第二段階:細くしか育たなくなり抜け毛が減る

「皮脂を取るケアが薄毛発症の第一歩」で、次に「毛の粗造化から始まり」「抜け毛は減り始めます。」

同時に、個別に違う原因が重なることで、薄毛になる確率や速さに違いが出てきます。個別に違う原因については、別の機会に書きたいと思います。

薄くなる根本(誰にでもある原因)は、普段使うヘアケアにあるので前々号からヘアケアを中心に書いています。

概ねですが、毛の粗造化が始まってから、平均3年~10年くらい経過すると次の段階に移行していくようです。

3年~10年と期間に大きく差があるのは、体質・環境や毛を育てる力の強弱に個人差があるからです。体質・環境・毛を育てる力次第では、次の段階に移行するまでに、20年くらいかかる場合だってあり得ます。

これだけの差があるので、その時やったことやその症状が原因だと思ってしまい、根本的な原因が分からなくなっている人が多いのでしょう。
抜け毛の増加を原因に考えるのなんて、その最たるものです。

ヘアケア製品をたくさん使うようになる

次の段階に移行し始める前に、たいていの人はヘアケア製品をたくさん使うようになります。粗造化すると髪が傷みやすくなるので、リンスやトリートメント・コンディショナーを使う人が多くなってくるのです。

シャンプーの中にも手間をかけずに済むようにと、リンスやトリートメントの機能を加えたものが出てきます。(これが一番悪いのをご存知ですか?)

流さないトリートメントもありますし、セット力のあるものを使わないとまとまらないのでワックスやムースを使うようにもなります。

綺麗に魅せるヘアケア製品

これら、綺麗に魅せる為のヘアケア製品は、使えば使うほど髪の傷みが増していきます。コーティング処理や固める処理をする為に、髪の組成分である角質=タンパク質を痛めるからです。

その為、コーティングしたものが取れると痛みが増したように感じます。定期的にリンスやトリートメント行えば行うほど、毛のタンパク質=角質が定期的に痛めているのです。(みなさん経験していますよね)

毛=角質を痛めますから、頭皮をも痛める原因になります。

リンスやトリートメントで髪を痛めなくても、髪を綺麗に魅せるには、髪表面に何がしかのものを残す必要があります。髪表面に残るなら頭皮にも残るので、残る異物が頭皮には負担になるのです。

ですから恰好や綺麗に魅せる為のヘアケア製品を使えば使うほど、薄毛になる可能性が高まっていくのです。

薄毛になるかならないかの境目

この段階で皮脂の取り過ぎを止めて、ヘアケア製品もほとんど使わないようにして、普段の食習慣を始めとする生活自体を見直せば、かなりの確率で薄くなるのを防げるのでは?と思います。

そう言った意味で、薄毛を治すのはプラスアルファ的に何かを加えたり足したりするのではなく、抜いたり変更したりすることが必要なのですね。

197号、198号をお読み下さっている方ならすでにお分かりでしょうが、皮脂を取り始めることに問題があるのですから、ケア自体を見直さずに育毛剤の効果に頼るだけでは、薄毛が治る確率は低いことが理解できるでしょう。

粗造化から細くなる

毛の粗造化が始まると、それを隠すように使うヘアケア製品の種類が増えていきます。

皮脂を取り弱っている頭皮に、さらに負担を強いる結果になるので頭皮の衰えに拍車がかかってきます。

すると、頭皮の自然な血の巡りが落ちてくるので、頭皮の代謝も衰え抜け毛が減っていきます。

代謝が衰えて抜け毛が減ると、育たなくなった毛が残る確率が順次増えていきます。全く抜け毛が無くなることはありませんが、血の巡りが悪いので細い毛や中身の薄い弱い毛にしか生え変わって来なくなります。

抜け毛が急増することが多い

細い毛や中身の薄い弱い毛の割合が少しずつ増えてくるので、「あれ!おかしいな。毛の腰やハリが無くなっている」と感じるようになり、何か対策を考えるようになります。

たいていの場合一番最初に検討するのは、シャンプーを変えることです。

特に最近は、毛に腰を出すことを売りにしているシャンプー等ヘアケア製品が出来ているので、これらを検討する人も多いでしょう。

頭皮の環境が変わり抜け毛増加

シャンプーを変えると、頭皮の環境が変わるので、育たない残っている毛が一気に抜けることになります。

シャンプーではなく引っ越しや転勤等の環境の変化が、抜け毛急増のきっかになることもあります。

この時に抜ける毛は古い毛が多いので、太めの毛が多い場合が多いです。

太めの毛が多く抜け、残った毛の中には細かったり弱々しかったりする毛の割合が多くなるので、透ける部位が出てきたり薄い部位が出てきたりするのです。

こうして、薄毛が発症するのです。

199号は平成24年(2012年)11月17日に配信したメールマガジンです。


このカテゴリーの他の記事