ある男性のご相談者の話:その2

221号は男性で、今号も男性のご相談者の話です。前号では「血余」と言う観点と皮膚が弱いと言う観点から問題点を明らかにしました。

今号は、まずはご相談内容から

  • 年齢:25歳
  • 細くて短い毛が2割抜け普通の毛と細い毛が混じるようになる
  • 最近細くなってきた
  • 全体的にボリウムがなくなり、つむじが目立つ様になる
  • シャンプー時の抜け毛は多く、常に100本以上あったが今は70本くらい
  • 時々毛根に根っこのようなものがついてくる
  • 最近は根っこがついてこなくなったが、短小毛や産毛が目だってきた
  • 頭皮の色:乳白色
  • フケや出来物はないが、少し脂っぽい感じがする
  • 使っているシャンプーは市販品:無添加シャンプー
  • メリットでカブレを起こしたことがある
  • 家系的には、薄毛の男性はいる
  • 仕事は、製造業の営業
  • 高校生の頃からつむじが広くて、友人にからかわれていた。
  • 社会人になってから、抜け毛に根っこのついたものが増えた。
  • 食習慣や生活習慣を改善したところ、上記のような抜け毛は減った。
  • が、今度は短小毛や産毛が増えてきたように感じ、毛のハリやコシ・ボリウム感が無くなりつむじが広がっているように感じたので
  • 薄毛クリニックに行って診断してもらうとAGAの初期と診断されて、プロペシアとミノキシジルタブレット処方されて飲んでいる

以上のようなご相談内容です。この男性の問題点がお分かりになるでしょうか?

実は、この方は相談室にいらっしゃったのです。メールでの相談だけだけだと、男性型のようなので改善は難しいかな?と思っても仕方がないと思います。

家系的に要因がありますし、男性ホルモンが増えるに従い薄くなってきているようなので。

ところが、相談室にお越し下さった時に頭皮の温浴をしたところ、「んんん。そうではないゾ!」と感じたのです。

相談室では、初回は頭皮の温浴をします。こうすることで、頭皮や毛穴に残留しているヘアケア製品の残留物が無くなるので、頭皮の血流が蘇り、頭皮も毛も生き生きと生き返るのですね。温浴ですから使うのはお湯のみで、ヘアケア製品は一切使用しません。

何かを使って入れるのではなく、残留しているものを抜いてあげることが必要なわけです。(ただし、決して皮脂を取り除くのではないことは分かって下さいね)

この男性も頭皮の温浴を行いました。すると、皮脂はほんとど取れないで、角質が少し取れただけでした。

結果どうなったかと言うと、全体的な毛のボリウム感が戻ってしまい、頭が二回りも大きくなったように膨らんでしまったのです。

この男性の薄毛の問題点(原因)は何?

この結果とご相談内容とを総合して判断すると、この男性の問題点が浮かび上がってきます。

  1. 皮膚の抵抗力が弱く、メリットでかぶれたことがあることから、相当頭皮が弱っていて、ご自身の頭皮本来の血の巡りが悪化していったのでは?
  2. 本人は脂っぽいと感じているが、実際は皮脂の分泌が少ないタイプなので、市販のヘアケア製品での洗い過ぎが頭皮を弱めていたのでは?
  3. フケは出ていないが、お湯洗髪で角質が取れるくらいだから、市販のヘアケア製品で頭皮が荒れていたと言える。
  4. 抜け毛の根っこのシッポのようなものは、毛を支えている部位が荒れて抜けやすくなっている状態かストレスの影響で、使ってきたヘアケア製品の可能性が大きい。

男性ホルモンが問題か?

これら4点から言えることは、この男性が薄毛になっていたのは、ホルモン云々ではなく、単に頭皮を弱らせるようなヘアケア製品の習慣の為に、ご自身本来の血の巡りがなされなくなっていたことにあるのです。

本当にホルモン云々が問題なら、20歳代前半で一気に抜けてしまい、悩んでいる時間なんてないと思います。

この男性の問題点

  • 皮膚が弱いこと
  • 弱い皮膚に適したヘアケア製品と使い方をしていなかったこと

これに尽きます。

もし、男性ホルモンの影響があるなら、頭皮を弱らせていたことで、5αリアクターゼ2型とテストステロンの結びつを促進していたのでは?と思えますね。

プロペシア後がとっても悪い

ですから、プロペシアが効き効果に繋がるでしょうが、根本的なところを解決しているわけではないので、長期服用しているとある時から効かなくなってしまい、何をしても毛が無くなるだけになっていくように思います。

薬の怖いのは副作用や後遺症だけでなく、効かなくなった後には、なす術が100%無くなってしまうことです。

今の30歳代以下のジワリジワリと進行していく薄毛は、この男性と同じような問題点の人が多いのでは?と思っています。ちなみに、頭皮を弱らせる原因はヘアケア製品だけではないので、一つに特定してしまわないで下さいね。

この男性の場合の怖いのは、プロペシアだけでなくミノキシジルを飲んでいること。大きなリスクを抱えてまで飲む理由が私には理解できません。

222号は平成25年(2013年)10月5日に配信したメールマガジンです。


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