「抜け毛が減って嬉しい効果」と言うような効果情報が多くなっています。
その為の製品を使っていたり、その為の方法を採っている人も多いかと思います。が、それで本当に増えるのかどうか不安ですし、何を目安・指針にして良い悪いの判断をすればのか分からないかと思います
薄毛なのに脱毛症が治る効果を求めて、その為の育毛方法を採って製品を使っているから上手く行きそうで行かなくなっているのです。「発毛する」と「抜け毛が無くなる」は脱毛症が治る為の効果です。
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