151号:その情報、どこの誰?何をしている人?

どこの誰が書いているのか?言っているのか? ご相談をお受けしていて、一番腹立たしいのは何だと思います? それは、ネットに流れている情報を一般化してしまい、「それが常識でしょう?」と考えているご相談です。あちらこちらの掲示 […]

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どこの誰が書いているのか?言っているのか?

ご相談をお受けしていて、一番腹立たしいのは何だと思います?

それは、ネットに流れている情報を一般化してしまい、「それが常識でしょう?」と考えているご相談です。あちらこちらの掲示板やブログで言われているから、それが正しいと思っているわけです。

特に以下の3つは常識ではなく非常識です。

  • 抜け毛が減るのが育毛の効果
  • 発毛させれば毛が増える
  • 皮脂を取れば良い

非常識を常識と思っているから毛を無くす

この3つを求めて、毛を無くしている人が本当に多いのです。

実は、こんな相談や質問が非常に多く、「何故こんな情報を常識としてしまっているのか」理解不能なんですね。

上記の3つはある意味致し方ない面もあります。が、これら以外にも変な常識のようなものがあります。

ネット特有の情報を流れを知っていますか?

ネットにはネット特有の情報の流れがあります。全くこの特有の情報の流れを考慮していない人が多いのです。

  1. その一つ。

    例えば、「あなた」が友人から噂話を聞いた時に、その噂話の真偽を見定めるのは何に基づくでしょうか?

    • その友人の言うことが信じられるかどうか?
    • その友人がその噂話を誰から聞いたか?

    少なくてもこの2つを考慮するでしょう。噂話をする人の信用度に基づいているわけです。

    その信用度の基本になるのは何でしょう。誰も考えませんが、どこの誰で何をしているのか?が分かっているという前提があって初めて真偽を考えるはず。

    友人と言えば、どこの誰か?どんな人?何をしている?くらいは分かっているわけです。

    では、ネット上の情報では、この前提と上記2つを考慮していますか?

  2. その二つ

    無料で開設できるブログはたくさんあります。それも「どこの誰で何をしているのか?年齢は?」等々の個人情報を表記する必要がないので、どこの誰が運営しているか分からないブログだらけです。

    そんなブログはたいていアフィリエイトサイトなので、情報をメーカーや販売者サイトから得て文章を組み立てます。

    また、儲かったアフィリエイト情報があると、誰しもが同じようなアフィリエイト情報を出すので、同じような情報ばかりになってしまいます。

    念のため、アフィリエイトを知らない人の為に書いておきますね。

    アフィリエイトとは、

    • ある人がサイトA・ブログBに広告を掲載して、
    • その広告を見た人が、
    • その広告をクリックした先のサイトで
    • 買い物をしたり、資料を請求したり、メルマガに登録したり、サンプルを請求したりした場合に
    • あるサイトA・ブログBの管理者である人に 広告費が支払われる仕組みです。

    例えば、どこかのサイトCで育毛剤が紹介されていて、良さそうなので買ったら、そのサイトCの管理者に広告費が支払われるのです。

    アフィリエイトの話は、ここまでにして元に戻ります。

    育毛で言うなら、今年の4月に日本皮膚科学会が出した「男性型脱毛症治療のガイドライン」なんかは、フィナステリド(プロペシア)やミノキシジル(リアップ)を扱っているアフィリエイトサイトにとっては売る為にはもってこいの情報なわけです。

    ガイドラインの良し悪しは、今回のテーマではないので割愛します。

    だから、同じような情報が多くなります。

  3. その三つ

    誰でも、難しいと言われていることに成功すれば、それを言いたくなるし公開したくなりますよね。

    「その二つ」で書いたように、同じような情報がたくさんありますから、その情報を信じて真似して、たまたまうまく行ったらそれを元にして一儲けを考える人は多いでしょう。

    とくに、私が知っている限りでは、フィナステリドやミノキシジルは、飲み始め・使い始めの半年~2年くらいまでは非常にいい傾向になる人がいる為、公開しての一儲けを考えているブログが多い

    だから、同じような成功体験のブログと情報になりやすい。

    フィナステリドやミノキシジルに限りません。ソーパルメット(ノコギリヤシ)も同じようなものです。ノコギリヤシなんかは、「副作用がない」と言うのがネット上では常識のようですが、副作用はあるという研究も存在するのに無視されています。

    DHTの生成を阻害しないという研究結果もあるのに、無視されてしまい表立って出てきません。

次のような情報を排除してみると・・・

そこで、あなたが見ている情報の中で、その情報の発信者が

  • どこの?
  • 誰で?
  • 何をしている人か(仕事・学生?)?
  • どんな人?(出している情報に一貫性はある?)

この4つがはっきりしないものを全て排除してみて下さい。

効果ばかり・広告サイトを排除すると・・・

それと、効果ばかりのメリットだけを書いて、後遺症や副作用等のデメリットを軽く扱っているか書いていない情報を排除してみて下さい。

これだけで、ほとんどの情報は消えてしまうはずです。広告の出ているサイトを排除すれば、ほぼ壊滅状態!

その時効果では良い悪いの判断はできない

その他、抜け毛・発毛・皮脂には、その時効果に繋がりやすいので、情報として提供されることが多いです。その為、「良い」と言う情報が多くなりがちになります。

ところが、もともと薄毛のような慢性的な症状は、高血糖症・高血圧症等の生活習慣病と一緒で、その時の効果で良い悪いは図れないのです。

継続した時にどうなるのか?が大事

1年2年・・3年・・4年と継続した時にどうなっていくのか?これが一番大事な効果であり、先々を占うものなのに、そんな話が出てきたことがほとんどありません。

判断の基準をどこに置くか?

ですから、少なくても「どこの?誰で?何をしている人?」かがはっきりしているものを判断の基準にしてみて下さい。

ちなみに、「身分や名前を明かさないから本当のことを言える」と思っているなら、あまりにもお人よしです。

「身分や名前を明かさなくても良い」から適当なことを書けるし、誹謗中傷もできるし犯罪の温床にもなるのですから。

ただし、ネットに出てきているいろんな分野の情報が、全て怪しいわけではないことはご理解下さいね。役立つものも多いですから。

151号は平成22年(2010年)11月6日に配信したメールマガジンです。

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