205号:現在抜け毛が急増している女性の話

現在抜け毛が急増している女性の話 女性のご相談者の方で「3ヵ月前から抜け毛が急増していて急激に透けている」と訴えられるお電話がありました。 薄毛が発症する時に、こんな状態になる場合が多いので、通常は抜け毛が急増しているか […]

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現在抜け毛が急増している女性の話

女性のご相談者の方で「3ヵ月前から抜け毛が急増していて急激に透けている」と訴えられるお電話がありました。

薄毛が発症する時に、こんな状態になる場合が多いので、通常は抜け毛が急増しているから薄くなると思い、「抜け毛を減らしたい」「毛が抜けなければ毛を維持できる」と考え・望むようになります。

このメルマガを読んでいらっしゃる方の中にも、そんな状態になって、薄くなっている方も多いのではないか?と思いますね。

抜け毛が急増するきっかけ

このお電話のご相談者の方には以下のようにお聞きしました。
「今抜け毛が急増しているのは分かります」
「それでは、いつ頃から急増し始めましたか?」

すると以下のような答えが返ってきました。
「実は、3年前に美容院でカラーをしたのがきっかけで抜け毛が多くなり、うつになり、その後女性用の育毛剤を2年使ってもダメで、今年の4月頃から美容外科に行って治療を始めたのです。」

「すると、9月くらいからさらに抜け毛が急増し始めて、3日に1回のシャンプーで300本くらい抜け、乾かす時も50本抜けるのです。」

薄毛から脱毛症に移行した

その他いろいろお聞きして分かったことは

  • 53歳で更年期の為、エストロゲン補充療法をしている
  • 毛に腰やハリがない
  • 抜けている毛は太くて長い、毛根が細長い
  • 30年以上美容院でカラーやパーマを続けている
  • 使っているシャンプーは皮脂を取る為のシャンプー
  • 特に体の内部に問題は見当たらない。

最初は、普通の薄毛の症状だったのに、薄毛になった原因を解決することなく、対症療法に頼った結果こじらせてしまい、本当の脱毛症に移行した状態です。

最初の対処法を間違えるとこじらせる

これらのことから、この女性の場合は、現在はびまん性脱毛症を発症している可能性が高いが、問題は一番最初に抜け毛が急増した時の対処方法を間違っていたことです。

多くの女性は、毛が抜けることを怖がります。理由は、毛が抜けると薄くなると思わされているから。

抜け毛が減って毛も減る

そして、美容院でのケアやカラー等々は基本的に頭皮に負担をかけるものだし、皮脂を取るケアやクレジングなんか行うと頭皮が衰え抜け毛が減ってきます。

この女性の場合も、時折美容院でクレジングをしていましたし、使ってきたヘアケア製品も美容院のものでしたし、現在も皮脂を取る為のシャンプーを使っています。

結果、メイク類やクレジング・洗顔で皮膚が老化するように、頭皮も衰えてしまい、陳代謝が低下して、抜け毛の少ない期間が長い間続いていたのです。

成長しない駄目な毛が増える

こんな状態が長く続けば続くほど、駄目になっている毛がたくさん残るようになるので、ある時、何かのきっかけで抜け毛が急増します。

駄目になっている毛が多く残っていれば残っているほど、かなり透けた状態にまで進行することになります。

何かがきっかけで駄目な毛が抜ける

駄目になっている毛とは、死んでいる毛のことなので、生き返ることはなく、抜けるしかないのです。

この女性がカラーで抜け毛が急増したように。

だから、抜け毛を減らすとか減ると言うのは、怖いことでもあるのです。

頭皮の痩せ衰えの改善から

最初の段階(抜け毛が急増した段階)で、頭皮の衰えと痩せを改善するべく、ケアを半年くらい続けていれば抜け毛は正常に戻り、薄くなるのにストップがかかったでしょう。

正常に戻るとは、抜け毛が減るのではありません。ちゃんと生え替わるようになってくると言うこと。

普通の薄毛から本当の脱毛症に

ところが、この女性は抜け毛が急増して透ける様になったことで、うつになってしまい、精神的に参ってしまっています。

その上、美容外科でさらに悪化させてしまい、かなりのショックを受けたようです。今度は単なる薄毛ではなく、本当の脱毛症になってしまったのです。

こうなってくると治療のアリ地獄に入っていきます。そうならない為にも、

  • 駄目になっている毛は抜けて生え替わるしかない
  • 生え替わり始めるのは、最短でも4~6ヵ月かかる
  • その為、4~6ヵ月は見た目の改善は見込めない可能性が高い
  • 薬を飲み始める等の対症療法に走ると女性でもハゲル可能性が出てくる。

と言うことをちゃんと理解して、未来の毛が育ってくるように、頭皮と心身を健康に戻すケアを続ける必要があるのです。

結局、この女性はご相談後3ヵ月くらいケアを行いましたが、その後音沙汰が無くなりました。

対症療法に走っていないか?心配ですね。

205号は平成25年(2013年)2月9日に配信したメールマガジンです。

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