あなたの薄毛の状態・あなた自身・あなたの習慣 前々号は、女性の薄毛でもダイエットに関してで、前号は、男性の薄毛でリアップ使用者に関してでした。 今号は、女性の薄毛で極度の冷え性とびまん性脱毛症についてです。 見ると聞くで […]
190号では、毛が増える為の条件として以下の2点を上げたかと思います。
育毛とは、この2つを「いかに達成するか?」「正常に戻すか?」で決まると言っても過言ではありません。
この2つが整うことで、育毛剤も効きやすくなるのです。飲む育毛剤(プロペシア・フィナステリド)についてはたぶん次々号にて。
ミノキシジルも頭皮のマッサージも温冷療法も上記の2つを良くしようとするものです。ところが、良くするのに役立つのですが、マイナス面=デメリットもあるのです。
このマイナス面=デメリットが毛を無くす方に働くのですから、何の為に行うのか?使うのか?分からなくなります。
ミノキシジルは、毛細血管を増やすわけではありません。血管を拡張させて血を集めるのです。
これだけを聞いて「良いじゃん。効果があるのじゃないの?」なんて思ってしまう人はあまりにも想像力に欠けます。
このメリット=効果は、概ね使い始めの1年目に最大化することが多いです。人によって違うので、早くなる人もいれば遅くなる人もいます。個人差がありますので、効果が最大化するのは1年~2年くらいまででしょうか?
大正製薬が出しているリアップ5の長期治験のグラフは、この最大化する期間のものです。
長期治験と言っても1年程度で、毛にしてみれば生育期の半分以下になりますから決して長期治験ではありません。
(2012年7月27日読売新聞朝刊の広告に載っています)
この期間を過ぎると、マイナス面=デメリットが出始めます。早い人(アレルギー体質)は半年以内で出始める人もいらっしゃいます。
確かに塗布した部位の毛細血管は広がるようです。ところが、塗布していない部位(入り口と出口)は
以前のままですから、血が集まってきても出口が狭いままになっています。
出口で血の渋滞が起こり、古血が溜まるようになってしまうのです。(塗布部分が赤くなるのは、その為)
ですから、血が集まってきて発毛はするのですが、古血が溜まってしまい入れ替わりづらくなってくるので、生えてきてもすぐに抜けてしまうことが多いのです。
そればかりではありません。
元々柔らかい毛細血管を無理やり広げるので、異常な痒みに襲われる人が多いことから、どうも血管を傷つけてしまうようなのです。それと、無理に広げた毛細血管は中々正常に戻らないのです。
毛細血管に正常に血が巡るのは、血管が柔らかくて伸び縮みするからです。
ところが、ミノキシジルを使っていた部位の毛細血管は広がったままのようで、血流が改善し始めると、伸び縮みしないからでしょうか?真っ赤になることが多いのです。
そして、ひどい痒みがぶり返すので、ケア自体が出来なくなります。
そして、塗るタイプのミノキシジルを使っていた部位は、その周囲の付けていない部位の毛が改善してきていても、付けていた部位だけが改善してこないのです。
これが、塗るタイプのミノキシジル系育毛剤のマイナス面=デメリットです。
マイナス面=デメリットは、とても恐ろしいです。
結論から言うと、推測の域を出ませんが、いつ心不全を起こすか分からなくなると言えます。
以下は、ミノキシジルの作用とご相談者の方々の話からの推測です。
付けるタイプのミノキシジル育毛剤でも、頭皮に付けると心臓がバクバクして、怖くなって付けるのを止めた人もいらっしゃいますから、飲む方だと相当ヤバいのじゃないか?と思いますね。
血圧降下剤から転用された薬なので、女性の中には、飲んで寝込んでしまった人もいます。
飲むのですから、全身の血管が拡張されます。当然のことですが、体毛が濃くなることもあります。
全身の血管が拡張されたら拡張された血管に流す血液量が増えるのですから、心臓と造血細胞に負担がかかります。心臓や造血細胞は単体で動いているのではなく、他の臓器と関係を持ちながら動いています。当然のことながら、他の臓器にも影響が及ぶでしょう。
こんなことを1年とか2年の間継続的に行って、心臓や造血細胞・毛細血管はどうなるのでしょう?
こうなってくると、未知の世界ですよね。
毛細血管に正常に血が巡るのは、毛細血管が柔らかくて伸び縮みすることによります。
では、飲むタイプのミノキシジルタブレットを飲むのを止めたら、広がった血管はどうなるのでしょう?増えた血液量はどうなるのでしょうか?
付けるタイプのものだと、付けていた部分だけが中々正常に戻らないのはケアの中で概ね確認しています。
飲むタイプだと全身に及びますから、全身の広がった血管が正常に戻らないのでしょうか?戻らないとすると、全身の血流が悪くなります。全身の血流が悪くなれば体調が悪くなるし、せっかく増えた毛も1年後2年後と段々と無くなっていきます。
例えば、今30歳の人が2年間ミノキシジルタブレットを飲んでいたとします。
その人が35歳の時に心不全で亡くなったとしたら、原因がミノキシジルタブレットにあると認定はされないでしょう。
ここまでがミノキシジルの作用と、ご相談者の方々の話からの推測からデメリットを考えてみました。
現実には、ミノキシジルタブレットを飲んでいたご相談者の方は、以下の副作用を訴えられます。
ミノキシジル製品については、本当に危ない後遺症や副作用があるのに、これらの話が出てこないことに恐怖を覚えます。
今号はちと長くなり過ぎました。頭皮のマッサージと温冷療法については次号に。
191号は平成24年(2012年)7月28日に配信したメールマガジンです。
育毛の効果を考える時、毛がどのようにして増えるようになるのか?を知ることが先決です。毛が増えるのは、毛の生え変わるサイクルに対応します。
決して、バシバシッと生えてきて、ビンビン伸びるわけではないのです。
その毛の生え替わるサイクルとは、189号の最後に書きましたように
これを見るだけでも、間違ってはいけない育毛の効果とは何なのか?予測が付きます。
そうなんですね。
バシバシッと生えてきて、ビンビン伸びる育毛の効果は出ないのです。出ない効果なんですから、求めないで下さい。
どんな効果で増えるのか?を、毛が増える為に必要な条件から考えてみます。
この第一と第二は、普段の食生活とケア法の影響が大きいです。
第一と第二と第三が揃うことで、頭皮と毛根周辺の栄養状態が良くなります。
この第三は、どんなケア法を採るかに影響されます。
新鮮で栄養豊富な血液が十二分に巡りはじめると細胞はどうなるでしょうか?
↓
細胞は若々しくなっていくのです。
そうなんですね。
衰えている細胞や老化した細胞・古い細胞を排せつして、新しい良い細胞に生まれ変わっていくのです。中には、傷ついた細胞を修復する場合もあるでしょう。
頭皮全体が正常になって、毛は発毛するのではなく抜けて成長する毛に生え替わり、抜け毛が減るのではなく成長して抜けるようになるのです。
薄くなる時は、抜けて(抜け毛が増えて)成長しない毛に生え替わって段々と薄くなっていきます。
が、
増える時は、抜けて成長する毛に生え替わって段々と増えるようになっていくのです。
ちゃんと成長して抜けるから、次世代の毛の情報が残るようになり本数が増えるようになるのです。
上記のことから言えることは?
毛は抜け毛の増減に関わらず薄くなったり増えたりします。成長しなくなり薄くなるのですから、発毛のケアは畑違いのケアになります。
そればかしではなく、発毛させるケアは十二分に毛が成長するわけではないので、次世代の毛の情報が無くなる可能性が高まります。
では、どんな効果が出れば毛が増えるのでしょうか?
長年現場で見てきた経験からすると、一つだけ出続ければ毛が増えてくるであろうと、未来を予測できる効果があります。
詳しくは、以下の無料レポートを
毛を無くす発毛と毛が増える発毛
血行を良くする為に、育毛剤で無理やり血管を拡張させる育毛剤があります。
ミノキシジル製剤ですね。
頭皮に付けるものと飲むものがあります。
日本で発売されているのは、頭皮に付けるタイプで大正製薬が発売しているリアップです。医師が運営している美容外科や美容クリニックでは飲むタイプのミノキシジル製剤が処方されるらしいです。
決して血管を拡張させて血流を良くするのが効果的で良いことではありません。血管を拡張させれば良いと考える人が多いですが、それは宣伝広告に侵されている考え方です。
人間の体は、バランスで成り立っています。一つの部分を強制的に変えると、必ず他の部分に負担がかかるようになります。
例えば、もともと血流が弱くて毛を育てる力が弱い人がミノキシジル製剤を飲んで血管を拡張すると、血圧が急激に低下することもあるでしょうし、心臓に負担がかかって何年か経ってから心不全なんてこともありえます。
間違ってはいけない育毛の効果があるのです。
190号は平成24年(2012年)7月14日に配信したメールマガジンです。
弊社にご相談下さる方は、たいていいろんな育毛製品を使い、育毛サロンに通い、美容外科や皮膚科で薬を処方され、個人輸入で薬を手に入れて育毛に失敗しています。
それぞれの育毛製品や育毛サロン・美容外科や皮膚科・医薬品は、効果があるから広告を出して宣伝しています。効果があるのに何故?失敗するのでしょうか?
育毛の効果だけでは薄毛を治すことが出来ないのを知らない、知らされていないからです。
ところが、失敗を繰り返すと人間は考えるので、失敗を避けて成功するようになっていきます。
成功する人の一番のポイントは、ご自身のことを客観的に分かろうとするようになることです。二つ目のポイントは、一般的な常識を疑うようになることです。
客観的にご自分のことを分かるようになる為に、弊社のご相談をお受け下さることをお薦めします。
一般的な常識を疑うには、弊社の無料メールセミナー「育毛に成功する為の基礎講座」か無料メールマガジン「育毛法を探るコツ」、ブログ「育毛の道案内人が綴る薄毛楷書の為に知るべき事実と現実」を読んで下さい。
まずは、どんな人が育毛に成功し、どんな人が育毛に失敗しているのでしょうか?それを知るだけでも役に立つと思います。失敗者の真似をしないで、成功者の真似をすればいいのですから。
電子書籍「成功する育毛と失敗する育毛、ここを間違えなければ髪は増える!」は、Amazonページにてお求め下さい。
世の中、抜け毛を減らして毛の本数を減らしている人が多い。何故、抜け毛が減れば、毛の本数が減るのだろうか?
実際には、抜け毛が減れば都合よく毛が生えきて増えてくると、自己都合で考えているのです。
毛が抜けることと毛が生えることは、表裏一体の関係にあって、「抜けるだけ」とか「生えるだけ」とかは100%ないのです。抜け毛は総本数を維持するだけの本数が必要で、抜け毛が総本数を維持できない本数に減れば毛の量も減ってくるのです。
え?抜け毛が減れば、毛が増えると思っていました?
ところが現実には事実として、抜け毛が急増して薄毛になる場合や薄毛になった人が多いのです。だから、たいていの人は、以下のように考えます。
ところが、これも事実なんですが、薄毛の進行している人ほど、毛の少ない人ほど、抜け毛も少ないか、ほとんど抜け毛がないのです。
なんか禅問答のような話になってしまいましたが、抜け毛に関してちゃんと分かってれば、薄毛になる時に抜け毛が急増する理由も分かりますし、毛が増える為には抜け毛が必要なことも分かります。
このことを詳しく事実に照らし合わせて書いているのが、電子書籍「抜け毛が多くて心配なあなたへ」です。
電子書籍「抜け毛が多くて心配なあなたへ、抜け毛の正体を知れば髪は増える」は、以下のAmazoのサイトからお求め下さい。
薄毛で悩んでいる人のほとんどが、「発毛させたい」「抜け毛を減らしたい」と言う育毛の効果を望みます。特に一番最初に育毛を考え始めると、誰でもが望みそんな育毛法や育毛剤を探します。
でもその効果は、薄毛が治る効果ではなく脱毛症が治る効果なんです。
鏡で薄い部分を見ると、発毛させれば増えるように見え、抜け毛が無くなれば生えてくる毛が残るものだと思ってしまいます。
でも実際は、発毛しているのに薄くなっているし、抜け毛が減っている人ほど進行しているのです。発毛しているのに薄毛だし、抜け毛が減って薄毛なのです。
抜け毛に関しては、電子書籍「抜け毛が多くて心配なあなたへ」をご参照下さい。
求める効果を間違えると、一番最初のスタートラインで「何をどうするか?」「何を目標にしていくのか?」、その為に「何を使って」「どんな育毛方法を採っていくのか?」を間違えます。
最近は、「発毛率○○%」や「抜け毛予防」「抜け毛が減って嬉しい効果」と言うような効果情報が多くなっています。
その為の製品を使っていたり、その為の方法を採っている人も多いかと思います。が、それで本当に増えるのかどうか不安ですし、何を目安・指針にして良い悪いの判断をすればのか分からないかと思います
薄毛なのに脱毛症が治る効果を求めて、その為の育毛方法を採って製品を使っているから上手く行きそうで行かなくなっているのです。「発毛する」と「抜け毛が無くなる」は脱毛症が治る為の効果です。
電子書籍「薄毛と脱毛症は違う、違いが分かれば髪は増える」のお求めは以下からお願いします。
あなたは、一般的に常識と思われている育毛の効果や薄毛や抜け毛のことを信じていらっしゃいますか?育毛相談WEBのカウンセラーである育毛の道案内人の私も、この仕事をやり始めた頃(1996年~1999年頃)には信じていました。
育毛の現場でご相談を受けていますと、実際には抜け毛が減って毛の本数を減らしている人や、発毛させて毛を無くしている人にたくさんお会いします。
たぶん、このことをちゃんと理解することが、育毛に成功する為の基礎的な知識になるはずです。このことを分かっていないと、情報に煽られて自分を見失ってしまいます。
過去多くの薄毛の方のご相談をお受けしてきましたが、ほとんどの人が失敗する原因が、一般的に信じられていたり、常識となっている育毛の効果や方法、他人様が良いと言う方法に取り組むからだったのです。
その常識とは、「抜け毛を減らせば・・・」「発毛すれば・・・」「頭皮を清潔にしないと・・・」等々あります。これらについて、簡単に概略を1日1テーマに絞って配信します。全部で10テーマですので、10日間で講座は終了します。
たいていの人が間違える内容について、概略を解説したく思います。概略ですので、むつかしくはありません。1~2分くらいでさらっと読める内容になります。
このメールセミナーの講座をお受けになると、登録したメールアドレスが無料メールマガジン「育毛法を探る12コツ」にも代理で登録されることをご了解の上で受講して下さい。
無料レポートでは、発毛や抜け毛のこと、成功者と失敗者の違いを詳しく書いていますので、できましたらそちらをご請求して下さい。
女性でも男性でも、薄毛を治そうと思った時に一番最初にしなければならないことは、
この3つは、全て「あなた」のことなんです。が、ご相談者にお話を伺っていると、「あなた」であるご自身がご自身のことを知らない方が本当に多いのです。
そりゃ、効果のある育毛剤や方法で毛を無くすはずです。
まず、ご相談にいらっしゃる方々の頭皮と毛を見ていると、頭皮が老化・衰えていると思われる人が多いです。
これらのことから、頭皮が老化もしくは衰えていると思われるのです。女性の薄毛って、分け目が広がっていますよね。これは以下になっているからです。
だから、分け目が広がるのです。
育毛剤が効かない理由がお分かりになりましたでしょうか?薄毛は、育毛剤の効果の範疇外なのです。女性と男性ではホルモンの違いはありますが良く似たようなものです。
体の内部に問題を抱えている場合には、元来毛を育てる力が弱いのですから、育毛剤の力で何とかしようと無理強いをしてはいけません。
上述の通り、頭皮の老化・衰えの影響が大きいく、育毛剤が効く状態ではないのですから、無理強いすることで毛を無くすことに繋がります。
先日も、女性のご相談でそんな方がいらっしゃいました。体の内部に問題があるのに、皮脂を取って育毛剤で何とかしようとしているのです。
こんなことをしていると、効果に繋がらないだけでなく、生えている毛もダメになっている可能性があるので、続けても止めてもかなり進行する可能性があります。
「ご自身のことを分かって下さい」と常々訴えていますが、なかなか伝わらないのですね。
体内部の問題を改善する為の努力=習慣は続けて下さい。と同時に、体の内部に問題を抱えている方は効果は急に出てくることはないので、時間かけてじっくりと取り組むことが肝要です。
上記に書いていますが、皮脂は「あなた」の体を守る為に分泌されている分泌物です。女性の方で、もし今皮脂の分泌が多いと感じているなら、今行ているケアと過去に行っていたケアに大きな問題があるはずです。
頭皮を危険な目に会わせるようなことをしているか、してきたから皮脂の分泌が増えているのです。
そして、ヘアケア製品を残してはいけません。洗い上がりの良いシャンプーやリンス・トリートメント・コンディショナー等々、毛を綺麗に魅せる為のヘアケア製品は毛と頭皮に残留します。
頭皮に付けないようにして、残さないようにすることです。が、市販品では少々難しいですね。
この4つが絡むので、いきなり毛が芽を出して、バシバシっと生えそろうなんてことはありません。
この期間で絶対に増えるとは言えませんが、このくらいの時間をかけられないなら育毛の成果には中々結びつかないです。
ただし、一つだけ出続ければ毛が増えてくるであろうと、未来を予測できる効果があります。
その効果が、「女性なら4年~5年」「男性で2年~3年」継続して出続ける必要があるのです。
その間に成果に繋がってくる可能性が高まります。反対に出てはいけない効果と求めてはいけない効果もあります。
189号は平成24年(2012)6月16日に配信したメールマガジンです。
186号・187号と女性のことを書いていますが、薄毛の原因は性はあまり関係ないので、男性でもすごく参考になるはずです。
男性と女性とでは、薄くなり方が違います。何故違うのかは推測の域を出ませんが、女性の薄毛はハゲないからでは?と思います。
ホルモン云々のこともありますが、女性の場合は、よっぽどのことが無い限りハゲになることはありません。
かと言って安心しないで下さい。頻繁なカラーを繰り返していると女性もハゲてしまうことがなきにしもあらずです。
宣伝やCM等々で言われる通り、女性の薄毛は以下のようになることがほとんどです。
中には、円形脱毛症やびまん性脱毛症のように毛が無くなることもありますが、例外的なものだと思って下さい。
円形脱毛症にしろびまん性脱毛症にしろ女性の薄毛にしろ、根本的な原因は体にあることが多いです。
と、女性が持っている体の内部の問題を列記してみました。ただ、この中には若年の頃=成長期(小学生・中学生・高校生)の食習慣が影響していることもあります。
そう言った意味で、女性の薄毛を解決法を探るのは、ご自分の健康のことを考慮した習慣を採ってきているか?と振り返ってみると見つけることができます。週刊誌やネット上の情報・宣伝等々でよく言われる「ホルモンバランスを崩している」とか「加齢」に誤魔化されてはいけないのです。
何故「ホルモンバランスを崩したのか?」、何故「今の時代の女性に加齢が影響しているのか?」これを考えると対処法が見えてきます。と言うことは、女性の薄毛は、体の内部的なことを考慮に入れないと駄目ってことです。20才代30才代40才代で、加齢の影響で薄毛!っておかしいです。
体質的に上記のような方は、元来毛を育てる力が弱いのです。元来毛を育てる力が弱い人は、以下に書くヘアケア製品の影響をとても受けやすいのですね。
何故、現代になって20才代30才代40才代で薄毛の女性が増えているのか?冷静になって振り返ってみると分かることが187号書いた内容です。
30年40年前と何が違うのか?
通常女性が好むシャンプー等のヘアケア製品が何なのか?を考えてみて下さい。洗い上がりが良くて、見かけが艶やかになるシャンプー・リンス・トリートメントです。
ここに、追い打ちをかけるように、カラーをする女性が急増したのです。
TVのCMを見れば分かる通り、頭皮の表面までカラー剤の泡が行き渡っていますよね。表皮内や毛穴内部に入っていないように見えますが、そんなことは100%ありません。
表皮よりも固い髪に入り込むか付着するのですから、穴が開いている毛穴や柔らかい皮膚には簡単に入り込むのです。
シャンプーで髪が傷むのでリンス・トリートメントで表面を補修する。カラーで髪が傷むので、トリートメントで毛の表面を補修する。
シャンプーやカラーで頭皮と毛穴内部が痛み、リンス・トリートメントが残留し頭皮と毛穴内部が閉塞し疲れる。
美容院でのカラーやパーマ・トリートメントで薄毛になる確実性が上がるのです。以上のように見てみると、薄毛の女性が増えている理由が分かります。
皮脂を取るシャンプーとカラー・トリートメント・リンスなのです。
女性の薄毛は、分け目がパカっと割れるようになっていることが多いですよね。
この理由=何故パカっと割れているのかが分かれば、女性向けの育毛剤が売れているのに、薄毛の女性が減らずに増える理由が分かり、本当の対処法が分かります。
188号は平成24年(2012年)6月2日に配信したメールマガジンです。
前号は、私が15年近く育毛の現場で仕事をしていて感じる男性型脱毛症発症の仮説でした。
もう一つ追加で感じている仮説があります。
それは、テストステロンが5αリアクターゼ2型の影響によりジヒデロテストステロンに変換されるのは、遺伝子の指示(ONかOFFか)によるのではないか?と言う仮説です。
体の老化度が進行すればするほど、もしくは、男性的で無くなればなくなるほどジヒドロテストステロン(DHT)を作る指示が強力に出るのはないか?と言うこと。
ジヒドロテストステロンの生成は、必然の可能性が高いのでこの仮説は間違っている可能性は高いですが・・・。全く駄目とも言い切れないかと。
前号で書いた仮説にしろ今号の仮説にしろ、どちらにも遺伝子の「ON」と「OFF」が絡んでいるように思えてなりません。
実は、この「ON」か「OFF」のいずれかを選択する環境の中に、女性の薄毛の原因があるのです。
男性の場合は遺伝子の「ON」と「OFF」によりホルモンの影響を受けるのでハゲてしまうが、女性の場合は単に頭皮や心身の問題だけなのでハゲることがないのだと思います。
もし、女性の方で男性型脱毛症だと言われた経験があるなら、全くもって畑違いの診断?助言?だと言えますね。
何せ、女性の頭皮・体には5αリアクターゼ2型が存在していないらしいのですから。
さて、それでは女性の薄毛の原因は何でしょうか?
私が、育毛を仕事して取り組み始めたのは1999年くらいからです。1996年くらいから製品の取扱いをしていました。本腰を入れて取り組み始めたのが1999年くらいからです。そして、現代に至ります。
あくまでもメールでのご相談者に限ります。
2005年の後半からは、無料でご相談を受けることを止めました。が、ヒントを提供するご相談は無料で受けていました。
そのヒントを提供するご相談では、女性のご相談が6割くらいで未成年のご相談が2割で、残りの2割が男性になっていました。
現在は、メールでのご相談パターンは少し変わっています。詳細は以下をご覧下さいませ。
http://www.genki-life.net/kami/sodan/patern/sodan-3000.html
このご相談者の男性と女性の割合をどう見るか?です。ここからは状況証拠による仮説になります。
通常、毛はその時していることで変化が出たりはしません。その時していることは、次に生え変わってくる毛に対して影響します。
ですから、カラーやパーマをしても、美容院でトリートメント等々をしても、その時生えている毛が薄くなったりはしないのです。
女性の毛が全て生え変わるのに、概ね4年~6年と言われています。
1度の生え変わりで薄くなってくる場合もあれば、2度くらい生え変わって薄くなってくる場合もあります。
ですから、今抜け毛が急増して薄くなったのら、過去4年~12年くらいの前からカラーやパーマ・美容院でのトリートメント等を頻繁に始めたのではないかどうか、を振り返ってみて下さい。
私が受けたご相談の男性女性の割合の推移をみて下さい。2001年~2003年を境にして女性の割合が増えています。
この期間から10年前後昔となると何があったのでしょう?
振り返ってみると、1990年頃から育毛サロンのTVや雑誌での広告宣伝が激しくなり、「ハゲたくなければよく洗え!」と思わされて、清潔志向が強くなり毎日洗髪する人が急増した時期です。
そして、それに追い打ちをかけるように、1995年前頃から女子高生が茶髪をするようになり、一気に多くの女性にカラーで毛を染める行為が広がったのです。
相談室にいらっしゃる女性に、カラーやパーマ・美容院でのことを詳しくお聞きしますと、薄毛が気になり始め時がたいていカラーやパーマを始めたのが10年前後以前になっている人がほぼ100%です。
ただ、間違ってはいけないのは、根っこには、普段皮脂を取り過ぎるシャンプーで頭皮を綺麗にし過ぎていると言う現実があることです。
皮脂を取り過ぎて、清潔にし過ぎて、頭皮が弱っているところにカラーやパーマ・美容院でのトリートメントを行うから薄毛になるのです。
だから、女性の薄毛は頭皮を傷めつけていることが根本なので、弱った皮膚が緩み髪の重みで毛穴と毛穴の間が広がり、細い毛しか育たなくなるので分け目がパックリと割れたようになって地肌が見えるのです。
もっと難儀な問題が女性にはあります。それに関しては次号で書きたいと思います。
本日書いたヘアケアの原因を防ぐことはできますが、今現在薄くなっている人や薄くなりかけている人の場合防いでも回復できないと思います。
貴女に必要なケア法を採って、気長に続けて欲しく思います。
防ぐにはどうするか?その製品の目的に沿った使い方をすること(頭皮に付けない)。適度な間隔を空けること。汗をかくこと。
187号は平成24年(2012年)5月19日に配信したメールマガジンです。
今号では、私が長い間育毛の現場で仕事をして感じる仮説について書きたいと思います。それは、男性型薄毛の発症についてとそれを改善する為の仮説です。
ちなみに、私は男性型脱毛症とは言いません。理由は、抜けること=脱毛することが症状ではないからです。成長期が短くなること・細くしか育たなくなること・寿命が短くなることが男性の薄毛の症状だからです。
だから、私は脱毛症と言う表現が大嫌いです。毛が抜ける病気のように感じる言葉だからです。
円形脱毛症やびまん性脱毛症なら毛が抜ける病気なので理解できます。が、普通の薄毛は、男性であっても女性であっても、毛が抜けるから薄くなるのではありません。
ここに育毛を考える時、効果を見ていく時に陥る罠があると思っています。このことについては、またの機会に書きたいと思います。
ただし、今号は一般的に脱毛症と表現されているので、あえて脱毛症という言葉を使っています。
次号では、女性の薄毛の発症について書きますので、女性の方は参考までに読んでみて下さいね。
さて、本題です。
前回まで、薄毛の大きな原因やその原因を受けやすい体質の人について書いてきました。
上記の体質的なこと=遺伝に薄毛の外的な原因が重なれば、男性の場合に男性型の脱毛症になりやすいのでは?と思うのです。
男性の場合には、父親や家系的に薄毛の人が多ければ、薄毛の外的な原因の影響を受けやすい体質が遺伝するのでは?と言い換えることもできます。
『5αリアクターゼ2型の還元作用によりテストステロンがジヒドロテストステロンに変換される』だけでは薄毛にならない。
ここに遺伝子の要素が加味されて初めて薄毛になるらしいのです。(遺伝は体質を受け継ぐことで、遺伝子とはDNAに書かれている情報のこと)
(男性型脱毛症の内容は、板見智著「毛髪科学最前線」を参考にさせて頂きました。)
髭(ひげ)の部分にも5αリアクターゼⅡ型が存在しているが、頭部に比べて薄毛の外的な原因の影響をほとんど受けないので、IGF-1と言う成長因子が産出されて髭(ひげ)が濃くなるでは?
環境による影響が大きいと言われます。(詳しくは、村上和雄著「生命の暗号」をご参照下さい)
標的遺伝子の意味がはっきりと分かりませんが、たぶん、TGF-β1を産出する遺伝子ではないか?と考えています。
「生命の暗号」によると、遺伝子による発現は絶対的なものではなく相対的なもので、環境により変えることが可能だとのこと。
「TGF-β1」か「IGF-1」かは、環境により変化するのでは?
とすれば、TGF-β1と言う角化細胞を抑制する因子ではなく、IGF-1と言う成長因子が産出されるように、環境を変えれば薄毛を治せるのではないか?もしくは、TGF-β1が産出されなければ良いのでは?と考える訳です。
あくまでも、今年で15年前後育毛の現場で仕事をしてきての仮説です。私は研究者でも医学者でもないので、この仮説を証明することはできません。
が、実際に環境を考慮することを習慣付けることで、医薬品以上に改善できているのを見ると、環境・習慣を整えることがとても大事なんだろうと思います。
薄毛を治すなら・脱毛症を治すなら、薄毛にならない・脱毛症にならない環境を習慣付けましょう。
186号は平成24年(2012年)5月5日に配信したメールマガジンです。
人には薄毛になりやすい体質の人がいます。先天的に薄毛になりやすい人は、後天的な原因が重なると薄毛になってしまうのです。
体質的に薄毛になりやすい人がいます。それは、以下のような方々です。
決してハゲ体質ではないので、お間違いのないようにお願いします。
体質には、持って生まれた先天的なものと後天的なものがあり、上記に書いている体質は先天的なものだと思って下さい。
先天的なものは治りませんから、表面化させないことが大事ですね。
例えば、アトピーの症状が出ていればアトピー体質ですが、アトピー体質でも注意すればアトピーは表面化しません。
表面化しなくなったらアトピー体質が治ったのではなく、アトピー体質はアトピー体質なのです。
ただ、ご自分がアトピー体質だと思って、食習慣やヘアケア習慣・育毛のケアを行わないといけない、と言うことです。
アトピー体質なのに、体質を無視するようなケアを行うと毛を無くします。
何らかの原因があって、後天的に上記のような体質になったのなら、そうなった習慣を改めれば改善できると思います。
後天的なものは原因があるので体質とは言いません。(ネット上で言われるハゲ体質は、原因があるので後天的なもの)
上記のような先天的に体質的に薄毛になりやすい人は、前回まで書いてきた薄毛の大きな原因が重なれば重なるほど薄毛になる確率が向上してきます。
一つ・一回加わるだけで薄くなる人もいれば、複数個・複数回加わっても中々薄くならない人もいらっしゃるので、何事も絶対はないのですね。
中でも薄くなるかならないかに一番影響を与える体質は皮脂の分泌です。
『元来』皮脂の分泌が多い人は薄くなりづらく、『元来』皮脂の分泌が少ない人は薄くなりやすいのです。
あくまでも元来=先天的に皮脂の分泌が多いか少ないかです。頭皮がテカっているとかテカっていないとか言う話ではありません。
頭皮がテカっている人は、たいてい後天的に皮脂の分泌が増えています。
後天的なのですから必ず原因があり、皮脂の分泌が増えている原因を排除すれば、毛が増えるようになってくるものなのです。頭皮がテカっている人は、皮脂の分泌を増やしている原因がその人の薄毛の原因の一つであることがほとんどです。
ただし、男性ホルモンは皮脂の分泌を増やしますが、皮脂の分泌が多くてもテカることはありません。
この辺は、情報をたっぷり仕入れて、頭でっかちになっている人には理解できないでしょうね!
現実に毛の量が多くて太い人の9割以上は、元来皮脂の分泌が多いのにテカっていません。
反対に薄くなってきている人で頭皮を綺麗にすること=皮脂を取ることをしてきた人は頭皮がテカっています。頭皮がテカっている人は毛の量の多い人に比べると皮脂の分泌は少ないです。
頭皮のテカりと皮脂の分泌の多い少ないは、ほとんど関係ないのです。
これらは、世間一般的に言われていることと全く違います。もし、あなたが疑問に感じられるなら一度相談室にお越し下さい。
実際に頭皮をお湯だけで洗ってみますので、皮脂の分泌の多い少ないだけでなく、あなたの薄毛の大きな原因も分かることが多いですよ。
http://www.genki-life.net/kami/sodan/patern/saitama.html
これらを日々続けるのが一番です
185号は平成24年(2012年)4月21日に配信したメールマガジンです。
この仕事を始めてから、常に気を付けていることがあります。それは、周りの人たちの表情を観察することです。
自宅のマンションのエレベーターに乗っている時、電車に乗っている時、街中を歩いている時・・・・
歩いている人・立ち止まっている人・揺られている人、それぞれの人たちの表情を見ていると、強張っているような表情の人が多いのです。苦虫を噛んでいるような厳しい表情の人もいらっしゃいます。
笑っていても、無理矢理って感じなのですね。
あなたも表情が硬くなっていませんか?ご自宅に帰ったら、一度鏡を覗いてみて下さい。
表情が柔らかいですか?
自然に笑顔になれますか?
笑顔になろうとすると無理がありませんか?
そうなんですね。
多くの人は、日中は交感神経が緊張しているので筋肉が緊張し、表情が硬くなりやすいのです。
ただ、問題はそれが緩まないこと=副交感神経が優位になりづらくなっていることです。
ご自宅に帰って、「ほ」っとした時に表情が楽に緩むようなら、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行えていると言えます。
これが円形脱毛症やびまん性脱毛症の人だと、鏡を見ると怖い顔をしていて表情を緩めても無理があります。
相談室にもいらっしゃいます。一番最初の表情は目が吊り上っていて怖いこともあります。こんな人は、たいていの場合体が冷えています。
交感神経の緊張が緩まない理由が、薄毛の大きな原因の一つになるのです。
体が冷えるのは血流が悪いこと。→血流が悪くなるのは、交感神経の緊張状態が続いているから。
また、上記とは全くの正反対でストレスで気分が落ち込んでいる場合もあります。極端な症状がうつ病です。
このような場合には、交感神経と副交感神経の切り替えがはっきりせず、どっちつかずの状態になっているのだと思いますね。
活動的にならないと駄目な時に活動的になれない、ゆっくり休まないといけない時にやすめない、こんな状態です。
上記の通り、交感神経の優位が続き、交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいかず、メリハリがつかない状態になると体全体の血の巡りが悪くなるのです。
当然、体が冷えますから毛が育つわけがありません。
時折、上記のような症状で血の巡りが悪くなっているのに、ミノキシジル製剤で血流を良くしようと考える人がいたり、薄毛=プロペシアと思っている人もいたりします。
原因と対処法が全くの畑違いなのですから、悪くすることはあっても良くすることはできません。
こんな状態が続くと、下手をすると命の危険が迫ることもあるのでご自身の状態をちゃんと把握して欲しいですね。
まずは、食事です。中でも、白砂糖を含む甘いものは食べない飲まないを心がけることです。
その次に、心を落ち着かせて・ゆっくり眠れるようになる習慣を普段の生活の中に取り入れることです。
それは、夕食を食べ終わった後に間接照明にして、ゆっくりとお風呂に入ること。
特に、ご入浴は湯船に浸かって、心と体からゆっくりと息を抜くことです。息を抜くことに意識を集中するのを何回か繰り返すこと。
夜寝る2時間前からは、PCを見ないこと。できたら、TVやDVD等も見ない方が良いです。
感じていらっしゃるなら、しばらく続けてみて下さい。普段は、森林浴をできる機会があればお勧めします。別に森に行かなくても良いので、木がたくさん茂っているところでくつろぐ習慣を取り入れて下さい。
当然、これらだけで良いわけではありません。人それぞれ違う生活をし、性格も違いますから他にもあります。それらは、面談して聞いてみないと判断が付かないです。全ての人に共通しているので、まずは上記を実践してみて下さい。
182号は平成24年(2012年)3月10日に配信したメールマガジンです。
今から40年50年くらい前、昭和の中頃で日本が高度経済成長期に入る前の頃です。まだまだ、日本が貧しい時代で、バナナが高級品で台湾バナナばかりだった時代です。
当時の写真を見れば分かりますが、毛の多い人が多いこと多いこと。現代の人と比べれば全く違いますよね。
現代は、どうでしょう。
食べるものが豊富で、好き嫌いが平気で通り、好きなものを好きなだけ食べようと思えば食べることができます。
口当たりの良い脂肪過多の食生活になっている人が多いのです。反対に、必要なものを摂らないで拒食症のような状態になっている人もいらっしゃいます。
これには、メディアの発信する情報が結構影響していると思います。
口当たりの良い・脂肪分の多い食事になると、メタボな体型になるだけでなく、ドロドロ血になりやすくなります。
結果、血流が悪くなりやすいのです。
毛細血管は網駕籠のように毛母細胞を包んでいるのですが、ドロドロ血だとここに新鮮な血液が流れにくくなるのです。
その上、体液が酸化しやすくなるので、分泌される皮脂が過酸化脂質化しやすくなります。
そうなんですね。
頭皮を痛めやすい体質になるのです。
それに、毛を作るにはタンパク質だけでなく、ビタミンやミネラル・ファイトケミカルが必要で、これらが偏らずにバランスよく必要なのですね。
時折、青汁を飲んで薄毛が治った人がいらっしゃるのは、ビタミン・ミネラル・ファイトケミカルをバランスよく摂れるからなのです。
(原料の素性が良い、製法が栄養素を壊さない、が必要)
また、毛細血管はとても細い管です。
赤血球よりも細いですから、血管自体に柔軟性が必要で、かつサラサラ流れるには赤血球にも柔軟性が必要なのです。
糖尿病の人の場合、赤血球に柔軟性がないので毛細血管に血が流れなくなります。
糖尿病の合併症に失明や手足の壊死があるのは、毛細血管に血が巡らなくなるからなのです。糖尿病の人の薄毛を治すのは難しい理由です。
ただし、サプリメントなんかで特定の栄養素を摂り続けていると発ガンの恐れがあるので、注意が必要です。
また、加工食品やサプリのように命のない食べ物は、イオン化されていないので吸収率がとても悪いらしいです。
例えば、ビタミンCのサプリを飲んだら黄色っぽい尿になりませんか?
と言うことは、現在TVCMや雑誌の広告なんかに出てくる便利な食事、美味しそうなスイーツ・ファーストフードにコンビニ食や焼き肉料理・野菜の代わりになると言うサプリ、
こんな食生活を続けていると、いつかはハゲると言うことですね。
できるだけ自分で作ることです。その上で、卵・納豆等の大豆製品・緑黄色野菜・魚介類・海藻類・キムチ・漬物・茸類・自然海塩・玄米等々ですね。
その上で、野菜は不足しやすいので、私のところで扱っている「どこでも野菜」のように原料の育て方が良くて、原料の栄養価を潰さない製法を採っている青汁が良いですね。
182号は平成24年(2012年)3月10日に配信したメールマガジンです。
たいていの人は、夜お風呂の入って洗髪をします。洗髪をする時には、温水で頭皮を洗いますよね。シャンプーで頭皮を洗う時にも温水を使っていますよね。
すると頭皮は以下のようになっているはずです。
皮膚の緊張が緩み、抵抗力が落ち、毛穴が開き、いろんなものを受け入れやすくなっているのです。こんな頭皮や毛穴には、使うヘアケア製品の目的次第で影響度が変わります。
たいていのヘアケア製品の目的は、洗い上がりが良かったり、くし通りが良かったり、髪が艶やかに綺麗になったり、腰が出るようになったりです。
こういった効果を一般の人が求めるのですから、メーカーはそうなるような製品を作るのです。
美容室で行うケアや扱っている製品だって同じです。
市販品と同じ上述のような効果しか出せないならお客様に来店頂けませんから、さらに使用前が使用後になるケアを行います。
ところが、ここに育毛として見た時に大きな落とし穴があります。
毛は死んだ組織の集まりなので、一度痛めた部分はもとには戻りません。腰が出ないのも、中身の薄い毛質であったりするからです。
にも関わらず、市販品や美容室でケアを行うと、見違えるように「使用前が使用後に」変わります。
何故、死んだ組織の集まりが変化するのでしょう?
毛が綺麗になったように見えるように、毛質が良くなったように見えるように、髪の毛の表面に残留するように作られているからです。
当然、洗浄成分である界面活性剤も残留し毛穴内部にも浸透します。
(ここで言う界面活性剤とは脂分を取り作用が強いものを言います)
事実、ご相談者の頭皮を洗っていると怖くなることがあります。
私のところでは、一番最初のご相談時には、温水だけで頭皮を洗うようにしています。温水で洗うことで、客観的にその人の状態を把握することが出来るのです。
当然お湯で洗うのですから、頭皮の緊張が緩み毛穴が開きます。
で、どうなるか?
お湯だけで洗っているだけなのに水槽が泡立つのです。
カラーをしている人だと、お湯が茶色っぽくなることもあります。確かにシリコン入りのヘアケア製品を使っていらっしゃる方の場合には、水槽内の泡立ちがすごく良いです。
シリコンが入っていなければ良いのか?と言うとそうでもなく、シリコンを使っていないヘアケア製品でもお湯が白く濁るのですね。
シリコンが入っていようがいまいが、頭皮や毛穴内部に残留しているだろうと予測が付きます。
当然ですが、皮脂も取れてお湯に浮かびます。
それだけではありません。
頭皮や毛穴内部・毛表面に残留しているヘアケア製品の残留物が取れてしまうと、毛に腰が出て立ち上がりが良くなるのです。
下記のページ下の方に写真を掲載しています。
http://www.genki-life.net/kami/sodan/patern/saitama.html
この写真の方のように温水で洗うだけで見違えるようになる人が、10人中8人か9人いらっします。
残留する為に作られたヘアケア製品が、薄毛の大きな原因の一つになっているのをお分かりになりましたでしょうか?
頭皮や毛穴に残留している残留物を流してあげて、薬漬け状態をリセットしてあげることが効果的なのです。
現在TVCMや雑誌の広告では、市販のシャンプーで頭皮を洗ったり、泡のカラー剤を頭皮に付着させていたり、シャンプーで洗うだけで毛に腰が出るようなものをたくさん見ます。
これらが薄毛の原因になっているのです。
シャンプー剤やコンディショナー・トリートメントを、頭皮や髪に付け置くのも薄毛の原因を作っていると言えます。
くれぐれも、製品はその目的に合わせた使い方をして下さいませ。市販品や美容室でのケアは、あくまでも髪の毛を洗い・髪の毛を綺麗に魅せる為のものなので、頭皮を洗ったり付け置きしたりしたりするものではないのです。
182号は平成24年(2012年)3月10日に配信したメールマガジンです。
ヘアケア製品の目的次第では、それが薄毛の大きな原因になります。温水で頭皮を洗うことが重なると、その原因を促進してしまいます。
通常、一般に販売され使われているヘアケア製品の目的は、髪を綺麗に魅せる為であったりおしゃれにする為だったりします。
これは、髪に残留するからこそできることですよね。
髪は死んだ組織の集まり=塊なので、毛の細胞自体を綺麗に元に戻すことはできません。
痛んだ髪は痛んだままですが、きっちり綺麗に魅せる成分を残留させて、表面をコーティングさせて付着させることで洗い上がりが良くなり、綺麗にまとまり、艶やかに見え、セットしやすくなるのでヘアケア製品は売れるのです。
だから、メーカーは髪の毛がそうなるように作るのです。その為、当然のように頭皮にも残留します。
シリコンが入っていなければ良いようなCM等宣伝が多いですが、残留すればどんなものも良いとは言えません。一番の問題は、シャンプーやヘアケア製品の目的なのです。
綺麗に魅せる為とかおしゃれをする為には、界面活性作用や付着力・コーティング力・浸透力を強く作る必要があります。そうでないと、目的が達せられないから。
これらが、
強ければ強いほど、綺麗におしゃれになりますが
強ければ強いほど、残留しやすく浸透しやすいのです。
ここからが今号の本題に入ります。
お風呂で頭を洗う時、サロンで頭を洗う時、間違いなく温水で髪と頭皮を洗いますよね。
皮膚が緩み、抵抗力が落ち、毛穴が開き、いろんなものを受け入れやすくなるのです。良い物も悪い物も受け入れやすくなるわけです。
頭皮がこんな無抵抗に使い状態の時に、髪に残留して付着するヘアケア製品を使うとどうなるでしょうか?
髪を綺麗におしゃれにする作用が強ければ強いほど、使用前が使用後に見違える効果は高くなると同時に皮膚内や毛穴内部に入り込みやすく残留しやすいのです。
元々使うシャンプーやヘアケア製品の付着力や浸透力が強いところに、相手先である皮膚の抵抗力が落ちて緩み毛穴が開いているのですからいとも簡単に入り込んでしまいます。
その上、界面活性作用の強いもので頭皮を洗うと、保護する為に必要な皮脂を取り除いていしまうので、抵抗するものが100%無くなってしまいます。
界面活性作用の強い界面活性剤は、コーティング力や付着力・浸透力が強い反面、タンパク質変性作用も強くなるので頭皮や毛穴内部に残留し浸透して痛めてしまうのです。
髪の痛んでいる人が多いのも、お使いのシャンプーやリンス・トリートメントの作用によるものです。
TVCMを見て下さい。シャンプーのCMで頭皮に泡を乗せているとか、シャンプーで頭皮を洗っているものが多いですよ。目的の違うシャンプーで、こんなことをしていると皮膚がおかしくなってしまうのです。
例
たいていのシャンプーの目的は、髪を綺麗に魅せたり、洗い上がりをよくしたり、感触を良くしたり、セットしやすくしたりする髪のコンディションイングの為のものです。
カラーや縮毛矯正も同様です。
これらを髪にだけしているなら何ら問題はありませんが、頭皮にすると、全くの目的違いで大きな薄毛の原因になります。
ヘアケア製品の目的が大事な理由です。
今、あなたが使っているヘアケア製品は何の為のものでしょう?その目的に沿った使い方をしていますか?
181号は平成24(2012年)年2月25日に配信したメールマガジンです。
前回は、育毛剤が薄毛の大きな原因の一つだ、と書いたかと思います。
でも、その前に「育毛剤を使ってみるか」とか、「どの育毛剤に効果があるのだろうか」とか考え始めるきっかけがあります。
「あれ、毛に元気がないような気がする」、「なんか、やたらと抜け毛が多いな?」と、感じ始めるようになる原因が本当の薄毛の大きな原因です。
それは何かと言うと、普段行っているヘアケアや美容室(サロン)でのヘアケアの目的が原因になっているのです。
この原因があるのですから、育毛剤に頼る方法では駄目なんだとも言えますね。
育毛剤を使いながら、その大きな原因になっていることを行っているのですから効果に繋がるのにも限界があります。
たいていの人がヘアケア・美容室(サロン)に求めることや、普段の生活で行っていることは以下のようなことだと思います。
ご自宅も美容室(サロン)でのヘアケアも、程度の差こそありますがほとんど変わらないです。
例えば、「あなた」が薄毛で悩んでいない時、ヘアケア製品を選ぶ基準は何だったでしょうか?
例えば、美容室を選ぶ基準は何だったでしょうか?良い美容室とか評判の美容室ってどんな美容室でしょうか?
ほぼ間違いなく「使用前→使用後」に変わるような効果が出る製品であったり、お店ではないでしょうか?
ご自宅で市販品を使うのと美容室で行うのとの違いは何でしょう?
ご自宅で市販品を使うよりも、きっちり効果的に髪を綺麗になったように見せることを行っているのが美容室(サロン)でのヘアケアです。
ところが、「ヘアケアや美容室(サロン)の目的」を理解して選んでいる人はほとんどいらっしゃらないのです。
「○○と言う成分が悪い」と言うような、成分に問題をすり替えてしまうものですから本当のことが分からなくなってしまうのです。
例えば、『シリコンが悪いので、ノンシリコンです表示指定成分が悪いから、表示指定成分無添加です』とか、『石油系の界面活性剤が悪いから、植物性の界面活性剤です』とかです。
ノンシリコンが良いのかと言えば、その製品の目的次第では悪くもなるのです。表示指定成分が無添加だったら良いのかと言えば、配合成分の濃度と質によれば表示指定分でないと品質を保てないこともあります。
もっと問題になるのは、表示指定成分の代わりに何を使っているのかがはっきりしないことです。
植物性の界面活性剤が良いのかと言えば、その製品の目的次第・使い方次第では悪くもなります。
何の為に、何を目的にしているか?これがとても大切で、この目線でいろんな製品やサービスを見ていると「どうもこの広告の表現では、本当のことを言っていないよね」なんてことが分かったりします。
これらをスキンケアに例えれば、『頭皮と髪をクレンジングしてメイクをしましょう』と同じ目的なので、メイクとクレンジングでお肌が痛み衰えるように、髪も痛み・頭皮も痛み衰えるのです。
このように、ヘアケアや美容室(サロン)に求める目的が=習慣的に好んで行っているヘアケアが頭皮を痛めて弱らせてしまうのです。
こうしてある時、「あれ、毛に元気がないような気がする」「なんか、やたらと抜け毛が多いな?」と感じ始めるようになるのですね。
こんな状態で育毛剤を使うと、抜け毛が減って毛も量も減っていくのですね。
と書いても、今一つ理解しがたい人が多いかと思います。
次号の181号で、もう少し詳しく書きたいと思います。
180号は平成24年(2012年)2月11日に配信したメールマガジンです。
日本初の発毛剤として有名なリアップはとても曲者で、使ってきたキャリアが長ければ長いほどその後の経過がとても悪いのです。
と言うのは、あくまでも平均的な話です。
リアップを使う人の体質によれば、1ヶ月や2ヶ月使うだけでもその後経過がとても悪くなります。
ところが、反対に短期間使うだけで、毛が増える効果に繋がる場合があります。それには、いくつか条件があります。その条件に当てはまる人だけに、毛が増える効果が出るのです。
その条件とは以下を言います。
この2つが備わっている場合に、リアップに限らず育毛剤の効果で毛が増えるのです。
よく「薄毛の人は頭皮がテカっているから皮脂の分泌が多い」と言われます。一見、そのように見えますが、頭皮をお湯だけで洗うと、薄毛の人はテカっているのに皮脂はあまり取れないのです。
テカっているのに、ほとんど取れない人もいます。
また、同じ人でも、薄い部分の皮脂はあまり取れず、毛の濃い後頭部等の方がよく取れることもあります。
薄い人の中には、「2」の毛を作る力が強い人もいます。そんな人なら、ほぼ8~9割がたの人が皮脂が多く取れます。
28歳くらいまで毛が太くて硬くて、梳かないとセットできないくらいだった人のことです。男性の場合なら直毛硬毛で、伸ばすとハリネズミのようになる人が良い例ですね。
「1」の元来皮脂の分泌が多い条件が備わっているなら、年齢制限なく毛が太くて硬ければ、元来毛を作る力が強いと言えるでしょう。(テカっているのを皮脂の分泌が多いと言うのではありません)
この2つの条件が備わっている人なら、リアップに限らず育毛剤の効果で毛が増える可能性が高いと言えます。特に、リアップのように作用や刺激が強い育毛剤の場合には、毛が増える確率が高まるだろうと思います。
では、薄毛の人の中に、この2つの条件が備わっている人が多いのか少ないのか?と言うと、すごく少ないと言わざるを得ません。
今号のテーマは「薄毛の大きな原因:育毛剤で失敗する理由」なので、何故育毛剤が原因になってしまうのかを書きます。
今現在薄毛の人で、薄くなってからいろいろ育毛剤を使った人は、とても少ないと思います。
たいていの人は、薄くはないけど「あれ、毛に元気がないような気がする」とか「なんか、やたらと抜け毛が多いな?」とか薄毛が表面化する前に何らかの育毛剤を使うでしょう。
こんな時に私の本を読んで下さいね。
『髪は増える!』
育毛剤を検討する時には、すでに頭皮が弱っているのです。
ーーーー以下からは、私が見た現実と事実からの仮説です。
頭皮が弱っていても、まだ毛を作る力が残っている場合には育毛剤の効果で何らかの効果は出ます。でも、頭皮に残っている力を使い果たすと、出ていた効果が出なくなっていきます。
元来皮脂の分泌の少ない人は、作用や刺激を防ぐ力も弱く生かす力も弱いので、育毛剤を検討する頃には、ほとんど毛を作る力が残っていない場合が多いのです。
元来毛を作る力の強い人なら、その作る力がより多く残っていて、生かす力も強いので、短期間で毛が増える効果に繋がりやすいのです。
ただし、いくら毛を作る力が強いと言っても限界があり、何度も育毛剤の効果で戻ることを繰り返していると、3回目くらいから育毛剤の効果では増えなくなっていきます。
ーーーーここまでが、仮説です。
育毛剤は、育毛剤が効く頭皮で使い、そんな頭皮を維持継続することで生きた使い方ができます。
育毛剤が効く頭皮とは、以下のような頭皮の時です。
薄毛の大きな原因として育毛剤で失敗するのは、育毛剤が効かない頭皮で使うからで、最初の段階でご自身のことを分かっていないからと言えるでしょうね。
育毛剤の効果で毛を増やすなら、弱っている頭皮をもとに戻して、戻った状態を維持しながら育毛剤を効果的に使うことですね。
ちなみに、育毛剤には頭皮を元に戻す作用や効果はないことを覚えておいてください。
179号は平成24年(2012年)1月28日に配信したメールマガジンです。
6回に渡って私の助言の失敗事例を書いてきました。過去ご相談者に助言するのに、いろんな失敗を犯してきたました。助言に失敗してきますが、ほぼ全てがケアを行う人がどういう習慣を採るか?にかかっているのです。
ただし、お断りしておきますが、間違った助言をしてきたのではありません。経験不足・知識不足からくる助言不足による失敗です。
薄毛になるような習慣を改善する為の情報が少なかったのが、大きな問題と言えば問題です。
前号までの女性の失敗事例3つと男性の失敗事例を3つを振り返ってみますと以下の通り。(失敗事例とは、私の力不足による助言不足のことです)
男性と女性とで大きく差がなく、以下の4つに薄毛の原因の多くはあるように思います。
これら4つについては、次回より他の事例を交えて書きたいと思います。
過去の私の助言の失敗事例ではありませんが、間違った情報に惑わされて毛を無くしてしまった事例もあります。実は上記4つ以外に間違った情報・認識で毛を無くされている人が本当に多いのです。
そんな事例で、私が確信を持つきっかけになった忘れられないご相談者がいらっしゃいます。
このご相談者をAさんとします。見た感じでは、Aさんの毛はベッタリと寝ていて
つむじ周辺が地肌が見えて薄かったですね。
Aさん曰く
「今急激に抜けていて、急激に薄くなっている」とのこと。
その前まで(4ヵ月ほど前まで)は、ほとんど抜け毛が無かったとおっしゃるのです。
3年くらい前にカラーを2回程度行ったら、頭皮が荒れて痒くなったのでニゾラールローションを使っていたら、ずっと抜け毛が無かったとも言います。
私の相談室では、最初はできるだけ客観的に状態を確認する為に、温水のみで頭皮を洗うようにしています。
このAさんの頭皮に温水を当てているだけなのに、ポロポロとたくさん毛が抜けるのです。それも、細い毛が半分近くあり、半分近い毛の毛根が真っ白になっています。
シャンプーの残留も激しくて水槽がとても泡立ちます。
このAさんの事例を見ていて確信したことは、「抜け毛を減らせば毛も無くなる」と言う現実です。
Aさんの場合、カラーをした後に頭皮が荒れて、ニゾラールローションを使い始めてから抜け毛がほとんどなかったと言います。それも3年もの間抜け毛が無い状態が続いたのですから、当然3年後のご相談時に生えている毛の中には、いつ抜けてもおかしくない毛=寿命が来て死んでいる毛がたくさん残っていたはずです。
そんな毛が相談室にいらした時には、温水を当てるだけでポロポロと一気に抜けていたのでした。
抜け毛を減らす(減る)と駄目になる毛だけが残り、成長する毛が減り、毛を無くしてしまうのです。
私が得た確信とは「抜け毛を減らせばハゲになる」でした。毛が増えるには、ちゃんとした抜け毛=生え変わりが必要なことも確信しました。
今回は「抜け毛を減らせばハゲになる」を確信した事例ですが、次回以降どこかで以下の2つも事例を交えて書きますね。
178号は平成24年(2012年)1月14日に配信したメールマガジンです。
今号で、男性の失敗事例の中の3例目です。(失敗事例とは、私の力不足による助言の失敗事例のことです)
私はご相談者を募るのに広告を出しことはほとんどありません。
3年ほど前まで、所謂アフィリエイトなるもので告知をしていたことはありますが、その広告を出していた時と出していない時を比べてもご相談にいらっしゃる方々に多い少ないはありません。
私へご相談下さる方々のほとんどが、このメルマガかブログ・育毛相談WEBのホームページを見てご相談にいらっしゃるのです。
その為、PCを使っている方からのご相談が多いので、やはり職業もそれに関する方が多いようです。
その職業とはシステムエンジニアです。
そんな方々の頭皮を見て触っていると分かるのが、この職業に就いていらっしゃる方々の特徴的な頭皮です。
それは以下の2つです。
この2つが併存していることもありますし片方だけの方もいらっしゃいます。たぶん、職業上目や頭に「気」や「血」が上り集まっていて、デカくなっているのだと思います。
その方々の中でも忘れられない方が2名いらっしゃいます。
1人は頭が真っ赤になっていて、頭皮をお湯で洗うと「痛い」とおしゃるのです。本当にさするように洗っているだけなのに「痛い」とおっしゃるので、2回目3回目とお湯を当てるだけにしました。
すると、全体の真っ赤な状態が薄らいできて見えたものがありました。それは、頭頂部に出来物が「ブツブツブツ」と4~5個出来ていて、それを触ると「痛い」とおっしゃるのですね。
最終的には、そのブツブツも消えて真っ赤な状態も改善されましたが、毛の回復には至りませんでした。
この方の場合、システムを管理する業務がとても忙しく、休みの日でも呼び出しがあって、ゆっくり休む暇がなくっていて、完璧に「気」に余裕を無くしている状態だったのです。
ケアの途中で、賞味期限切れ間近のサプリを安くお求め頂いた時は、少し良くなりかけていたので続けて欲しかったのですが、金額が金額なのでお飲み頂けませんでした。
最終的には、本来の癖が出る様になってきたのに、薄さは進行するばかりで毛の量が改善されなかったので途中からいらっしゃらなくなりました。
毛が増える際には、ご本人本来の毛が育つ様になります。癖毛の人は癖が強くなるし、直毛の人は真っ直ぐになります。
良くなる為の前兆が出てきていたので、サプリを中心にケアを組めば良かったのでは?と後悔しています。
もう1人は、頭皮が風船が破裂しそうな張り方をしているのです。固いわけではなく、弾力があるのに張っているのですね。それでいて、頭皮は全体に茶色っぽくなっていました。
ただし、側頭部や後頭部の毛は太くてしっかりしていて、頭皮は青白っぽくなっていたので、本来の頭皮の色は青白いのだと思いますね。
この方もシステムエンジニアで、ほぼ1日PC業務だとおっしゃっていました。
頭に「気」が「血」が集まっている状態が習慣化しているから、頭皮が張っていて茶色っぽくなっているのだろう?と予測して、血が下がりやすくなるようなケアをして頂きました。
ちなみに、この方は最初の方のように、出来物は出来ていませんでした。
今から考えるととても不思議だったのが、血が下がりやすくなるようなケアしても上手くいかないので、ケアのやり方を変えたり、使う製品を替えるだけで、そのたびにボリウムダウンしていったことです。
そして、もっと不思議だったのが、茶色っぽい頭皮は白っぽくなり始めて本数が増えているように見えたのに、細い毛ばかりが増えて全く太くなってこないのですね。
本数が増えているように見えたのは、私の目の錯覚で単に細くなっただけかもしれませんが、つむじ周辺なんかは本当に本数が多いように感じられました。
お風呂の入り方や食習慣等々色々助言しましたが、最後まで風船が破裂するような頭皮の張り方は改善されませんした。ここが改善されませんから、当然のように見た目にも現状維持もできずに上手くいかず進行するばかりでした。
それはPC業務に従事している方は、ひと段落したら必ずPCから離れて体を伸ばして解して欲しいってことです。そして、腹式呼吸をして「気」を整えて欲しいですね。
この時、「ほっ」と出来て血がすーっと下がるように感じて、スッキリと感じられれば上出来です。
集中している時に休憩を取るのは難しいと思いますが、心身と頭皮を解さないと「気」「血」が巡らないです。
お仕事が頭皮の環境に影響を与える場合、毛が増えるようになってくるのは難しいと
感じた事例です。
難しいけど、心身の為にもひと段落したら必ずPCから離れて、体を伸ばして解して欲しいってことです。そして、腹式呼吸をして「気」を整えて欲しいですね。
177号は平成23年(2011)12月24日に配信したメールマガジンです。
今号で、女性の失敗事例の中の3例目です。(失敗事例とは、私の力不足による助言の失敗事例のことです)
さいたま市北区の土呂駅前に相談室を開設した当初、ご相談にいらっしゃった当時27才の女性の話です。
お話しを聞いていると問題と言えることは、以下の2点に絞られました。
この女性は、ヘアケア製品に問題があると思っていたらしく、「洗髪はお湯洗いで、ここ4年くらいカラーはしていない」とおっしゃっていました。
今27歳で、カラーをしていない期間が4年もあれば、毛が元に戻ると思っていらっしゃったのでしょう。ところが、全くそんな気配がなかったので、リアップレディーを使ったらしいです。
半年使ったけど、全く効果がないばかりか、薄毛が進行していくのでご相談にいらっしゃたのでした。
多くの女性はカラーを定期的に行っていると思います。定期的にカラーをおこなっていると、抜け毛が増えることはあるけど薄くなるわけでもないので、少し怖いながらも続けている人が多いと思います。
ところが、カラーに限りませんが、今生えている毛にカラーをしても、今生えている毛が抜けて薄くなることはないのです。
ところが、何年も定期的なカラーを繰り返していると、カラーをすると抜け毛が増えて薄くなっていくことがよくあります。
カラーをしたからと言う理由で薄くなるわけではないけど、定期的にカラーを続けていると、次に生え変わってくる毛が細くしか育たなくなっていくので薄くなっていくのです。
それに、痛みやすい毛にしか生え変わらなくなります。
1回の生え変わりは女性の場合は4年~6年くらいなので、カラーをやり始めた時から平均4年~10年くらい経過後から段々と細い毛しか育たなくなっていきます。
今回の女性の場合も、それにぴったりハマっていました。
それと、もっと問題になったのは、リアップレディーをお使いになっていたことです。いくら女性用の育毛剤であっても、アルコール基材でかつ、刺激が強いミノキシジル製剤なので、作用が強過ぎてかなり頭皮に負担をかけていて、薄い状態をこじらせた状態になっていたようです。
一般的には、薄くなってくると周りに気づかれないように、育毛剤を使って何とかしようとする人が多いです。ところが、多くの女性はカラーをし、皮脂を取り過ぎたり、見せ掛けを良くする為のシャンプーで頭皮を痛めているので、育毛剤の作用と刺激に負けることが多いのです。
その為、抜け毛が減っていて薄毛を治せない人が多いです。
当時は、前回の男性の時と同様に、リアップのマイナス度の強さ加減を十分認識していなかったので助言に甘さがありました。
食生活もしかりで、もっと厳しく助言すべであたっと後悔しています。
案の定、半年程度で「隠せなくなってきた」とつらい表情で訴えられました。1年程度ケアを続けて頂けたので、少しマシになり、表情が少し明るくなったのを覚えています。
その表情を見て「これからかな?」と思っていましたが、1年経過後以降いらっしゃいませんでした。やっとミノキシジルの影響が無くなってきて、これからゆっくりとだけど増えるであろう、と思えただけにとても残念でした。
この女性の毛が増える条件は、以下の2点だったのです。
いずれも徹底できなかったことが心残りです。
他にも女性で2名ほどですが、メールでのご相談でリアップレディーを使っていらっしゃった方がいます。
いずれの女性の方も、今回紹介しました女性と同じような経過を辿ったようで、ケアは半年も続きませんでした。
最近では、ミノキシジルタブレットを飲む女性の方が多くなっているようです。どんなに効果が望めても、ミノキシジルタブレットはいけません。どんな副作用があるのか?後遺症として何が残るのか?後々にどんな影響が出てくるのか?がはっきりしません。
特に若い女性は子供を産む体でもあるので、飲む薬とか皮膚に使うものにはご注意頂きたいものです。
付けるタイプのものでも心臓に負担にかかるらしいのですから、飲むタイプのものだと相当やばいんじゃないの?と思います。
こういった薬を医者が処方するし、有名な発毛サロンでも進められるのですから、その意図が私には信じられません。薬はあくまでも、その時の症状を抑えたりする為のものです。
「あなたの頭皮と体が毛を育てるのだ!」と言う当たり前のことを忘れてはいけません。
176号は平成23年(2011)12月3日に配信したメールマガジンです。
「今まで約5年の間4つの育毛サロンに通って、たくさんお金を使ってきました。」
「やりたいことがたくさんあるのに、このままだったら 僕の人生は髪のことで終わってしまいます。」
「もし、5年間取り組んできたことが全く無駄だったのなら、もう髪にお金と時間をかけたくない。もっと他のことに使いたい。」
「でも、間違ったことをしてきていないのなら、もう少し頑張ってみようと思います。」
「それをはっきりさせて欲しい。教えて欲しい。」
とご相談にいらっしゃった男性の方がいました。年齢は、30才くらいの方だったと思います。
見た目には少し薄いと言えば薄いけど、そんなに薄いとは思えませんでした。
私のところでは、最初は客観的にその人の状態を見る為に、温水のみで頭皮を洗うことにしています。
少し特殊な水を使いますが、温水で洗うことで、髪と頭皮・毛穴内部に残留しているものが取れるのです。
当然、余分に溜まっている皮脂も取れます。(詰まっているのではないのでお間違えのないように)
この方の場合は、ほとんど皮脂が取れませんでしたが、ヘアケア製品の残留がとても激しかったです。
温水での洗髪後ドライヤーで乾かしてみると、今までたくさんお金を使って時間かけてきたケアよりも毛に元気が出てボリウムアップしてしまったのです。
それを見て、頭皮の感じや髪を触った感覚から、ご本人はかなりショックを受けたようでした。
「よく分かりました。」
「この5年間無駄なことにお金と時間をたくさん使ってしまいました。」
「金輪際、髪の毛にはお金をかけたくありません。」
とおっしゃって帰えられました。
この男性の場合、実は頭皮の残留物だけが問題ではないのです。お話しをお聞きすると相当仕事がお忙しいようで、心身に余裕のない状態でもありました。
その為、頭皮を温水で洗っている間、ずっと「スースー」と眠っていました。
この方の場合、頭皮を本来の状態に戻してあげるケアと、心身に余裕を持つ養生法を普段の生活の中にと入れることで、頭皮に新鮮な血液が流れ始めるので毛も育つ様になるのです。
今回紹介したのは、私の失敗ではありませんが、育毛を考える際にとても大切なことを示唆している事例なので紹介させて頂きました。
髪の毛は、ないよりもある方が良いのに決まっています。でも、だからと言って、
人生の全てを髪の毛にかけて満足なのでしょうか?
それで楽しいのでしょうか?
「悩みたくないから」と言う理由で、スキンヘッドにしている方もいらっしゃいます。私も30歳代の頃は、「薄くなったら坊主にでもするか」と思っていました。
坊主頭でも育毛をされる方はいらっしゃいます。こうすると本当にお金がかかりません。(私のことでケアする場合なら3分の1以下くらいで済みます)
男性にはこういった逃げ道もあると言うことを知って欲しいですね。
175号は平成23年(2011)11月19日に配信したメールマガジンです。
前々号は、女性の薄毛でもダイエットに関してで、前号は、男性の薄毛でリアップ使用者に関してでした。
今号は、女性の薄毛で極度の冷え性とびまん性脱毛症についてです。
2005年に埼玉県さいたま市北区土呂町に相談室を開設して、メールではなく直接拝見してをメインにご相談を承り始めました。
すると、聞くと見るとでは大違いのご相談ばかりで、中でも女性の薄毛のご相談者には、大きな勘違いをしている人が多いのを思い知りました。
結論から言うと、ご自身の習慣や体質が問題なのに、ご自身以外のところに対策を望んでいるのですね。
この頃までに、それらを薄々感じながらご相談を受けていたのですが、直接拝見してお話しを聞くようになってからと言うもの、以下の3つを知ることが「薄毛を治す為に必要だ」と明確に分かるようになりました。
男性でも女性でも同じ傾向がありますが、特に女性の場合は、ご自身ではなく外の武器や製品に効果を求めている人がとても多いのです。
そのことが明らかになるように分からせてくれた女性のご相談者が2人いらっしゃいました。
1人は、極度の冷え性で・極度の貧血で・極度の肩こり症した。手足内臓が冷えて、かなり痩せていて、それでいて少し頭皮が脂っぽいのですね。
こんな体質だと、外部からのケアに頼っても毛が育つわけないのに、育毛剤や頭皮を綺麗にするケアをしてきていたのです。そりゃ、毛が増えるわけがありません。
ですから、女性なのに見た目には4年くらい前の温水洋一さんくらいの薄さでした。
私のところでは、イオントリートメント療法と言う治療を行いますが、この方のような場合には、開始早々から体が温かくなるのです。(終わるとすぐに冷えに戻ります)
それだけ血に余裕がない状態なので、食習慣や生活を改めながら定期的にイオントリートメント療法を行う必要があります。
当時は、極度の冷え性体質の方の場合に必要な食習慣を、今一つ分かっていなかったので上手く助言できませんでした。
その為、冷え性体質に効果のある漢方系の健食を飲んで頂きました。が、漢方系のものは高価なので続きませんでした。
少し増え始めていたのですがねぇ・・・・。残念です。
もう1人の方は、極度の心身緊張状態で体の中が冷えていた女性です。この方もイオントリートメント療法を行うと、開始早々から体が温かくなるのです。
この方の場合は、ご自宅に帰るまでは体が温かいままだったようです。
心身が緊張状態で体が冷えている方の特徴は、とても表情がきついのです。女性でも目じりが吊り上っているような感じで、とても怖い表情をされています。
毛の状態は、抜け毛が異常に多く全体的に均一に抜けて全体的に薄い状態でした。所謂びまん性脱毛症だったのだと思います(頭頂部だけは、増毛をして薄いのを隠していました)。
それも、太くて長い毛がたくさん抜けているのです。相談室で洗うだけでも、1回で50本は抜けていたと思います。
ところが、イオントリートメント療法を行って体が温まると、表情が柔らかくなって、上がっている目じりが少し下がるのです。
この女性の場合は、どうしても止められないお仕事があり、それが極度の緊張状態の原因でした。そのことについて助言はしたのですが、ホルモン補充療法をしていることと仕事を止めることができないことでケアを続けることができませんでした。
体が危険信号を発しているのだから(未病の段階)、今仕事を辞めないとこの先寝込んでしまう可能性もあるのですから、仕事と心身のどちらが大事なのか?を考える必要があります。
心身を壊したら、何があってもまったく意味がありません。毛の生育はあなたの健康の度合いを表していると言っても過言ではないのです。
ちなみに、このお二方はいずれも頭皮は少し脂っぽかったです。極度の冷え性や心身が緊張状態だと皮脂の分泌が増えるのです。
以上のお二方の女性のご相談者から分かることは、まず、ご自身の薄毛を知って欲しいこと、次に、ご自身のことを分かることですね。この2つを知ることが、あなたに必要な育毛法を知る第一歩です。
脂っぽくなっている理由が分かれば、対策も見えてくるのです。
174号は平成23年(2011年)11月5日に配信したメールマガジンです。