121号:効果が高いほど・早いほど、副作用は正比例する

取り組まない方が良い方法や使わない方良い製品 120号では、「育毛の為に栄養素を摂るのはおかしい。」と言うような内容で書きました。詳しくは、前号を読み直して下さい。 今号では、育毛の効果はあるし、かなり薄毛を治せる効果を […]

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取り組まない方が良い方法や使わない方良い製品

120号では、「育毛の為に栄養素を摂るのはおかしい。」と言うような内容で書きました。詳しくは、前号を読み直して下さい。

今号では、育毛の効果はあるし、かなり薄毛を治せる効果を望めるけど、取り組まない方が良い方法や使わない方良い製品について書きたいと思います。

普通、育毛の効果があって薄毛を治せるなら、良いじゃないか!って思いますよね。

効果は見方を変えれば負担になる

それでは、そんな人にお聞きしますね。
「がん」患者に対して、放射線治療や抗がん剤治療は良いと思いますか?

これらは、「がん」に対して効果がありますし、「がん」を退治する効果は望めるようです(本当のところは私には分からないので)。が、それと同じくらい「がん」以外の細胞にも効果があり、「がん」細胞以外の組織を痛めてしまいます。

結果、「がん」患者の多くは、「がん」で苦しみ、放射線や抗がん剤の副作用でも苦しみ、苦しみ続けて亡くなっていくのです。

がんで苦しみ治療で苦しむ

初期の「がん」なら、苦しんでも治せるけど、進行した「がん」の場合は、ほとんど苦しみ続けて亡くなっていくと聞きます。

がん治療には、ほとんど副作用のない「ビタミンC療法」や「自律神経免疫療法」があります。気になる方は、検索して調べてみて下さい。

このメールマガジンは、そんな「がん」に関してのものではないので、このくらいにしておきます。

が、「がん」に対して効果があればあるほど、体にも同じだけ負担がかかるのです。体が弱っていれば弱っているだけ負担も大きくなります。

効果と負担は正比例=効果と副作用は正比例

同じように、育毛でも効果があればあるほど頭皮や体に負担がかかるのは、薄毛に気付いた時には頭皮が相当弱ってきているからなのですね。

例えば、このマガジンの読者の方ならご存知の育毛剤の成分に、ミノキシジルと言うものがあります。

ネットでは、略語で「ミノキ」とか「ミノキタブレット」と言われています。血管拡張作用が強いので、日本では医薬品成分とされています。

国産のものだと、今まで濃度1%でしたが、新しくなって5%まで濃度が濃くなりました。海外製のものだと、8%のものと12%のものがあるらしいです。

濃度が低くても負担は大きい

有効成分が1%と言うと、多くの人は「この程度なの?」と思いますが、1%と言えども侮れないのです。

現に、国産のミノキシジル製剤で痛い目にあって、頭皮を駄目にしてしまった人のご相談も多いのですから。詳しくは以下のページをご参照下さい。

血は集まるが流れない

毛細血管を拡張させる作用が強いので、付けると付けた部位の血管が拡張して血が集まります。結果発毛はするですが、新しい血に入れ替わらなくなっていくので、生えてきてもすぐに抜けてしまいます。

ミノキシジルの作用や刺激に負けてしまう

それだけで済めば良いのですが、頭皮が弱っていることもありミノキシジルの作用や刺激に負けてしまい、皮膚は被れるようになるし、広がった血管は広がったままになってしまうので、ミノキシジル製剤を使う前に生えていた毛までもが無くなります。

そして、その後には枯れた毛しか育たない荒野のような頭皮になってしまいます。そうなんです。効果につながって結果が出てくるのですが、先々の毛が育たなくなってしまうのです。

ただし、たまにミノキシジル製剤を使っても大丈夫な人がいらっしゃいます。あくまでも、たまにいらっしゃる程度の確率ですし、「薄くなった」と感じたときには初期ではなく中期から末期に差し掛かっていることが多いので、圧倒的多数の方が副作用や後遺症で悩んでいるのです。

だから、いくら効果が望めても使わない方が良い製品・方法の一つなのです。付ける方だけでなく、飲む方のミノキシジルも一緒ですよ。

育毛剤の効果で薄毛が治った人はいない

実は、一般的に言われる育毛剤も同じような面があります。それは、育毛剤はアルコール基材であるからです。弱っている皮膚には、アルコールの濃度が濃いのはかなりの刺激になるので大きな負担になるのですね。

育毛剤の作用に頼る方法で、が治った人がいない理由はここにあります。

育毛剤の作用に頼る方法も、薄くなったからと言う理由で、いきなり使わない良い製品・方法の一つです。(ただし、頭皮が弱っていなければ、ほぼ問題ありません)

フィンステリドは効くけど効果が継続しない

次に、飲む育毛剤に使われるフィナステリドです。日本でも病院で処方されるようになって4年5年経過します。(このメールマガジンは平成21年(2009年)6月7日に配信しています)

そろそろ、これを飲んでいる人から相談が増えてきました。

ご相談にいらっしゃる人は、「続けて飲んでいても変わらないだけでなく、どんどん少なくなるのでもう止めたい」とおっしゃいます。
が、医者は「そんなこともあるから続けて下さい。」と言うらしいです。

え~。まだ処方できるようになって4年5年なのに、そんな10年20年の治験結果が日本にあるの?なんて感じてしまいますね。

フィナステリドは、 元々は前立腺肥大症の治療薬ですから、男性ホルモン=テストステロンに何らかの作用をすると考えた方が良いです。ドーピングでテストステロンを飲んだ運動選手が、フィナステリドを飲んでドーピング逃れをしようとするのもその為なんでしょう。

飲み始めは良いが後が悪い

フィナステリドは、飲んでいた人にお聞きすると、確かに飲み始めの1年2年くらいまでは良いらしいです。が、その後は段々と効かなくなってきて、どんどん進行するだけになるらしいです。

全ての人がそうだとは言いませんが、ご相談にいらっしゃる人は、皆さんそうおっしゃいます。

でも、飲み続けていても駄目なので、フィナステリドを止めると1ヶ月2ヶ月3ヶ月くらいを目処に一気に薄毛は進行していきます。

今まで私が見た限りでは、1年間くらいは薬の影響が取れなかったです。

危険な副作用がある

中には、体調不良を訴える人もいらっしゃいました。
「体が極度に冷える」とおっしゃる人と
「うつになってやる気が出なくなった」とおっしゃる人がいました。

フィナステリドも効果は望めるけど、体のことや先々のことを考えると使わない方が良いものの一つですね。

ご自身の頭皮や体の力が生きないと危険

とまあ、3つ例題にあげましたが、これらに共通するのは以下のことです。

  1. 半年、1年で見違えるような効果を出している
  2. その効果は、ご自身の頭皮や体の力ではなく、外部や薬の作用や力にのみ頼ったものである。

成長ホルモンはもっと危険?

上記には書いていませんが、成長ホルモンの分泌を促そうとするものも同じです。もしかすると、これが一番恐ろしいかもしれません。後々で何かあっても、過去に成長ホルモンを飲んでいたから、と調べる術がないのですから。

成長ホルモンの分泌を促そうとサプリ等を飲むことで、出てくる可能性は以下の通りです。

人間の脈拍を打つ回数には限度があり、それにより寿命が決まっているようなのです。だから、普通は若い頃には成長ホルモンの分泌が活発だから、脈拍も早いのが当たり前なのですが、年齢を重ねると脈拍は段々と遅くなっていきます。その為、寿命が伸びるのです。

ところが、成長ホルモンの分泌を促すようなことをすると脈拍が早くなるので、太っている人は痩せることができるでしょうが、早くなった分だけ寿命が短くなってくるのです。

当然ですが、脈拍が早くなるのですから、心臓にも負担がかかりますよね。こう言った可能性が高まるのです。

と言うことは、突然死をする可能性があると言うことですね。

ただし、効果面からすると40歳代以上の方には、見違えるような効果につながる可能性を秘めています。がその裏には、上記のような恐ろしい可能性も秘めているのだ、と言うことを覚えておいて下さい。

フィナステリドにしろ、成長ホルモンにしろ、日本人の10年20年に及ぶ客観的な追跡調査が欲しいですね。

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