リアップを使って抜け毛が減るのは怖いかもしれない

172号では、女性の薄毛の中でもダイエットに関してでした。今号は、男性の薄毛で
ミノキシジル製剤=リアップ使用者の失敗事例です。
前号と同様、私の経験不足からの助言の失敗事例です。

リアップ使用者の相談ばかり

1999年か2000年だったと思います。この頃に初めてメルマガを発行して、メルマガ上でご相談を承っていました。その承っていた中で一番多かったご相談は、リアップ使用者のご相談でした。

リアップ発売後、多くの方が大きな期待をして、お使いになっていたのが分かります。当時のメルマガ上でのご相談内容の多くは、「リアップは効かない」か「頭皮に痒みや炎症を起こす」ものだったので、「やっぱり効かないし、効果が高いだけに頭皮に異常が出るのだな」と思っていました。

頭皮に異常が出ていない異常

そんな矢先、お電話でのご相談がありました。

30歳前後の男性で、リアップを使っているとのことでした。お電話を下さるのですから、リアップが「効いていないのだろう」ことは予測できました。

が、問題は頭皮にありました。お電話で聞いた限りでは、頭皮に異常が出ていないのですね。痒みもないし、赤くなっていないし、フケも出ていないし白い色をしているとのこと。

刺さっているだけの毛が増えていた

「????何でだろう」と思いましたが、「異常が出ていないのなら、標準的なケアで良いだろう」と判断して標準的なケアを始めてもらいました。

ところが、1ヶ月ほどして再度お電話を頂きましたところ、「異常に毛が抜けていて、どんどん毛が無くなっていく」とおっしゃるではありませんか!

成長しなくなった毛が抜ける

たぶん、このメルマガの読者の方々も世間一般の方々も、「何か」を使って抜け毛が増えたら、その「何か」が悪いと判断するでしょう。そう判断するのは、昔の私もそうでしたから無理もありません。

でも実際は、毛はそう簡単には抜けないのです。成長している毛=生きている毛は簡単に抜けることはないのです。
そうなんですね。成長しなくなった毛=死んでいる毛が抜けるのが抜け毛なのです。

薄毛が表面化する前に、成長しなくなっている毛が増えているのに、抜けなくて刺さっていることが往々にしてあります。

頭皮・毛穴が緊張して抜け毛が減る

リアップのような超刺激物を使っている場合にも、毛穴が収縮して毛が抜けづらくなっていることもあるのです。夏場から秋口にかけて抜け毛の増える季節なのに、抜け毛が減っている場合が多いのですね。

こんな時、シャンプーを変えたり、何らかの育毛のケアをしたり、引っ越しなんかして環境が変わったりすると(もっと他にもあります)、環境の変化に体や頭皮が反応して、刺さっているだけの毛は一気に抜けてしまいます。

そして、薄毛が表面化するのです。

血が不足して成長しなくなっていた

このご相談者の方の場合を想像すると、医薬品を使っているのに頭皮に異常が出ていなかったのは、ご自身の頭皮や体の力では血を巡らすだけの力がなくなっていて、血が不足した状態で育っていた毛が多かったのだろうと思われるのです。

だから、成長しなくなって死んでいる毛が増えていたけど、超刺激物を使ったことで毛穴が収縮して、抜けるべき毛が抜けずに残るようになっていたのだろうと予測が付きます。

毛に元気が無くなる

そんな頭皮なんですから、当然生えている毛はヘナっとしてしまいセットもできないし毛のボリウム感は無くなります。目だった抜け毛もなく、少なく感じるのに、細くて短い毛ばかりが抜ける様にもなります。

頭皮の緊張が緩めば抜ける

私の提案したケアでは、主に頭皮の緊張を緩めて自然な血流を取り戻すことを主眼にしていました。当然、毛穴の緊張が揺るむので、成長しなくなって刺さっているだけの毛が多く残っていれば一気に抜けて薄くなっていきます。

間違ってはいけないのは、抜け毛が増えて本数が減って透けるのではないと言うこと。詳しくは、無料レポートを読んでみて下さい。
http://goo.gl/LghK2

このような状態だったのだろうと予測できたのは、このご相談者の方から「急激に抜け毛が増えて薄くなってしまった」との連絡を受けた後だったので、何を言っても言い訳にしかならずとても残念な思いをしました。

医薬品の効果が続くには限度がある

もっと前もって、「リアップのような医薬品を使っても頭皮に異常がでないのは」と説明して、見込めるボリウムダウンと改善ペースを助言できていれば、この方の毛の状態は、もっと違ったものになっていたのにととても残念に思っています。

ただ、当時はまだまだリアップ等のミノキシジル製剤の頭皮への影響度と副作用・後遺障害に関する事実が分かっていなかったので判断も難しかったですね。

ミノキシジルの後遺障害の改善は難しい

ちなみに、ミノキシジル製剤の後遺障害を改善する手立ては、今のところ「これ!」と言ったものはありません。相談室では、試験的に行っていて良い感触を得ていますが、まだまだ症例が少ないので自信を持てない状況ですね。

ネット上では「良い」と言う情報が多いようですし、大正製薬が発表している副作用発現率は8%くらいらしいです。そんなに良いの?低いの?と感じるのは私だけでしょうかね?

効果が高ければ高いほど、効果は早ければ早いほど頭皮や体への負担も強くて深いのだと思って欲しいですね。

173号は平成23年(2011)10月22日に配信したメールマガジンです。


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