262号:毛はあなたそのもの

髪の毛はあなたの体内で作られて、細胞分裂を繰り返して伸びているのだからあなたそのもの。だから、あなたが動かないと髪の毛も育たない。育毛の主人公はあなただけ。

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毛はあなたそのもの:262号

今、あなたの頭皮に生えている毛のうち、1本でいいので切ってみて下さい。1本でいいので折ってみて下さい。
血も出ませんし、痛くもありません。

何故かと言うと、頭皮の表面に出ている毛は過去に毛根で作られて伸びた血の通っていない部分だからです。

血や神経が通っていない死んだ組織の集まりと言えますね。当たり前と言えば当たり前です。

ヒ素や麻薬の成分が残っている

ヒ素を飲んだ時や麻薬を吸った時、毛髪を調べるといつ頃飲んだのか吸ったのか分かります。飲んだり吸ったものは、血中に取り込まれて毛細血管を通じで全細胞に行き渡るからです。

根本から2センチくらいに所に成分が残っていれば、約2か月前に飲んだとか吸ったとかが分かるのです。

これらを見ても分かる通り、接種したものは体内で血中に取り込まれて→毛母細胞から栄養が供給され→酵素の触媒としての作用があって作られるのです。

あなたの細胞そのもの

あなたの体内で作られたあたの細胞そのもであると言えます。まあ、これも当たり前って言えば当たり前の話です。

ところが、世の中の情報や販売されている製品を見渡してみると、さも外部から栄養を供給できるようなことを訴えているものをみません?

毛に腰出すヘアケアって何?

特に、最近は毛に腰のない女性が多くなっているので、外部から毛の内部に浸透させて毛をしっかりさせるように謳っている製品が多くなりました。

あなたの細胞そのものの中に本当にこれらの成分が入り込むかどうかです。

毛の表面を固めて強くなったように魅せるのは十分できると思います。それを毛の中に入れ込むことが出来るのでしょうか?入れ込むことができるなら、頭皮への負担はどうなるのでしょう?

皮膚は毛よりも柔らかい

頭皮の皮膚はどう考えても毛よりも柔らかいです。柔らかい頭皮に毛の中に入れ込む成分が残留したり浸透したりすると、弱っている頭皮には負担以外のなにものでもありません

外部から何とかしようとする

毛はあなたそのものなので、外部から何とかしようする行為は元々弱っている頭皮をさらに弱めることになるのです。

天然成分を使うから大丈夫なんて考えないで下さい。天然成分でもあっても、その成分は異物ですから皮膚は拒否します。拒否することを繰り返していると、硬くなって防ぐようになってしまうのです。

あなたの細胞そのものだから

毛はあなたの細胞そのものですから、あなた本来の毛が作られるようになるには、あなた本来の毛に作られなくなっている原因と問題点を解決することが必要です。

原因と問題点3つ

あなた本来の毛に作られなくなっている原因は以下の3つが考えられます。

  1. 毛細血管が少なくなっている
  2. 毛細血管に血が巡ってきていない
  3. 酵素の働きが落ちている

あなたの生活習慣は?

上記3つの原因を作っているのが普段の生活習慣です。

  • 食事が偏っていたり、食べ過ぎていたり
  • 野菜が少な過ぎたり、サプリで栄養を摂っていたり
  • コンビニ食がメインになっていたり、ファストフードが多かったり
  • 動かない時間が長かったり、PC業務ばかりだったり
  • 体を冷やすファッションや空調の効いた部屋ばかりにいたり
  • 車やバイクを使った移動で、歩く時間が少な過ぎたり
  • 疲れているのに疲れを取る習慣を取り入れてなかったり
  • 皮脂を取るケアで頭皮を痛めていたり
  • 定期的なカラーで頭皮と毛を育てる組織を痛めていたり

と、色々と問題のある生活を続けているから、毛細血管が減り+血が巡らなくなり+酵素の働きが低下して=毛を作る能力が低下してくるのです。

あなたが動くしかない

毛細血管を増やすには、適度なマッサージが必要です。が、間違っても無理やり頭皮を動かしたり頭皮を揉むことだけは止めて下さい。

  1. お風呂上り(湯船に浸かって下さい)で良いので
  2. 肩甲骨から肩・首筋・頭蓋骨周を解してから
  3. 頭皮にタオルを被り、頭皮を手の平でつかみ頭皮全体を動くだけ動かして下さい。
  4. 1分~2分で良いので毎日行うことが必要です。

毛細血管に血を巡らす

毛細血管に血を巡らすには最低でも次の8つが必要です。

  • 牛脂や白砂糖は摂らない
  • 体全体を日々ちゃんと動かす(筋肉を使うこと)
  • 緊張している頭皮を解すケアを行う
  • 痛んでいる頭皮・弱っている頭皮を改善する
  • ファイトケミカルや葉緑素・ポリフェノール・酵素類・食物繊維を含む季節の野菜を毎日どんぶり一杯は摂る
  • 野菜を摂る時の味付けは、自然海塩とオリーブオイルか亜麻仁油・えごま油で
  • 植物性のタンパク質を多めに摂る
  • 皮脂を取るケアを止める

酵素の働きを良くする

酵素の働きを良くするには

  • バランスよくミネラル・ビタミンを摂る
  • 筋肉を使って体を動かして体温を上げる
  • 体を冷やさない、温める
  • ヘアカラーをしない、もしくはカラーの悪影響を無くすケアを取り入れる

これらを生活の中で習慣として取り入れられるようになってくると、ご自分の頭皮・体の力で毛を作り育てられるようになってくるでしょう。ただし、地肌が丸見えになるくらいに透け具合が広がっている場合は、頭皮を元の状態に改善させるケアを行う必要があります。

ケアの主人公はあなた

今生えている毛は過去のものですが、こんな習慣が当たり前になってくれば、将来の毛が育つようになるでしょう。

毛はあなたそのものなので、ケアの主人公はあなた以外にありません。効果があると言われる育毛剤が主人公ではないのです。

主人公であるあなたに本来の毛を育てる力が戻ってくると、補助である育毛剤が効果を発揮するのです。

262号は平成27年(2015年)5月2日に配信したメールマガジンです。

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