薄毛の敵って何?

前回まで3回に渡り実際のご相談者の内容から、それぞれの人の問題点を上げてみました。
このようにして、「あなた」のことを知ることが大切なのです。

この時の「あなた」のことには2つあるわけです。
今号のテーマである「敵」と「己」の2つです。

『敵』もあなた自身のこと

『え?「敵」って自分のことですか?』と思われる人が多いでしょうが、「敵」も自分のことなのです。

普通は、敵だからご自身以外のものだと考えるのが普通です。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と言う孔子の教えを、育毛に当てはめると敵も己もご自分に関することだと言えます。問題点を探りケアを考える為に、あなたの敵と己を知りましょう。

戦いにおける征服したい対象は外部の敵ですが、育毛における征服したい対象はご自分の薄毛ですから。

では、育毛における「敵」とはご自分の薄毛の何でしょう?

薄毛の進行度

それは、ご自身の薄毛の状態を指します。薄毛の状態と言ってもいろんな場合があります。

一番最初に薄毛と認識した時の毛や頭皮の状態は、どんな状態なのでしょう?

たぶん、一番最初に薄毛になってきたかも?と感じ始める頃には

  • 毛=弱くなって・細い毛が少し増えてきている
  • 頭皮=赤みを帯びている、反対に真っ白、淀んだような白、等々薄くなってきている部位は、ご自身本来の頭皮とは違ってきています。中には頭皮が硬くなってきている人もいらっしゃるでしょう。

このくらいの時の薄毛の状態をレベルで表すと見た目のレベルは「-3」ってところでしょうか。「-1」と「-2」は毛に不安のない時だが、実はすでに始まっている段階のことです。ご自分で薄毛?と感じた時にはかなり進行していると思って下さい。

自分の薄毛の進行度を考慮しない

この頃に基本的なケアを行えば、案外簡単に戻ることが多いです。ところが、わざわざ費用を使うのを嫌がる人が多いので、ご自分で考え・ネット上で評判の良さそうなものを探して使う人がほとんどです。

中には、「●●の裏ワザ」と言うようなノウハウを記載したPDFファイルを購入する人もいらっしゃるでしょうね。

他人様を真似ても・・・

この段階で、敵と己が分かっていて、ご自分の問題点が分かっていれば良いのですが、他人様が良いと言っているものや方法、一握りの人の体験談から作られたノウハウをご自分に当てはめるのでたいていの人は失敗します。

ここで使う製品・取り組む方法次第で、一気に「-8」くらいまで状態が悪化する場合もありますし、「-4」か「-5」くらいに悪化するだけで済む場合もあります。

先日相談室にいらっしゃった人がそうでした。毛に不安を抱えた時には「-3」くらいだったそうですが、ご自身の本当の問題点を分からずに効果を求めたのです。

すると、相談室にお越しになった時には、毛の状態は「-8」で、頭皮の状態は「-9」以上に状態が悪く、下手をすると毛を無くしてしまうかもと言う状態にまでなっていました。(毛を無くしてしまうのは頭皮の状態が「-10」)

根本的な原因を知ることが大事なのに・・・

ご相談内容をお聞きしたことろ、その方の根本的な問題点は「気」にありました。

何とかしたかったので、有名な発毛サロンに通うようにしたらしいです。

そのサロンのカウンセラーには、男性型+粃糠性+脂漏性の複合型を言われて、根本的な問題点である「気」に関しては取り組むことはなかったらしいです。

発毛サロンでは結構過激なケアを毎週2年間通い、ご自宅でのケアを毎日行って、その間リアップ5を使っていたらしいです(リアップを使うのは、そのサロンのカウンセラーから指導されたらしい)。

効果を求めて負担を与えれば駄目になる

全く効果が無かったので、発毛サロンを止めてリアップ5を止めて2ヶ月したら、一気に毛が抜けてしまい悲惨な状態にまで進行したおしゃっていました。

それからしばらくしてから、私のところにご相談にお越しになったのです。

発毛サロンを止めたときの見た目は、「-3」か「-4」くらいだったらしいです。が、その時には発毛サロンの過激なケアとリアップ5の強い刺激により、頭皮は「-8」になっていたのです。

この方は、発毛サロンとリアップ5でしたが、中にはプロペシアとミノキシジルが絡んでいる場合もあります。

敵と己を知れば・・・

ご自身の今の毛と頭皮の状態になった理由やどこに問題があってのことなのか?を知っていれば防げた悲劇です。

ここで間違って欲しくないのは、毛の「-8」と頭皮の「‐9」は意味が違うと言うこと。

毛の「‐8」は、今の毛の状態を表していますが、頭皮の「‐9」は、将来の毛の状態を表しているのです。

相談室にお越しになった人は、すでに毛を無くす瀬戸際にいるわけです。

たぶん、医薬品以外の育毛剤を使うとか、シャンプーを変える程度のことなら、毛と頭皮の状態が「-4」とか「-5」くらいに収まっていたと思われます。

根本的な問題点を明らかにする

今の毛の状態と頭皮の状態になった根本的な問題点が分かって、それを改善していく方法に取り組んでいれば、少なくても毛を無くす瀬戸際に立つこともなかったと思いますね。

ですから、まずは「敵を知り己を知れば百戦危うからず」の敵がどんな状態なのか?を知って下さい。

そうすれば、ある程度のケアにかかる期間や経過の予測が付きます。

敵とは?

  1. 毛の状態=今のマイナス度
  2. 頭皮の状態=将来のマイナス度

敵の状態が分かれば、次に知るべきは、上記の「毛の状態」と「頭皮の状態」にした問題点を知ることが大事です。

それが「己」です。「己」のどこに問題があって「敵」になっているのか?ですね。

223号は平成25年(2013年)10月19日に配信したメールマガジンです。


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