育毛の効果は抜け毛で判断できない

209号では、「生えてくるのですか?」について書きました。
私がお答えする内容は
【生えてきませんよ。】
【毛のない部位に生えて増えるなんてことはありません。】
【毛の生えていない毛穴から毛が生えることはないです。】
でしたよね。

理由は詳細に209号で書いているので、記述内容を読み返して下さいませ。

育毛剤や情報商材のサイトを見ると

さて、読者の皆さんは薄毛で悩んでいるとか、良い育毛法がないものかどうか探しているでしょうから、いろんな育毛剤や育毛の情報商材を売っているサイトを見ることが多いかと思います。

そんなサイトを見ている時に次の言葉を聞き、図解で解説しているもの見ませんでしょうか?

【毛の生え替わるサイクル】

「毛の生え替わる(変わる)サイクル」とか「毛のサイクル」と言う言葉を目にすることが多いと思います。

毛は以下のようなサイクルを繰り返している
→脱毛期:発毛期→成長期→退行期→休止期↓
←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←

→脱毛期:発毛期→成長期→退行期→休止期↓

と言うものです。色々と言葉の使い方の違いはありますが、毛は常に生え替わりのサイクルを繰り返しているわけです。

要は、抜けては生え替わって、何度も抜けては生えるサイクルを繰り返しているのですね。

「抜ける」「生える」は表と裏

と言うことは、【生える】ことと【抜ける】ことは、常に表の裏の関係になっている言えるのですね。

10本生え替わってくれば、必ず10本抜けると言うことです。10本抜ければ、必ず10本生え替わってくると言うことです。

ここが理解できれば、単に抜け毛が減るだけなんてあり得ませんし、生えるだけでは成り立たないことも分かります。

毎日何本抜けて生えるか?

10本では分かりづらいので、1万本で1日の抜け毛と生える毛を計算してみましょう。

今あなたの頭皮に1万本の毛が生えていて、1本1本の毛の寿命が3年とします。

この1万本を維持する為には、毎日何本の生え替わりが出れば良いのでしょう?
1万本÷3÷365=9.1・・・ですね。

1日9本~10本程度抜けて生え替わっていれば1万本を維持できるのです。

私は実際に数えたことがないので、本当のところは不明ですが、人の頭髪は平均10万本くらい生えていると言われています。多い人で12万本で少ない人で8万本くらいだそうです。

平均的な1日の抜け毛の本数は?

平均的な人の場合を考えてみると、10万本を維持するには毎日90本~100本くらい抜けて生え替わっている必要があるのです。

これは、前頭部・頭頂部・側頭部・後頭部に生えている全ての頭髪を含めています。部分的ではありません。

  • 男性の毛の寿命は2年~3年と言われているので、毎日90本~100本前後くらいの抜け毛はあるのだと言えますね。
  • 女性の毛の寿命は4年~6年くらいと言われているので、毎日40本~60本前後くらいの抜け毛はあるものだと言えます。

抜け毛が少ないと・・・

抜け毛を減らしたい人が多いですが、1日10本しか抜けないと言うことは、1万本しか維持できないので、スカスカと言うよりもほとんど毛の無い状態になってしまうと言うことです。

環境の変化で抜け毛も変わる

人間は、環境の変化に大きく影響されることを考慮に入れる必要があります。

私たちに日本人にとって一番大きな環境の変化は、季節の移り変わりです。

夏のくそ暑い時期から秋口にかけては抜け毛は増え、晩秋から冬の終わりかけて抜け毛は減り、初春から春の終わりにかけて抜け毛は少し増え、初夏には抜け毛は少し落ち着き、と繰り返しているわけです。

抜け毛を効果の判断材料にすると失敗する

ですから抜け毛が減るとか増えるとかは、育毛の効果の判断材料にはならないのです。

抜け毛の増減で育毛の効果の判断材料にしては失敗するのです。

  • 抜け毛が減る晩秋から冬にかけて、抜け毛が減るのは育毛の効果ではありません。
  • 抜け毛の増える夏場から秋口にかけて、抜け毛が増えたところでその育毛が駄目なわけではないのです。

もし抜け毛が問題になることがるなら

抜け毛の増減で一番問題になるのは、抜け毛の増える季節に抜け毛が減っていたり、年がら年中抜け毛が目立たないことです。

そんなことを言っても、現実に抜け毛が極度に増えて薄くなっている人もいます。

抜け毛が極度に増えて薄くなっている現代進行形の人は、抜け毛が極度に増え始める前に、抜け毛の増える季節に抜け毛が減っていたり、年がら年中抜け毛が目立たない時期が続いていたと言えます。

そんな経験をしたことのある人は、抜け毛が急増した時よりも前の10年くらいの時期を思い出してみて下さい。

年がら年中抜け毛が目立たない時期が続いていませんでしたか?

抜け毛に関しては、ちゃんと生え替わるサイクル(周期)を繰り返しているのかどうか?これを判断基準にしないといけません。

「嬉しい抜け毛が減りました」効果は、一つ間違えると毛の量が減っていく効果になっている可能性があるのです。

210号は平成25年(2013年)4月19日に配信したメールマガジンです。


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