朝シャンが止められないで効果に繋がらない。

もう10年以上前の話になります。メールでご相談下さった女性の方の話です。

「夜が遅くなる仕事をしているので、朝シャンを止めることが出来ません」と訴えられたことがあります。

リラックスできるかどうか?

詳しくはお聞きできませんでしたが、たぶん水商売をされていたので、どうしても夜が遅くなり、疲れて帰ってくるのでお風呂に入ることが億劫になっていたのでしょう。

その為、夜はお風呂ではシャワーで体を洗うだけですぐに寝てしまい、朝に洗髪していたらしい。それが十年以上の習慣となっているので、薄毛を治せないでいました。

これだと、心身を温めて緊張を解す時間も取れず、頭皮の緊張を解せないので、寝ている時の自己修復する為の血流が巡って来づらくなります。

副交感神経が体と頭皮を癒す

人の体は上手く出来たもので、日中は活動的になる為に交感神経が優位になっています。この時活動することが優先なので毛細血管への血流は制限されます。反対に夜は休息する為に副交感神経が優位になり、毛細血管が広がり日中痛んだり疲れた組織を自己修復します。

副交感神経が十分に働くには、体が温まりリラックスして緊張が解れている必要があるのです。

よく夜の22時~朝の2時までは毛の生育のゴールデンタイムと言われますが、別に毛のゴールデンタイムではなく、心身の自己修復の時間になっているだけの話です。その中に毛髪のことが絡んでいるだけの話です。

洗髪前後のケアが育毛効果を左右する

上述の通り、心身と頭皮の緊張が解れていることが、育毛の効果を出していくには欠かせません。ここで中途半端に交感神経が優位になっているとせっかくのケアが、効果に繋がりにくくなってしまうのです。

また、今回紹介しました女性のように、シャワーで終わらせてしまうと心身の緊張を解す時間・体を温める時間を取れない為に、副交感神経が優位になりづらくなります。

その上、洗髪していないので頭皮が温まらず緊張も解れないので、毛細血管への血流が巡りづらくなり、せっかくのゴールデンタイムが無駄になってしまいます。

洗髪は頭皮を温めて緊張を解す大事な行為になります。

こんな時に緊張が解れて毛穴が開くのですから、シャンプー剤の付け置きや、シャンプーをしながらのマッサージは最悪の方法と言わざるを得ません。理由はシャンプーに含まれる汚れを落とす界面活性剤には、強い弱い、皮膚に優しい、皮膚に負担にならない等々のものがありますが、強い弱いの差があっても浸透力やタンパク質変性作用はあるものだからです。

どうしも朝にシャンプーせざるを得ない時

やり方はありますが、弊社のケア法の中でなら何とかできるかと思います。ただ、やはり朝にシャンプーするのは、どうしても温めることが出来ないので、効果面では落ちざるを得ません。

朝シャンは問題ない?

時折、朝シャンは問題ないと言う話が医療業界から発信されますが、この発信内容をよ~く読んで下さい。朝シャンは薄毛の原因とは関係ないとか記載されていたり、シャンプーが薄毛の原因でないような文言が載っているはずです。

自律神経の話がボッコリ抜け落ちているのですね。ですので、朝シャンは薄毛の原因の一つにもなる上に、薄毛を治せない習慣の一つにもなっているのご理解の上で、ご自身の対策を採って下さい。

平成25年(2013年)6月1日213号に配信したメールマガジンです。


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